

南三陸、女川、石巻へ-
「自然の力は凄い・・でも、人間の力はもっとすごい」
女川のホテルの女将の一言です。
震災後すぐに何百人の避難者を受け入れ、山形のグループ会社から水食料を調達し炊き出し。
しばらくしてホテルの営業を必要に迫られて再開-壮絶な日々を送った女将の一言は
心に響きました。
「一番大変な事は、自衛隊の方々がやってくれたのは、ありがたかった」と、
津波は24mにもおよび、高台にあった病院の2階近くまで、及んだ・・・
3月11日の数日前にも大きな地震があり、津波の警戒をしたけれども来なかった~
これがかえって3月11日の避難をにぶらせてしまったようだ。
がれきと一言では片づけられない、大勢の方々の生活の積み重ねの山・・
処理には100年以上はかかるといわれています。
流された店舗が集まって、学校の校庭で仮店舗営業を始め、流されたさんまの佃煮工場を再建し、
操業開始・・ここに至るまでの経済的にも、精神的にも高いハードルを乗り越えて、今も
歯をくいしばって頑張り続ける地域の仲間を「人間の力はもっとすごい」と
おしゃったのだと思いました。
震災でなくても、かけがえの無い人との永遠の別れをした経験があると思います。
辛い別れをしても、次の日からも生きていかなければならない。
食べていかなければならなかった事を思いだし、
被災地のお店に売っているものを買う(通販でも可能)、乗り物に乗る、宿泊する
小さいことだけれども、続けていけば、女将の言うような人間のすごい力になれると思う。

佐倉市草ぶえの丘で始まったヘリテージローズ国際会議のばらをそえてます。