昨日も書きましたが、この「話しかける」って、かなり効きますね。
顔の表情って、見てるようでそんなに見てないような・・・
それよりも、声のトーンでいろんな情報を仕入れている気がします。
いままで、野生のカンが鋭い動物である犬とは、以心伝心、言葉なんか無くても全部伝わるものと思っていました。
イメージは、またマタギと猟犬の関係です。
主人の意図を察して、獲物を効果的に追い込んでいく。
そこに言葉は無い。。。
そもそも、これって信頼関係が出来て、何度も経験を積んだ熟練の者たちのことでした・・・
生まれてまだ1年未満の子犬と、普段家に居ないサラリーマンとの関係では、同じになる訳がない。
まだまだこれからなんですね。。。
そんなんで以心伝心なんて、有り得ないんですよ、実際のところ。
もう少し分かってくれると思ったのですが。。。無理なんですね~
今日も山の中で、あまりに走り回って引っ張るもんだから、わざと転んでみました。
「うわぁー、転んだぁ~」
ゴロン、ゴロン。。。
「うわぁ~」
・・・・。
気にもかけず引っ張るこむぎ・・・
「こら!! こむぎ! わし転がっとんのに知らんぷりかい!!」
と、声を荒げて見せると、やっと止まりました。
以前にホントに転んだときは戻ってきて「大丈夫か?」みたいな顔をして戻ってきてくれたのですが・・・
結局相手の感情や状態は、声で判断しているようです。
転んだように見えていても、緊迫感のない叫びでは伝わらないんですね。。。
その後の急坂で、ズルっと足が滑った(声は上げていない)ときは、立ち止まって振り返ったので、一応気にかけてくれてはいるようです
ともあれ、こちらが何を考え、何を感じているのか、敵意があるのかないのか、怒ってるのか楽しんでるのか、好きなのか嫌がっているのか、全て犬には真摯に話すべきです
意味は分からないかもしれませんが、ちゃんと伝わるはず。
話さないと何も分かりません。
人間も、同じですね・・・