住民から寄せられたご意見から防災体制と青色回転灯パトロールについて6月定例会で議員として
初めて一般質問をいたしました。
大震災で浮き彫りになったのは、行政の力量が住民の命を左右する一つの大きな要素であるという事です。
私自身、地震発災時、市役所6階で会議中でした。ニュージーランドでの地震の記憶が新しく、
『自助』まずは自分の命は自分で守り一瞬を生き抜くために壁際に寄り、揺れが収まった後に、
階段で避難をいたしました。庁舎外には、すでに避難した市民・職員が集まっており、
「建物から離れて!」の誘導のもと、出来るだけ建物から離れました。地震はいつどこで起こるか
わからない中、発災時にその場に居合わせた者同士が助け合う「共助」が必要不可欠です。
共に助け合う共助とは、昔ながらの向こう三軒両隣で助け合うことですが、核家族化、
共働き、少子高齢化などを背景に、この共助が難しくなっているのが現状です。
絆が深いとされている旧村地域においても、超高齢化が進み、お年寄りの独居や
引きこもりの問題も出てきています。また、今回の震災から、自助、共助に向けた
地域の自主防災組織の重要性が明らかになり、自主防災組織の組織率を高め、
既存組織に対するフォローをし、災害時における防災力アップにつなげて頂きたいと思います。
◎ユーカリが丘上座地域ではかなりの自治会ですでに発足している自主防災組織ですが、
開発中の西ユーカリが丘が隣接し、これから自治会、自主防災組織を立ちあげる状況を踏まえて質問し、
市長自らも佐倉市全域で自主防災組織の設立を推進していくと答弁がありました。
◎青色回転灯パトロールについては、警察の赤色灯パトロール-赤鬼、自主防犯団体の
青色回転灯パトロール-青鬼の両輪でパトロールし、犯罪抑止の相乗効果を上げていましょう!と、
協力して活動している中、市として現在の 青色回転灯パトロールを継続してという要望をしました。
自主防犯団体の9割が青色回転灯パトロールの継続を望むアンケート結果が出ているので、市としても
検討していきたいと答弁がありました。
⇒市川市では
青色防犯パトロールに使用する青色回転灯の貸与と警察および運輸支局への申請手続きについて
助言・サポートしています。
⇒近隣自治体
夢まるふぁんどや日本財団から青色防犯パトロールかーの寄贈をうけパトロール実施
◎ 震災時の学校の対応については、西志津小で震度5強で保護者引き渡しにする基準の
お知らせが出たのを踏まえ、近隣の小中PTAから、少なくとも小中共通もしくは志津地区
だけでも共通の統一基準が欲しいと要望した事に対して、地域の特性を踏まえて危機管理
マニュアルの改訂をしていくと教育長から答弁がありました。
防災井戸(320万円/1基)が避難所39か所すべてに設置完了し(防災井戸現在19か所+H23年度末
までに7か所増設-志津中、井野小含む)、学校耐震化が終了するのは平成27年。
現在94基の防災無線を市内全域で聞こえるようにするためには、あと86基順次設置していく。
この震災を踏まえて、前倒しの設置をこれからも要望し、すすめていきます。