こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ボクの正体?

2016年11月21日 02時22分57秒 | Weblog
実はどんな会合も
必ず出席した。
自分の意見を
口にすることは殆どなく、
いつも穏やかな笑顔で
聞き役に徹した。
その姿が
周囲に
『出来た人間』と映ったようだ。
それで責任ある立場を任せられもした。

集団の中にいるのは
嫌で堪らないのに、
外面は泰然自若としていられる。
必要に駆られて
身に着いた自己防衛のひとつだった。

小さいころから
人前で口がきけず
もじもじしっぱなし。
いつも恥をかいていた。
それを避けたい思いが強く、
いつの間にか
対処法を身につけていた。
大勢の中に
邪魔者扱いされないひとりでいるのは、
いまも
私の得意ワザだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっとして

2016年11月20日 14時53分35秒 | Weblog

帰る娘と孫に付き添って
出かけていました。
孫を抱いて
しょうしょう足腰がつらい。
ただ充実感はある。
おじいちゃんになるってこと
一応夢見ていたけれど
やっと本当になったわけだ。

娘が
母親になっていくのと同時に
孫の成長は顕著です。
彼女(孫)の眼に
頭に
おじいちゃんが記憶されていく
安心する相手
いるのが当然の相手
……

彼女の成長に
おじいちゃんの存在が
大きなプラスになってくれたらいいなあ。

抱っこしていた腕のこだわりが
その第1歩を示しているのかも知れない。
頑張らなくっちゃ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いま幸せ色

2016年11月19日 00時45分51秒 | Weblog
まちライブラリー
着々と態勢作りが出来ています。

わがライブラリーも、
蔵書・寄贈書登録が200冊に到達。
ガーデン整備も
予定通りに進んでいます。

あとはパソコンを使っての
ポスターやチラシ作りです。
パソコントラブルで
遅れた分を取り戻すべく
頑張っています。

この片田舎にライブラリーを訪れてくれる
奇特な人がいてくれるかどうか
それもまた楽しみです。
隣人たちには
もう相当知れ渡っています。

来月あたりにイベントで、
隣人たちとのコミニュケーションを
図りたいと、
協力者と企画に頭を絞り合っています。
さて、どうなるものやら……?

娘の3度目の里帰り。
そろそろ孫を保育園に預かってもらい、
介護福祉士の仕事に戻るのも近そうです。
そうなると、
そう頻繁に孫娘の顔を見られなくなります。

てなわけで、今回は前にもまして積極的にベタベタ。
前回に少し距離が縮まった孫、
今回は最初から反応が良好です。
そうなると、
かわいいもんですね。

明日には帰るらしく、
ちょっと焦っています。
なにせ、
両手を突き出してしがみついてくれるのですから、
おじいちゃん冥利にウハウハなんだから。

「また来いよ」
明日は
ありったけの思いを込めて
孫娘を抱きしめてやりますよ。(喜色満面)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっぴりやる気

2016年11月18日 01時15分20秒 | Weblog
なんとか中古のパソコンを譲ってもらいました。
娘の学費とかとか
出費が重なり、
自分の趣味道楽まで回すお金がなく
ひと苦労しました。

とにかくパソコンをゲット!
老後の楽しみも
もう少し寿命が延びた感じです。

そんな時に
届いた宅配便は
公募の掲載作品集と賞状。
翌日には現金書留と来ました。

捨てる神あれば拾う神ありです。
3万のお小遣いです。

すっかり落ち込んでいたのが、
現金なものです。
またまたやる気が出てきました。

いまブログに取り掛かりました。
また、
よろしくお仲間にお加えくださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お詫び

2016年11月12日 18時17分56秒 | Weblog
パソコンの不具合が続き、
しばらく
アップできそうにありません。
取り急ぎお詫びまで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出メモ・病気

2016年11月11日 09時41分55秒 | つぶやき
「どないしはったんですか?」

同じ病室で
ベッドが隣りの母親だった。
幼稚園児くらいの男の子に
付き添っている。

こちらは長女の入院。
生後三か月になったばかりの赤ちゃんで、
付き添いは欠かせない。
妻がかかりっきりになっている。

「疲れてはるんじゃありませんか?」

母親も疲れは隠せない様子だ。
たしか入院も
一年を越しているらしい。

「妻のほうがしんどい思いしてますわ」

わたしは病室に戻るべく、
母親に頭を下げた。
すると彼女に止められた。

「さっき添い寝を始められたところだから、すこし時間をずらされた方がいいですよ」

「ああ、そうですか。
行っても邪魔になるだけだし、
遅れていったほうがいいかな」

「奥様、お幸せですね」
「いやあ、子供が入院してから何もしてやれてないんですよ」

それは本当だった。
入院の赤ちゃんの世話は妻任せ。
私は仕事を名目に、
ちょこっと病室に顔を見せるだけ。
それでも疲れはひどい

「新婚さんなんですね」
「そうです」
「大変だそれじゃ」
「……!」

そう大変過ぎて、
すぐ口げんかになる。
それも限界だ。
妻は『離婚』まで口にしだした

「奥さんすごく感謝されてますよ」
「え?」

意外なことを聞かされた。

「顔を見たら甘えてしまい、
ひどいことばかりいってしまうけど、
夫がいるから頑張れてるんですって。
あなたのこと話される奥様、
本当に幸せそうな顔をされるんだから」

