“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

秋は金性の季節、特に呼吸器の病気に気をつけましょう!

2013年10月03日 18時26分34秒 | Weblog
今朝、東横線の中で突然咳き込んで、
慌てて吸入器を口に持っていって抑えている人がいました。
とてもつらそうでした。

実は、この10月は1年のうちでぜんそくの症状が最も悪化する季節だというのを知っていますか?

ぜんそくは朝方に冷え込み、日中気温が上昇するといった温度差が大きい場合、
発作が出やすくなるのだそうで、
とりわけ4月、5月の春よりも10月、11月の秋は、それがより顕著なのだそうです。

また、ぜんそくというと、子供の病気だとばかり思っている人がいるようですが、
最近は、大人の患者が増え、ここ10年で2倍の伸びだとか、
毎年2千人ほどが命を落とすそうで、決して侮れません。

秋はそんなぜんそく発症の季節・・・

この話を聞いて、僕はほう~っと思いました。
なぜならば、秋は陰陽五行でいうところの金性の季節。
金性は五臓でいうところの肺、呼吸器にあたり、
金気の強まる秋は、この呼吸器のバランスが一番くずれやすい季節だとされているからです。

はからずも、東洋医学(漢方)に通ずる陰陽五行は、
古来より、人々の健康の状態の動向を言い当てていたわけです。

では、陰陽五行を使った運命学的にいうと、
どういう人が呼吸器のバランスを壊しやすいのかというと、
自分の生年月日(宿命)を干支(十干・十二支)で表わした時に、
木火土金水、すなわち五行のバランスが悪い人の中で、
金性が多すぎる人、また逆に金性がまったくない人といえます。

例を挙げましょう。

1981年9月29日生まれ 34歳・男性

   庚 丁 辛
寅 戌 酉 酉





この男性の生年月日を構成している干支(十干・十二支)を分解すると、

日干=庚
日支=戌
月干=丁
月支=酉
年干=辛
年支=酉

となり、その数を五行ごとに振り分けていくと、次のようになります。

木 火 土 金 水
0  1  1  4  0

金性が4、すなわちこの男性は金性に大きな偏りがあり、
これが原因で身体のバランスを壊しやすいといえます。

従って、この人は五臓でいう金性の臓器、呼吸器(六腑でいう大腸)に異常が出やすいといえ、
ぜんそくや肺の病気などに注意が必要といえます。

要するに、金性のバランスが悪い人は、健康を考えたらタバコなどは吸わないほうが無難ということになります。

また同時に、この男性は、0である木性の臓器(肝臓)や、
水性の臓器(腎臓・膀胱・子宮など)の病気にも注意が必要といえます。

一方、この他にも病気になりやすい人を発見する方法があります。

同じく生年月日を構成している生年・生月・生日、3つの十二支の組み合わせを見るのです。

3つの十二支の中で、子-未、寅-巳、午-丑、亥-申、卯-辰、戌-酉、
この組み合わせを「害」といい、これは病気につながる組み合わせなのです。

ですから、干支で表わした生年月日の中に上記の組み合わせがある人は、
宿命的に病気にかかりやすい、持病をもちやすい因があるといえるわけです。

たとえば、先程の1981年9月29日生まれの男性の宿命干支のうち、
下の部分の十二支を見て下さい。

この人は、戌-酉の組み合わせを2つも持っています。

戌-酉の組み合わせを、天頂害といい、
この人は虚弱でホルモンバランスを崩しやすいと見ます。

たとえば、このように宿命の干支に「害」を持っている人が、
後天運の大運(十年運)にも「害」の組み合わせが廻り、
さらに、年運にも「害」が回るとなると、病気発症の要因が揃ってしまうことになります。

さらに、最初で説明した宿命の五行のバランスが悪い、年運の天中殺に入った・・・などというと、
これはもう最大限の注意が必要です。

先日、あるご婦人が、「主人は10年前、62歳の時に突然ガンで亡くなりました。
どうして突然亡くなったのか知りたい」と言って訪ねて来ました。

その方のご主人は、62歳からの大運の「害」が2つ回り、その年の年運にも「害」が2つ、
すなわち一気に「害」が4倍になって襲って来たのです。

では、こういう時はどうしたらよいのかというと、
その数年前から仕事のペースを調整し、健康管理に気をつけ、
健康診断も念入りに行うなど、先を読んだ上での準備をすべきだといえます。

畢竟、占いをこういう転ばぬ先の杖として活用してくれるとよいと思います。

なお、「害」は病気ばかりを意味するわけではありませんのでご注意を!

とにかく、「害」とは精神と肉体がアンバランスなことをいい、
そのため気の流れが不調となって病気を発症することがあるのです。

この「害」については、またいずれ機会を改めてお話したいと思います。


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