
佐倉市議会11月定例会最終日、順天堂大学誘致要請の意見書をさくら会で提出し、
賛成多数(賛成22/議員28)で議決されました。
生産年齢人口、交流人口、定住人口の増加施策として、少子高齢化への対応と高等教育環境の整備、
次世代に良質な資産の一つを引き継ぎ、まちの活性化と品格ある佐倉市に期するため、一歩前進です!
大学誘致に関する意見書
第4次佐倉市総合計画の主要課題として、人口減少、少子高齢化への対応が挙げられているところであります。
平成32年には、本市の生産年齢人口は現在よりも約1万6千人減少し、9万8千人程度となると推計し、扶助費の
増大や市の活力そのものを減退させる要因となることから、この10年間に現在の人口及び生産年齢人口を減少
させない施策を進めていく必要性があります。
このような状況下、生産年齢人口、交流人口、定住人口の増加施策として、大学を誘致し、産官学の連携による、
教育機能の促進と地域社会の高等教育機会の確保により、教育環境の整備をはかり、大学との連携による知見
の共有、市民の生涯学習による地域活動の活性化、社会資本としての活用が考えられるところであります。
本市と連携協定を結んだ学校法人順天堂は、江戸時代後期、佐藤泰然が近代医学の場を佐倉に設けた事に始まり
『日新の医学、佐倉の林中より生ず』と今に語り継がれ、育まれた好学進取の精神は今日佐倉市の教育における
指針の一つとなっているところであります。幸いにして、佐倉ゆかりの大学は順天堂大学、女子美術大学、津田塾大学、
青山学院大学があり連携協定をはじめ今後の展開も期待するところであります。
このような、佐倉市の強みを生かした大学誘致は佐倉市の発展はもとより、次世代に良質な資産の一つを引き継ぐことに
繋がり、また大学誘致による生きた佐倉学をとおして、郷土佐倉に誇りを持ち、永年にわたって培われてきた伝統を継承し、
新たな文化を創造するとともに、豊かな生き方のできる人材を育てる事が出来るものと考えます。
よって、佐倉市の人口減少と少子高齢化への対応と高等教育環境の整備、経済振興の活性化と品格ある佐倉市に
期するため、佐倉市として最善を尽くして順天堂大学を佐倉市に誘致して下さるよう要請するものであります。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年12月17日
佐倉市議会
佐倉市長
学校法人順天堂と佐倉市は連携協働に関する協定締結を本年10月に結びました。
http://www.juntendo.ac.jp/ac/whatsnew/news044.html
その上で、今回の大学誘致の要請が議決され今後の展開を多いに期待したいと思います。
住民、行政、学校法人の相互連携により、進捗するようにしたいですね。