佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



豪雨の警報が出ています。 避難は早めに❗️

丹波市の北西部に位置する神楽〔しぐら〕は、加古川源流の清らかな小川と緑に囲まれた里山です。

地元の住民一般社団法人神楽自治振興会が運営している、お試し滞在古民家「かじかの郷」を視察しました。

古民家を600万円かけ水回りを中心にリフォームし、家主さんから10年間無償で借り、

10年後に返す契約になっているそうです。1ヶ月の賃料は、光熱水費別で35,000円。

このお試し滞在とイベントを通じて、5年間で5家族が神楽地域に移住してきました。

足立理事長は、高齢化率40パーセント、小学校も廃校になったこの地域に移住して下さるのは嬉しい限りだとおっしゃていました。

そして、丹波市の移住者の出町さんが管理運営する衣川會舘へ。 出町さんは、丹波市と関西学院大学が

連携して行っている事業、佐治ハウスに学生時代から通い、大学院卒業後は、丹波市に移住し一級建築士の

仕事をしています。 総務省からテレワーク事業の補助金を受け、コワーキングスペースやイベントスペースを

古民家で運営していますが、あくまでも地域の方々の居場所づくりとおっしゃていました。

また、近所にパン屋さんがないので、パンのマーケットを開いたり、様々な教室を開き、近所の方々が気軽に立ち寄れる場所を提供しています。

その後、春日局が生まれた地、丹波市春日分庁舎で、すまいづくり課前川課長から古民家活用、空き家対策のレクチャーを受けました。

冒頭の太田議長のご挨拶の中で、佐倉市の面積は丹波市の5分の1位なのでコンパクトシティーでいいですねとありました。

目からウロコです。

佐倉市は、広い市域に集落が点在していると考えがちですが、広い丹波市からすれば、コンパクトシティーなのです。

佐倉市の空き家バンクにあたる「住まいるバンク」をスタートするにあたり、重要な三要素を

「すまい」「仕事」「人とのつながり」とすることで、ハード面からもソフト面からも移住を後押しています。

さらには、ワンストップで相談を受けているのが、地域まちおこし協力隊のメンバーで出前相談も受けているので、

それ以前よりも相談件数が3倍から6倍に増え、移住者も倍増しています。

人とのつながりとは、地域自治会町内会の方とのマッチングはじめ、先輩移住者の紹介、移住者が移住者を呼んでくる

仕組みづくりと発展させることです。

官民協働設置している「ふるさと丹波定住促進会議」を充実していく方向性について伺いました。

移住者、視察者があつまる町、丹波市。 見所も沢山あり、これからも移住希望者が続くのではないかと

感じた部分を佐倉市に取り入れたいと思う視察でした。



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先日、友人たちと10年ぶりに佐原を訪ね

舟から、店々を歩きながら町並みをみる事が出来ました。

会派で視察した四国 内子町、先月視察した福島県大内宿の町並み保存もそうですが、行政側にも住民側にも粘り強く取り組む方々の

努力が実っています。

また、空き家をかなり安い家賃で貸し出し空き家の解消をし、店々も生業として成り立つように工夫を凝らし

魅力ある店づくりをしているおかげで、私を含め友人たちのお財布のひもがかなりゆるみ沢山の買い物をしました。

(観光トイレや駐車場の位置も工夫があります)

現在の形になるまでに以下のような経緯がありますが、丁寧に話し合いを重ね、行きつ戻りつ進んだ事を感じます。

1974年 伝統的建造物群保存調査

1988年 竹下登首相ふるさと創生事業で具体的な町並み保存活動のきっかけとなる

1991年 「佐原の町並みを考える会」発足

1993年 「佐原市佐原地区町並み形成基本計画」作成(考える会)

1994年 「佐原市歴史的景観条例」制定

1996年 「佐原市佐原景観形成地区」決定

1996年 「重要伝統的建造物群保存地区」として選定される

2016年 佐原の山車行事を含む「山・鉾・屋台行事」が、「ユネスコ無形文化遺産」に登録される

2016年 佐倉市、成田市、香取市、銚子市を舞台としたストーリー「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」

     が日本遺産に認定される。

佐倉は、歴史、自然、文化のまちと言われる中で、本当の強み、もっと言えば 官民ともに潤う街づくりは何か?

