昨日は終日6月議会の準備調査。夜は都内へ。乃木坂スクールゆきさんの公開講座に滑り込みセーフで出席。
森田洋之先生の「病院がなくなっても幸せに暮らせる夕張の謎」を受講。
財政破綻した高齢化率日本一47パーセントの夕張市、医師は去り、専門医療はおろか、
CTもMRIも市内ゼロ。そして7年。
死亡率低下、癌・心臓病・肺炎の死亡率低下。しかも医療費も安くなった。
夕張は医療崩壊ののち、お金をかけずに健康になった。それはなぜ。
病院がなくなっても幸せに暮らせるまちに必要なものは?
1.生活を支える医療
2.住民意識の変化
3.きずな貯金-地域活動は大人の部活、地域の人間関係は金銭に替えることは出来ない-プライスレス
超高齢化にむけて、1の生活を支える医療ばかりに目が行きがちですが、病床数と医療費は相関関係にある事も頭に入れておかなければ
なりません。たとえば、病床数2400の高知県の年間医療費は19万円/一人 病床数1800の神奈川県の年間医療費は8万円/一人。
年間医療費と健康寿命は相関関係にありません。
実は2と3こそ重要であることを細かく数値化、グラフ化しているのでよくわかります。
医療崩壊したら、高齢者が元気になったという、今後の日本の道しるべになる内容で
まさに夕張モデルから日本モデルへです 。
死因で増加したのは、老衰。天命を受け入れる意識、人生最終章の医療に対する意識が変わったということです。
人生最終章の医療を考えることは、医療費削減が目的ではありませんが、最後まで自分らしく生きることが結果として医療費削減につながるのですから
この部分を引き続き取り組んでいきます。
森田洋之doctor@夕張→鹿児島から:「医療崩壊のすすめ」
5月に行われましたTEDxKagoshima のYouTubeがアップされています。
一橋大学経済学部でマクロ経済学を学んだのち、医師になり、夕張市立診療所の所長をなさっていました。
森田先生ならではのグラフも駆使したプレゼンですので、この機会にぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=lL8aJE9Xp3Y
明日のにわのわ(千葉ゆかりの作家によるクラフトフェア佐倉城址公園・新町)HP http://niwanowa.info/
に向けての準備がすすみ、
おもてなしラボでは「伝統工芸を繋ぐものたち展」が開催されています。
駐車場はありませんので電車かバス&徒歩でいらしてください。