例年、お正月は自宅でお客様をお迎えし
ていますが、今日はお招き頂いたので思
い切って外出しました。
人手の多いところは避けて、のんびりお
散歩。
山縣有朋がひと目で気に入って東京の屋
敷にしたことで知られているこの庭園は
実に手入れが行き届いているので精々と
しています。結婚式場としても人気が高
いということは、若い世代も我々と
同じ感性なのかなぁって嬉しくなりま
す。
山縣有朋については椿山荘HPより転載
山縣有朋(1838年~1922年)
山口県、萩出身。
山縣有朋は、伊藤博文と共に明治政府の最高指導者となり、内務卿・枢密院議長・総理大臣等を歴任した軍人・政治家です。
山縣は日本軍閥の祖と言われ、また政治家としても手腕を発揮したが、それ以上に極めて文化人でもありました。和歌を嗜み、ことに庭のことを好んで、作庭については一家言を有していたようです。 今日にも残る山縣の名園には、京都の無隣庵、小田原の古稀庵、そして東京目白のホテル椿山荘東京があり、この三園をあわせて山縣三名園とよばれています。山縣は明治天皇をはじめとする当時の政財界の重鎮を招き、椿山荘で国政を動かす重要な会議を開いていたようです。
後の研究によると、山縣の庭園は、出身である萩の地形を再現したもので、ふるさとに思いを馳せたのではないかといわれています。実際に萩の阿武川分流地点には、「萩の風景が山縣の原風景である」と刻まれた石碑があります。阿武川上流から日本海を望む景色にホテル椿山荘東京の庭園から早稲田を望む風景を重ねて見るのも一興ではないでしょうか。