こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

梅雨の青梅

2020年06月14日 03時01分33秒 | つぶやき
断続的に降る雨。
かなり強くなったりやんでみたり、
梅雨の意地悪さといったら。
タイミングを図って、
青梅の収穫を強行した。
娘が彼氏のために
梅酒を作ると言い出した。
それも今日相手の家に出向いてというから、
「天気がようなってから」
なんて悠長なことを言ってはいられない。
時折思い出したかのようにポツリの雨に
打たれながらの作業となった。
3メートルばかりに死だった烏煙の木は、
今年も鈴なりの実をつけている。
梅酒なら少々青い方ががいい。
上の枝へ手を伸ばすと、
葉っぱの水滴が顔に落ちる。
上向き状態もきつかったが、
ざるに山盛りの収穫である。
娘よ、うまく漬けてくれよと、
念じながら袋に詰めてやった。
まだ結婚につながらないが、
毎週食事作りに通っている。
幸せな時期だろう。

私も同じ体験をしている。
10年勤めたレストランを辞し、
次に駅ビルの喫茶店に映ったが、
アマ劇団の方も
自分のやり方を求めて
新しいグループを旗揚げ。
集まったメンバーは若者が中心。
その中に高校生の女の子がいた。
高校演劇部でバリバリやっていたという。
全国大会へ部を引っ張っていった経歴の持ち主だった。
真面目な情熱で頑張ってくれた。
T・ウィリアムズ、木下順二の戯曲をともに取り組んだ。
その彼女に3年後、逆プロポーズされた。
とんとん拍子にはいかなかったものの、
彼女は私の人生唯一のパートナーとなってくれたのだ。
生真面目に演劇も仕事も取り組んでいたのが
功を奏したらしい。
その彼女が弁当を作ってくれた。
内緒の話、料理は上手ではなかったが、
恋心の隠し味はそれを補って余りあった。

展示用に作成中の
「ふるさと川柳」の一部の写真もアップ。

コメント
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