

実は今、某所で銅版画技法を学んでいます。昨年、芸大で1日制作体験講座を受講しましたが、今回は週1回2時間半、計8回の、基礎から丁寧に学ぶ銅版画制作講座。殆ど初心者なので、複雑?な工程がなかなか覚えられず、工程をひとつ飛ばす失敗をやらかすなど



無から何かを創り上げる作業は、やっぱり楽しいです。日常の細々とした面倒臭いことを忘れて無心になれる。創作活動は、ストレス解消にはもってこいの方法ですね

上掲の画像は、今日完成した作品第1号です。左が完成品で、エッチングとアクアチントとドライポイントの技法を使っています。右は一番最初の試し刷りで、この段階ではエッチングのみ。そこから、幹と葉のトーンに変化を持たせる為に、葉の部分にアクアチント技法を用い(なにぶん画像は携帯電話のカメラでの撮影の為不鮮明ですが、葉の部分はグレーがかった色みになっています)、幹の木肌模様と輪郭線の線描の違いを出す為に、輪郭線をニードルで彫って(←ドライポイント技法)強調しました。左右を見比べると、やはり完成作品の方が、トーンの違いが際立ち、線にメリハリがついているように見えませんか?




私は子どもの頃から、樹木が大好きでした

そして、作品のモチーフとしては、堂々たる幹の存在感や、意匠的な木肌模様や、個性的な葉の形状が、「線描」が生命線である(と私は思っています)エッチング等の銅版画にうってつけの素材なのではと考えています。まあ、あくまでも私個人の考えですが

