こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

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2022年01月28日 11時53分36秒 | 日記
腕が痛くて眠れない。
昼間アトリエをミニ改造したせいだ。
終わった後、
紙芝居をやってみた。
お客さんはいないが、
まだまだいけそうな欲を覚える出来だった。

眠れないのに布団の中はもったいないと、
深夜の台所に。
ホットケーキを作ることにした。
強力粉を使い、風味はごま油。
8枚焼き上げたが、
途中つまみ食いでムシャムシャ。
プリン用に作り老いたカラメルシロップをかけ、
バターをのせてみた。
甘味は少しおさえたふんわり仕立て、
残りは冷凍保存である。

ホットケーキを口にしながら、
なぜか母を想いだした。
「腹減ったら食えや」
おやつ代わりに母が作ってくれたのは、
流し焼き。
小麦粉を水に溶き砂糖を加えたものを、
サッと焼いたものだったが、
何枚も頬張ったものだ。実にうまかった。

何年か前の公募で賞を頂いたエッセーに、
「わたしのふるさとはお母ちゃんだった」
なんて、
今思えばなんともむず痒いことを書いたっけ。
しかし、
わが家の親と子の関係性をみると、
その通りと納得してしまう。
巣立った娘や息子の里帰りは、
母親いてこそなのだと思い知らされる。
父親の私は、
子供らを歓待するための裏方に徹するだけ。
なごやかな団らんから離れた位置が心地よい。

「僕らのふるさとはお母ちゃん」
それで家族の和が保てるなら、
何も言うことはない。
声なき声で、
(頑張ってなあ、お母ちゃん)
と繰り返すだけが関の山のお父ちゃんは健在だ。(笑)
コメント
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