Clarissaが母国ブラジルに帰国することが決まり、友人達で送別会を開きました。場所は六本木にあるブラジル料理店TALISMAN。私にとっては初めてのブラジル料理です。
最初にClarissaがオーダーしてくれたパステウ。カラッと揚がった薄い生地の中に、トロ~リ溶けたチーズと刻んだトマトやハムが入った、ピザのような味わい。ブラジルでは街中でよく売られているポピュラーなおやつらしい。他に、チーズの風味が効いた直径3cm大のボール型のブラジル風コロッケもいただきました。
ドリンクもオーダー。せっかくなので、ブラジルのドリンクを。ガラナと言うブラジルではポピュラーな炭酸飲料だそうです。ただし、今回飲んだ缶入りは、Clarissaが本国で飲んでいるメーカーとは異なり、少し風味も違うとのことでした。ブラジル特産の果実を原料としているそうですが、味はまったく初めてと言うより、どこかで味わったことのあるような…でも、思い出せない。
メインディッシュはそれぞれ好きなものを選んでオーダーしました。私はClarissaが好きだと言うアルカトラをオーダー。
日本名は"牛もも肉の玉ねぎ炒め"となっていましたが、見た目はビーフステーキと言ったところ。塩コショウだけのシンプルな味付けで、肉の上に載った炒め玉ねぎと一緒にいただきました。味はいたってフツーのビーフステーキでした。
白い小さな容器にはいった物はヴィナグレッチと呼ばれる、トマトや玉ねぎなどを細かく刻んで酢と塩コショウで和えた、ブラジルではポピュラーなビネガーソースで、これをお肉にかけて食べるとさっぱりとした味わいになるそう。栄養バランスも考えた絶妙なコンビネーションですね。
すべのメインディッシュにグリーンサラダと、写真のフェジョンと呼ばれる豆のスープが付きます。
フェジョンは"砂糖の入っていないぜんざい"と言ったところ。豆そのものの味がします。食物繊維やたんぱく質が豊富な?ヘルシーなスープでしょうか。ここでは、ごはんにかけて食べたりもするようです。
他のメンバーは画面トップの写真で彩り鮮やかな日替わりランチのムケッカと呼ばれるブルジル風白身魚の海鮮シチューやミラネーザと呼ばれるブラジル風ビーフカツレツをオーダー。
ムケッカは見た目、タイ風カレーのようですが、食べた印象も「タイ風カレーっぽい」とのこと。実際、スパイスが効いているようです。ミラネーザは、その名から連想できるように、所謂ミラノ風カツレツだそうです。
ここで日本語を勉強中のイギリス人のNatが反応。「ポイって何?」とすかさず質問です。そこから、なぜか、祭りの縁日で定番の金魚すくいで使われる道具もポイと言う名前だという話にまで脱線(笑)。あっ、でもこれは初耳
シメのデザートは写真左からクラウと呼ばれるブラジル独特のデザートとパッションフルーツ・ムース。クラウはとうもろこしをペーストし、シナモンで風味つけをしたものらしい。ほんのりとした甘みで、優しい味。
最後はみんなで記念撮影。Clarissaとの別れに心寂しくも、和やかな食事会でした。こういう機会でもなければ食べることもなかったであろうブラジル料理。Clarissaとの出会いに感謝です。