について、6月12日 徳永由美子議員の代表質問に関連して質問する予定です。





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堀田正亮公は1746年延享3年に山形から佐倉に 1 1万石で入封したとき、山形の領地4万石16か村を佐倉藩の飛び地として

幕府から与えられ、山形に佐倉藩の柏倉陣屋がもうけられました。最盛期の陣屋 は、南北百余間、東西六十余間の広さで、

四方 は石垣で囲まれ4 6か村を支配し豊かな実りに恵まれていたとのこと。

明治になり蔵王山麓の9か村が合併して堀田村となったなど、この近くには、蔵王堀田、佐倉宿などの

佐倉藩ゆかりの地名がいまも残っています。

堀田正亮以後幕末まで堀田氏は代々佐倉城主を務め教育に力を入れた堀田のお殿様は、山形柏倉にも成徳書院柏倉分校(北庠)を

つくり藩士の子弟のみならず領民も学ばせたので、斎藤茂吉もそうですが、医師はじめ優秀な人材を多く輩出しています。

佐倉市民としてこの佐倉藩の歴史から学ぶものは多く、柏倉の方々も烈々歓迎して下さった事に感動しました。


国の50年後100年後をつくるのはやはり教育です。


誰もが等しく教育を受ける事が出来るようにこれからも取り組んでいきたいです。

 

道中では、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている福島県大内宿に立ち寄りました。

大内宿は、この大切な村・宿場の景観を未来の子供たちに引き継いで行くために、住民憲章を作り

「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守り景観の保存にと伝統的な屋根葺きの技術習得、継承に全員で取り組んでいます。

年間100万人の観光客はこの街並みと「高遠そば」を目指し集まって来る、その理由が十分理解できます。

保存に対しては、当初反対者も居たそうですから地道な説得が今の姿へと導いたことになります。


本日は、会派代表者会議、議会運営委員会、6月議会へ向けての打ち合わせをしました。



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人口減少により、住み慣れた地の小学校の存続が危ぶまれたことをきっかけに、近所に増加する空き家に子育て世代を

呼び込むことから始まった市民による空き家バンクについて館山市へ視察に伺いました。

そもそも2年前の経営士会全国大会でビジネス・イノベーション・アワード2015に、NPO法人「おせっ会」が受賞したのを

知ったことから今回の視察に繋がっています。

館山市商工会議所青年部の創立50周年に「移住促進」の支援活動を実施し、行政も巻き込んで「NPO法人」を設立し本格的に活動を開始。

7年間で300名近くの移住完了者を迎え定着率も90%を超えているノウハウについて代表理事 八代健正氏から伺いましたところ

移住をしたい人に移住をする前に館山市に住むメリットとデメリットを十分に知って頂いたうえで、移住をするので

定着率が高いとの事。また、市外から移住者を呼び込むこと以上に大切なことは、移住してきた方々に幸せに暮らして頂く事とおしゃっていました。

 

私たち市民だからこそ、できるお手伝いをこれからも続けていくこの取り組みの凄さを沢山教えて頂きました。

館山市在住で親善大使のおさかなクンの絵が描かれたレンタサイクルがあるこの渚の駅内に、移住促進の担当課があります。

お魚はじめ食材にこだわった渚食堂も館山市のウリの一つとなっています。

午後は、君津市の福祉施設「夢の郷」へ。

訪問介護からはじめ、現在はデイサービス、介護タクシー、グループホーム、保育園、子育て支援センター、学童保育他がありますが、

今回は、この老人福祉施設と学校へのお迎え付の学童保育について、天笠理事長から説明を受けました。

施設全体は、実に広々としていますが、家にいる延長上にある温かな雰囲気があります。

子ども達は、デイサービスで使用していない時間帯に学校までお迎えに来てくれ、到着すると、

デイサービスのお年寄りの方々に「ただいま!」と元気よく挨拶。

こういった交流が貴重ですね。

館山市のおせっかいが移住者の幸せを一番に考えているのと同じように、この夢の郷も利用者の幸せを一番に考えているのを感じました。

介護職不足、介護報酬減と課題は尽きない中、急がば回れとばかりに利用者目線にこだわった福祉施設を視察させて頂きました。

関係各所の皆様、大変お世話になりました。



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流山市議会の加藤議員、笠原議員にお世話を頂き、地議連女性局で流山市を視察させて頂きました。

