
今夏は少しでも節電効果を高める為、エアコンの使用を控えたり、設定温度を高めにするよう呼びかけられています。その為、日差しを遮り、室内の温度を少しでも抑えるのに効果が高いと評判の"緑のカーテン"を設える家庭も増えていると思います。写真のゴーヤなど、その代表格でしょう。ご近所では、戸建てのお宅で朝顔のカーテンも見られ、その青々と繁った葉は、炎天下の一服の清涼剤になっています。
我が家はあいにくマンション住まいで、ベランダでの水の使用や不要となった土の処分方法等、いろいろと制約が多いので、緑のカーテンを試みるには至っていません(もちろん、マンションでも緑のカーテン作りにチャレンジされている方はいらっしゃるようです。意欲と工夫次第なのかもしれません)。
そこで(大きなお世話ながら)気になるのが、夏の間次々と収穫されるであろうゴーヤの行方です。多産なので一夏の収穫量はかなりの数に上ると思います。それなのに…






因みに2位は最近死者も出たユッケ食中毒事件のせいで、子どもたちに細菌を連想させるらしい内臓・レバー、3位は「匂いが薬みたい」と敬遠されたセロリです。以下、「味が嫌い」でウニ、「においがきつい」でパセリ、グリーンピース、シイタケ・キノコ類、ナス、「におい、味、ネバネバ感がきらい」で納豆、「酸っぱくて食べられない」で梅干し等が続きます。意外にもニンジン、ピーマンは圏外でした。
夏のスタミナ食としても知られるゴーヤは、子ども達の間では「どう調理しても苦い

大人の私にはあの苦みが、ゴーヤならではの味で好きなんですけれどね。やっぱり、お子ちゃまの発展途上の味覚では、あの旨味を理解するのは難しいのでしょうか?

通り一遍の味付けでダメなら、例えば、甘口の味噌で味付けしてみてはいかがでしょうか?味噌の甘みで、幾分ゴーヤの苦みが緩和され、食べやすくなると思いますよ。(いつもながら下手くそな写真で、そのおいしさが伝わりづらいかもしれませんが

《味噌味ゴーヤチャンプルー》
【材料】
ゴーヤ2本
木綿豆腐 1丁
ツナ缶 1個
サラダ油 適宜
以下の調味料とツナ缶を缶汁ごと、予め合わせておきます。
分量はお好みで調整して下さい。
味噌 大さじ2~3
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
みりん 大さじ1
【作り方】
①ゴーヤを縦に2つ割りにし、中わたをスプーンですくい取り、
薄切りにする。切ったゴーヤは水でサッと洗い、ザルにあげる。
②木綿豆腐をキッチンペーパーでくるみ、皿にのせて、
電子レンジで2分から2分半加熱し、水切りをする。
ただし、ここで出てきた水分は捨てないで取っておく。
③②の豆腐をそのまま、熱して油を加えたフライパンで焼く。火加減は中火。
両面に焼き色がついたら、フライ返しで心持ち大きめにカットし、皿にあける。
④フライパンを熱して油を加え、そこに①のゴーヤを入れてやや強火で炒める。
しんなりして来たら、③の豆腐を加え、水切り時に出た水分も加え、
合わせ調味料を加え、適宜混ぜ合わせた後、フタをして《弱火で》蒸し焼きにする。
ゴーヤに十分火が通り、豆腐から水分が出てトロッとしてきたら出来上がり。
苦みを取る為に、切ったゴーヤに塩を振って暫く置いた後軽く絞るとか、熱湯で湯がくなどの作業はあえてしません。素材そのままのおいしさを大事にしたいからです。
薄く輪切りにしたゴーヤの天ぷらもおいしいですよ♪興味があれば、お試しあれ♪
前述のアンケートでは、2割の子が「特に好き嫌いはない」とのこと。ウチの息子も好き嫌いが殆どない子だったので、親としては献立選びが楽でした。一般には、成長するにつれて味覚も発達し、さまざまな旨味を理解できるようになるらしいので、できるだけ嫌いなものも食卓に上げて、子ども達にさまざまな味覚を経験させてあげたいですね。