事故の影響でまだ右肩が上がりません。
重いものも持てず、不便な生活を強いられていますが、一番困るのがTシャツを脱ぐとき(これはもうどうしようもない)と、コーヒー豆を焙煎するとき。。。
右手で豆を入れた網を振れないので、仕方がないので左手で振ってみるのですが、どうもうまくいかないし、力も入らない。
右手で補助しているうちに、右手が主になってきて、肩を痛めてしまいます。
このままではマズイ!!
と、いうことで、コーヒー豆を楽に焙煎できる冶具を製作することにしました
もともと思うところがあって構想は持ってたのですが、なかなか行動に起こせず。。。、
バイクも自転車も乗れない、ドラムの練習もできない、薪割りや草刈りも出来ない、この機会にやるしかありません。
いつも網を振りながら、網を常に同じ高さに保持できればなぁ~、と、思っていたのです。
それは、品質を安定させるためというよりは、腕が疲れるのを回避するためですな・・・
イメージとしては、垂直に立てた棒に網を固定して、網をトントン叩くと、取っ手のバネの働きで豆がポンポン踊る、という構想です
板に穴を開け、丸棒を差して立て、網を固定。
ただ網って、豆を100g入れるとけっこう重くて、取っ手の先の方で保持するにはけっこうな力が必要です
しかも、高さは一定ではダメで、熱源の温度や季節によって変えないといけないので、固定しっぱなしでもいけません。
つまり、かなり強い力で固定しながら、自由に動かせるようにしないと。。。
結局、棒に取っ手を固定するやり方にいい案が無かったので、丸棒を立てる案は断念しました
ある程度奥行きのある角棒に穴を開けて差すようにすれば、穴を適当な高さに何個か開ければ、大まかに調整は出来ます。
いや、待てよ。。。板でもいいかな
板なら左右の傾きは固定できるので、前後の傾きだけ固定できれば・・・
ちょっと試してみると。。。
片手で板を垂直に固定し、もう一方の手で網をトントン(以降トントン方式という)は十分可能です。
ただそれよりも、板の上に網の取っ手の根元を載せて、取っ手の先を上下させると、板に乗っている部分を支点にしてシーソーのように網が上下します(以降シーソー方式という)。
トントンするよりも、こちらの方が力が要りますが、振り幅が一定で力強い。
「これでいいか」
高さの調整は、板を階段状に切り欠けば、隣に移動するだけで焙煎途中でも簡単に調節可能です。
・・・とも思ったのですが、あまりにも簡単すぎて面白くないし、網の高さがカチッと定まらない気がして、もう少し手の込んだものにすることにしました
板に穴を開け、そこに取っ手を差し込む。
網を固定する必要が無いので、左手は板を垂直に保持することに専念できます。
ただ注意しなければならないのは、多少網を上向きにしないと豆が中央に集まりません。
地面と水平にして振ると、豆が前の方に寄ってしまうのです。
これを穴の形状で考えてみると、穴の断面は三角形になります。
網が上に跳ね上げられ豆が飛び上がる瞬間、すなわち取っ手を下に下げた時の角度は、いろいろ試した結果、水平に対して14°上向きです
まず水平に穴を開けて、あとはやすりで14°の角度をつけることにしました。
まずはドリルで何個か穴を開け、やすりで整形します。
と、思ったのですが、穴の幅(7mm)とほぼ同じ大きさのドリルだと、ちょっと外しただけで穴が傾いてしまう・・・
もう少し小さい径のドリルを使わないと。。。
ということで、3mmくらいのを使用。
ここから先、やすりで削るのかぁ。。。
その時、ふとテラス造りに使用した角のみドリルのキットの中に、標準装備の小さい角のみがあったのを思い出しました。
「そんな都合よく大きさが合うなんて。。。」
とも思ったのですが、一応確認してみたら、なんと!!
ピッタリの7mmでした!!
デザインと精度がいい加減なので、セッティングに苦労しますが、、、
なんと、こんなにきれいに、楽ちんに出来上がりました!!
(セッティングも含めると、楽だったかどうかは疑問ですが・・・)
こちらはトントン方式用で、これで完成。
上下ひっくり返して、シーソー方式用の穴は別に作ります。
試してみました。
「トントントントン」
なかなか、叩く場所と強さが難しい。。。
網の丁度中央あたりがいいのか。。。
「ウガァー!!」
衝撃の事実が判明!!
豆が前方に寄っていく~
トントン方式も、斜め14度に傾ける必要があったんですね。。。
まぁいい、こちらの穴はシーソー方式にするとして、トントン方式はこれから作ればいいですから。
ただ、、、それよりも・・・
「こ、、、これは・・・」
板に網を取り付けて板を立てた状態で、板を前後に動かすと、これがうまく豆が跳ねてくれるんですねぇ~
いま一つ高さがあいまいになりますが、これは楽ちん、イケます!!(以後前後方式という)
今は穴が水平なので、板を14度傾けた状態。
穴を14度傾ければヨシですね。
となると、こちらの穴はトントン方式と兼用できます
斜め14度で固定しようと思うと、網の位置が高くなるので、穴位置を下げないといけませんが。
なんとか角のみドリルを駆使して完了。。。なかなか斜めの穴は苦労します
じゃじゃーん!!
左側はシーソー方式用。
これから下側を斜め14度に削り、断面を三角形にします(正確には台形)。
右側は斜め14度の穴。これはこのまま使用。
裏側に当て板が出来なかったので、14度の方は裏がバリバリになってしまいました。。。
しかし、でも、使ってみるのが楽しみです~
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