導入費150万、ランニングコスト50万(通信費37台分1300円✖️12ヶ月)で議会改革の一環として

スタートしたICT議決システム、質問席のある議場を視察しました。

ペーパーレスにするための経過段階とのことですが。車いすの議員が起立による賛成が出来ないため、

佐倉市でも検討の必要のあることです。


その後は、人事考課評価の仕組みを5段階評価ではほぼ3となりがちな職員人事評価を6〜7年かけて5段階評価から4段階評価にしたことで

職員のモチベーションが上がった事や

「これをやります部長の仕事!」ページをHPに設けた事、古民家再生など、子育て支援だけがウリではない流山市の「自治体運営から経営へ」

変化させた内容について市長から直接お話を伺いました。

https://www.city.nagareyama.chiba.jp/director/index.html



その後は、開館して9か月の市民体育館へ。

市民体育館=キッコーマンアリーナのネーミングライツは、維持費の1割にあたる100万円/月 ×5年契約を

まんじょうみりんのキッコーマンが権利を得ました。

可動式1000席、2階観覧席1500席あるので、バレー、 バスケットの公式試合のみならず、ボリショイサーカス、

NHKのど自慢大会の予定もあるとか。

キッコーマンアリーナの利用者、市民、行政トリプルWinを目指した施設運営は、東京ドームシティが年間7,000万円で指定管理し、

オープンして9ヶ月の利用者予測26万人を超え、338,308名の利用がありました。

社会資本整備国補助金15億円、市債35億円、市8億円の合計58億で施設整備。

利用料は、運動する人としない人がいることを勘案し、維持費の50パーセントを利用料でカバーできるように1平米1時間3円で条例制定。

災害発生時には、体育館が1万平米あるので、 2平米/一人で計算して 5000人避難可能、となっています。
(外は、1万5千平米)
マシーンが並んだトレーニングルーム、武道場では、柔道、剣道、弓道場も併設、サブアリーナでは卓球や吹き矢が行われていました。

指定管理者ならではの専門性が活かされた運営をしています。

年間7,000万円で直営にして同じ事業運営は出来ない考えます。



最後におおたかの森送迎保育ステーションを視察。

おおたかの森駅改札口から2分の所にある保育園分園と子育て支援センター併設の保育ステーションは

朝、7時から子どもを預かり8時から各保育園へ約100人の子どもを5台のバスに分乗し送り届ける場所です。

この送迎を利用する場合 1回100円。1か月2,000円ですが、週に1度は保育園に直接送り、保育園の先生とコミュニケーションを取る

事が約束事になっています。

利用できるのは、自分で自分の荷物を持って自分で歩くことが出来る1歳半以上の子どもで、

保育園に送り届けていると通勤が間に合わない保護者のみという条件付きですが、

待機児童解消や駅から離れた地域にある保育園への入園が進んだとの事です。


FANCLの工場も見学させて頂きましたが、その道中からは、国内最大級の物流センター建設地を見ることが出来、

誘致に至るまでの地権者への丁寧な説明会についても車内で伺うことが出来ました。


流山市は、建設中のマンションも数々あり10年間は人口が増え続けていくようですが、その先の人口減少をしっかりと見据えて

基本的なものを大きくしないように(職員を増やさない)している事など、市長のお考えが様々な事業に表れていました。

他市の市議との交流で、これから庁舎を建て替える市川市、課題を抱える松戸市の常盤平団地、鴨川市の亀田総合病院の保育施設等々

地元のたけだ県議が市と連携し、古民家再生にあたり道路の交通量やスピードを抑えるためにセンターラインをなくし、

道路の一部を狭くし(上部写真中段右)、すれ違いが出来ないようにしたことなど、新たな知恵を頂きました。

様々な課題を共有することが出来ましたので、今後の議員活動に活かして参ります。



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