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杵築市の訪問は2回目。
今回は創業支援とシェアキッチン付古民
家の柳家を視察しました。
説明を受け、その後、シェアキッチン付
古民家柳家を視察。
杵築市は大分県にあり面積は280キロ平
方米、人口は26,274人。
佐倉市と同じく出生数より死亡数が上回
っている自然減、
転入数よりも転出数が上回って
いる社会減の人口構造です。
2023年の市民満足度調査の分析から日常
生活の便利さとまちの賑わいについて施
策を展開する必要があったと伺いまし
た。
そこで住み続けたいと市民に思ってもら
えるにはまちに『魅力』と
『安心』というコンテンツが必要とし、
杵築市の取り組みの一つとして創業支援
で、高齢化と後継者不足対策と若者の
流失に歯止めをかける事を創業支援策に
期待しました。
創業支援のスキームの創業前支援として
開催した創業支援セミナーは今年度28名
が参加、地域おこし協力隊の移住者むけ
として3名を配置。
主な取り組みとして、Growup杵築(杵築
市創業支援ネットワーク)は、創業予定
者が気軽に複数の創業支援団体とワンス
トップで相談できる場を提供中です。
相談できる相手として杵築市商工会、
日本政策金融公庫、地元金融機関、
シェアキッチン柳家の小倉倫子様。
創業支援の補助制度として令和6年度〜
補助金額最大180万円(補助率は補助対象
経費の3分の2)
シェアキッチン柳家さんは、民間施設。
柳家は元々、明治4年(1871年)に創業
し、周辺に立ち並んでいた遊郭のお客さ
んが通う料亭として繁栄した「柳家」
現在の建物は昭和元年に新築し、
それからは食堂として賑わってました。
柳家はちゃんぽんが人気で、足しげく通
う古くからの常連客も多く、令和になり
創業から150年を迎えようとした頃、
小倉倫子さんのご両親が高齢になり後継
者もいないこともあって、建物自体も取
り壊し、その歴史に幕を閉じようとして
いたそうです。そこで、店主夫妻の長女
の小倉倫子さんが、杵築で長年親しまれてきた
味と、角地の建物がなくなることは、まちの印
象や活気を消すことになるかもしれないと思い
シェアキッチン付レンタルスペースとして
生まれ変わり、ご両親様のちゃんぽん屋さんは
月に5日ほどオープン。
現在は40から50ほどの事業者や団体、個人の
方が利用し、月に200パーセント稼働している
とのこと。
朝活や、移動販売などの仕込みをする方のキッ
チン利用が朝7時から始まり、
お昼は高齢者サロン、ランチやカフェの営業、
子ども食堂、夜はバルなど、多い日は1日5回
転することもあるそうです。
大倉さんが大切にしているバランスは
①老舗 ②新規 ③福祉 で
概念にとらわれない民間ならではの自由な発想
で、柳家を“0番目の相談窓口”として活用し、
この柳家経由で25団体(人)が起業していると
伺いました。
大倉さん自身が魅力あふれる方
先日の岐阜市は、レンタルミシン付きシェアオ
フィスでしたが、大きく違うのは行政運営か
民間運営かです。 この翌日は大分県知事が視察にみえるそ
うですから、城下町の町並みだけに頼ら
ず前進し続けている杵築市を勉強させて
頂きました。
お世話になり。ありがとうございまし
た。
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