最近、数年前に米国によって潜伏先のパキスタンで暗殺された、テロリストのリーダーの一人ウーサマ・ビン・ラーディンの隠れ家で、英語で書かれた文献が見つかったとの報道があった。彼は英語をある程度理解し、米国の動向を常に注視していたらしい。さらに彼のテロリスト仲間に宛てた通信記録を見ると、執拗に米国への攻撃を訴えていたと言う。
しかし、今のISを中心としたイスラム系テロリストの状況を見ると、米国どころか、全方位を「反イスラム」と敵視し、この地球上に一大イスラム帝国を築こうと、全世界の不満分子を巧みに自らの陣営に取り込んで、着々と世界規模でネットワークを築いているようだ。
イラン・イラク戦争後に使い捨てにされたことへの私怨に固執し続けたビン・ラーディンの考え方は既に時代遅れであり、いつの間にか次世代テロリストは、新たな展開へと歩みを進めていたのだ。
ネットも巧みに利用する新世代テロリスト。しかもISのリーダーは宗教学者のインテリだ。私情を挟まず、常に冷静で、知略に長けているだけに、余計に厄介だ。
中東有数の古代ローマ遺跡パルミラに侵攻したとも伝えられるIS。この貴重な世界遺産を盾に、シリア政府軍の攻撃から逃れようとしているとも言われる。
ここ数日、刻々とパルミラに差し迫る危機が伝えられていたのに、私たちはただ手をこまねいているばかり。遺跡は一度破壊されてしまえば、取り返しがつかない。特に国連が、この危機に関して何ら機能しないことに、失望の念は深まるばかりだ。
対国家、対体制ではなく、対宗教と言うところに、国連と言う組織が一枚岩として対応できない難しさがあるのだろうか?国連自体、設立から70年近くが経ち、WW2戦勝国が牛耳る旧態依然としたままでは、国際情勢の変化に対応できなくなっているのかもしれない。
しかし、今のISを中心としたイスラム系テロリストの状況を見ると、米国どころか、全方位を「反イスラム」と敵視し、この地球上に一大イスラム帝国を築こうと、全世界の不満分子を巧みに自らの陣営に取り込んで、着々と世界規模でネットワークを築いているようだ。
イラン・イラク戦争後に使い捨てにされたことへの私怨に固執し続けたビン・ラーディンの考え方は既に時代遅れであり、いつの間にか次世代テロリストは、新たな展開へと歩みを進めていたのだ。
ネットも巧みに利用する新世代テロリスト。しかもISのリーダーは宗教学者のインテリだ。私情を挟まず、常に冷静で、知略に長けているだけに、余計に厄介だ。
中東有数の古代ローマ遺跡パルミラに侵攻したとも伝えられるIS。この貴重な世界遺産を盾に、シリア政府軍の攻撃から逃れようとしているとも言われる。
ここ数日、刻々とパルミラに差し迫る危機が伝えられていたのに、私たちはただ手をこまねいているばかり。遺跡は一度破壊されてしまえば、取り返しがつかない。特に国連が、この危機に関して何ら機能しないことに、失望の念は深まるばかりだ。
対国家、対体制ではなく、対宗教と言うところに、国連と言う組織が一枚岩として対応できない難しさがあるのだろうか?国連自体、設立から70年近くが経ち、WW2戦勝国が牛耳る旧態依然としたままでは、国際情勢の変化に対応できなくなっているのかもしれない。