2011年、市議会議員選挙に初挑戦する時に、「市議会議員が何をしているかさっぱり分からない!」
という声を受けてブログという形で業務報告をさせて頂いています。
今日、お会いしたTさんから「ブログを読んで政治活動がよくわかるよ!」とおっしゃっていただき、
8年間続けてきてよかったなと思っています。
さて、本日は、千葉県中小企業同友会主催、
企業、保護者、学校による三者懇談会「障害者生活困窮者を本当の戦力に!」〜企業、保護者、学校が一体となって障害者に取り組む時〜
に出席しました。
総合パトロール株式会社笹原繁司社長の報告によると人手不足が深刻化しており、募集に500万円かけても年に3人採用できるのが
やっとという現状で、行政からのアプローチで生活保護者の就労に取り組んだ。
病気、怪我から生活保護を受けるようになると、体力がないので週1回の勤務から始めてもらった。
社員定着には理解者、相談相手が絶対的に必要であり、直行直帰の警備の仕事は相談相手を作るのが困難である。
交通費 昼代を先払いすると、 米購入、 電気代支払いなど、仮払いの使い込みを繰り返すという課題も。
生活困窮を言ってねとアプローチするが→言えない=ブライド
時間をかけて生活保護を受ける経緯を聴くと、会社倒産、働き過ぎで体調を壊すなどの理由が分かってきた。
彼らの思いが、叶うなら自立したいと知り、経営者として彼らの可能性は誰でも無限のある事を信じてきた。
協同工芸社 箕輪晃社長は、経営者の責務は納税と雇用にある事を前提に話し、
障害者のインターシップ✖︎2週間×3回を会社として受け入れるうちに社員の気持ちが変わっていくのを目の当たりにしたと話されました。
参加者からは、障害者雇用はどのように始めれば良いのかという質問に対し、
特別支援学校が企業に出向いて、障害者採用するにあたり業務の切り出しを一緒に考えてくれるとのこと。
生活困窮者も「思いが叶うなら自立したい」という思いを笹原繁司社長が知り、誰にでも無限の可能性があると信じて
社員教育をしていると伺いました。
企業、学校、特別支援学校、生活困窮者支援窓口、当事者保護者と様々な立場での意見交換は、今後「障害者生活困窮者を本当の戦力に!」
し、障害者から企業が選ばれる時代に入ったことを痛感したセミナーでした。
お世話になりました。
福祉・医療分野については、きめ細やかに市町村と県と連携を深めることを目指します。
会派のぞみでは、身体に障害がある小学生から中学生,
そして高等生の総計169名が在籍し、佐倉市内からも通学している千葉市内の桜ヶ丘特別支援学校の視察をしたことがあります。
訪問学級や、通学区域内の小中学校に在籍する、肢体不自由の障害を持つ児童生徒を支援する通級指導教室もあり、
また、高校卒業後も3年間にわたりフォローアップ(就労についても)して下さっています。
たんの吸引や流動食の注入などの医療的ケアを看護師5名と認定を受けた先生が担当して行っていますが、
寄宿舎もあるので、169名の児童生徒に対し、非常勤を含めると200名の教職員がケアする現場では、
難しい課題をコツコツと解決しながら進め、高校卒業後の進路は大学や就職、福祉施設など様々です。
保護者が孤立して子どもの進路に悩まないように配慮するのも一苦労のようです。
市川大野特別支援高等学園は、
知的障害のある生徒が通う高等部単独の特別支援学校で職業に関する専門学科(4学科9コース)を置き、 1学年定員96名の生徒が、
本物の「もの作り」本物の「サービス」を追求し本物の「働く力」を身に付け,生徒全員の企業への就労を目指しています。
市川大野特別支援高等学校は、千葉全県が学区のため房総方面からの生徒も在学し、佐倉市からも19名が自力で、
お弁当持参で通学しています。
デザイン縫製、染色、機織り、陶芸、園芸、農業、製本印刷業、ビルメンテナンス、小型電気機器分解分別、製パンなどを
専門的に学び、授業の開始には出勤簿に見立てた出席簿に押印し、先手の挨拶に努めるがモットー。
生産品は、作品でなく製品。少しでも欠陥があれば製品にしない。
学んでいる生徒たちは、生き生きとはつらつとしているのも指導の先生方、後方支援するPTAの皆様のお力ですね。
就業までのステップも先生が職場まで付き添うデュアル方式と、生徒一人で実習するインターンときめ細かく指導しています。
ビルメンテナンス3級他資格取得や、仕事のオリンピックで優秀な成績を修めています。
学校説明会ほか学校の様子を知る機会がありますので、進学希望の中学生は在学の中学担任の先生にご相談いただき、
採用希望の企業さんは学校に相談するのも一つの方法です。