“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

天中殺中は恋愛をしてはいけないのか?という疑問に答えて

2014年02月04日 03時52分15秒 | Weblog
旧暦では2月4日からが新年のスタートということで、
それにともなって年運の天中殺も辰巳から午未に変わりました。

実は、このところ僕のところに鑑定に来る人のほとんどが、
辰巳天中殺の人であり、午未天中殺の人です。

といっても、僕のところに鑑定に見えるお客様の多くは、
常連さんを含めリピーターの方で、
たまに新規の人が来る程度なので、
リピーターゆえにたいてい自分の天中殺を知っているのです。

だから、この時期、辰巳天中殺が明けた人はどう動いていったらよいのか、
逆に午未天中殺の人はどう対応していけばよいのか確認にくるのです。

そんな中、今日いらした方は、
ネットで僕のところを知ったという初めていらしたお客様でした。

でも、2年前に友達から教えてもらったということで、
ご自分の天中殺を知っていて、
2年前には天中殺の諸注意を受けに、
算命学をやられている占い処で鑑定を受けたということです。

ところが、こんなことをいうんです。
「2年間は恋愛をしないでずっと我慢していました」と。
あれあれ、えらいこっちゃ、
耐えていたんじゃ大変だったでしょうに・・・(笑)

実は、この方、本来ならば、
この天中殺の時期の2年間が一番相手と出会いやすく、
結婚へも進みやすかったのに・・・
ある意味ではその一番よい時期を逃してしまったともいえます。
もちろん、天中殺明けの今年だって、
まだまだチャンスはあるんですけどね・・・

ただし、天中殺中にもかかわらず、
いくら出会いやすかったといっても、
いかにせん天中殺中ですから、
この間の恋愛には困難がつきものだし、
うまくいかず早々に別れてしまうなんてケースも少なくありません。

なぜならば、天中殺は離れたり壊れたりするのは必然だからです。

では、天中殺中には恋愛をしてはいけないのでしょうか?

というと・・・

これは決してノーではありません。

人を好きになるのを止めることはできないし、
無理に止めて悩みが増すよりは自然に任せたほうがいいに決まっています。
つまり、天中殺中に恋愛したってかまわないのです。

ただし、天中殺中の恋愛は、恋愛が曲がってしまうといいます。
本来ならば、好きにならないようなタイプの異性を好きになったり、
自分の好みとは違う異性とつきあうようになってしまったりしやすいのです。
まぁ一種の恋愛の錯覚現象が起きるともいえます。

ゆえに、天中殺期間もつまらないことで別れやすいし、
天中殺が明けると、その呪縛がほどけるかのごとく、
なんでこんな人を好きだったのだろうと後悔することもあるのです。

以前、2010年の3月のことです。
こんな女性が鑑定に見えました。

24歳の女性で、
その前年の9月に知り合い交際が始まった彼から、
突然、1週間前に別れを切り出されたというのです。

二人の生年月日を聞くと、二人とも子丑天中殺でした。

つまり、二人は二人とも天中殺中だった2009年の己丑の年に、
ある趣味のサークルで出会い、一気に恋に落ちたのです。

そして、その年末年始には双方の実家に行き、
結婚をしたい旨の報告をしたそうです。

「それで、双方のご実家の反応はどうでした?」と尋ねたところ、
「正直突然だったのでみんなびっくりして、
すぐには承諾の返事はくれませんでした」とのこと。

そんな年末年始から、2月4日の天中殺明けを経て、
わずか1か月ちょっとでの唐突な別れ話・・・

いったい二人の間に何があったのでしょう?

簡単にいえば、天中殺の中での不自然な出会いから、
天中殺が明け、まず彼のほうが夢から覚めたということです。

もともとその二人は、性格的に相性もイマイチならば、
男女や結婚を決める時に大きな力を持つ“縁”もなく、
本来ならば、出会うことも、つきあうことも、
さらに結婚まで進むこともなかった二人だったのです。

それなのに、天中殺の魔力といいいましょうか、
お互いの眼力を曇らせてしまった、屈折させてしまったのでしょう。

参考までに、
いちおうこの二人のデータをご紹介しておきますね。

女性は24歳で、それまでの男性経験なし。

男性は・・・なんと52歳、バツイチ、
別れた元妻との間に子供ありという32歳離れたカップルでした。

はい、双方の実家が戸惑うのも当然ですよね。

いえ、別にたとえ年齢が40歳離れていたって、
相手がバツイチだって、相性もぴったりで縁もあるならば、
結婚がまとまっても誰もとがめだてすることはないと思います。

でも、このケースは出会いが天中殺だったこともあり、
天中殺という不自然融合が引き起こした悲劇の典型だったといえます。

というわけで、天中殺中の恋愛はしてもかまわないけれど、
慎重に愛を高めていきなさいよというわけです。

決して、すぐに、不用意に深い関係になったり、
勢いで同棲してしまったりということはせず、
時間をかけてじっくり二人の愛を育てていき、
天中殺が明けた後に、相手をもう一度見つめ結論を出すことが必要なのです。

そして、同棲・結婚は必ず天中殺が明けてからにして下さい。

なお、天中殺中のお見合いや婚約、
これも恋愛と同じで原則大丈夫ですが、
天中殺期間中の過ごし方は恋愛と同じです。


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コメント (15)
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