絶句した。
思いもよらなかった。

「愛されてますよ。
いいご夫婦なんですね」

母親は頬笑み頷いた。
何度も何度も。
病室に向かう私の心は
妻と子に占領された。

「退院おめでとうございます」

退院の日。
子供の入院が続く母親は
我がことのように喜んでくれた。
ただ感謝した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの頃

2016年11月10日 09時33分51秒 | つぶやき
ライブラリーで
本の登録に追われる毎日。
やっと70冊をアップ。

若い頃に購入した本が
中心だから、
手間がかかる。

まず表紙を写真どりし、
パソコンで処理する。
自分が好きだった本を
選んで進めているので、
猶更時間がかかる。

選び出した本には、
必ずと言っていいほど
思い出が詰まっている。

手に取った本。
三島由紀夫『豊饒の海』(全4巻)の
最期の巻『天人五衰』だ。
文字通りサイゴの作品だ。


日本を憂慮するあの作家の
日本中に、 いや世界中に衝撃を走らせた割腹自決。

書店員だったわたしは
即座に動かなければならなかった。
呆然唖然に身を任せているわけにはいかなかった。
取次『東販』に至急電を入れた。
サイゴの作品の数量確保のためだ。
もちろん、
ほかの3作品も
在庫があれば手当たり次第に押さえた。
それでも確保できたのは30冊。
それも店頭に並ばなかった。
顧客からの引き合いは
100以上もあったからだ。
上客優先で配本した。
完全に立ち遅れたのだ。

当時も本の販売は
情報をいかに手に入れるかが
勝負なのに変わりはなかった。

ところで、
今手にする『天人五衰』は
書店員の立場を活用(?)して
手に入れたものだ。

そのよる時間を忘れて
読みふけったものだ。

本の登録を済ませても、
しばらくは
多感だった頃の自分が受けた
強烈な思いに浸り続けた。

ライブラリーにゴールはない!
D3245ca112d3bb95a55148a3009380e35db30ac9
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと真剣

2016年11月09日 12時03分57秒 | つぶやき
別れが、
あれほど突然に訪れるものだとは
思いもしなかった。
いつかは話さなければ、
いつかは一緒にやりたかった希望が
跡形もなくなるなんて
信じられなかった。

それを兄はやってのけた。
弟をたったひとり残して
逝ってしまった。

一つ違いで仲のいい兄弟だった。兄
弟喧嘩はよくしたが、
だれが見ても仲のいい証拠だった。
どちらかが困ると助け合ったものだ。
どちらかといえば、
弟のほうが面倒をかける機会が
多かったかも知れないけど。

このまま年老いても、
二人はいつも仲のいい兄弟だと
信じて疑わなかったのに、
兄は一方的にそこから退散してしまった。

寂しかったし恨みもしたけど、
いまは兄の大きな存在感を
思い出の中に刻みつけている。
兄ならどうしただろうか。
兄ならどう怒っただろうか。
いつもそう思っている。

母も亡くなり遺った父は、
もう九十三だ。
後継ぎとして育った兄貴を
いまだに懐かしがっている。
「あいつが生きとったらのう!」が
口癖だ。
残った息子が
甲斐性なしの私だから
仕方がない。
黙って聞いてるしかない。

父親のそばにいてやることが、
私のできる親孝行だと
開き直っていたけれど、
世間の見る目は違う。

「よその子供らは
ほんまに稼ぎがええのう」

父の愚痴もそんな風に変わって来た。
今更金儲けや
偉いさんになれるはずがないのに。
でも父の言葉は
身に染みて仕方がない。

兄だったら
どんな助言をしてくれるだろう。
夢ばかり追いかける
現実離れした弟の生き方を認めて
応援までしてくれた兄だ。
兄が亡くなってから、
普通の暮らしをと頑張った。
家庭を持ち四人の子供も育て上げた。
それじゃまだ駄目なのか。
「アホか。
お前はお前の生き方がある。
誰にも恥じることないわ」
兄ならそう言ってくれそうだ。

兄の笑顔を思い出したら、
スーッと気が楽になった。

兄の分も親孝行しないとな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あらら

2016年11月08日 02時38分45秒 | つぶやき
「このきれいな人、だれ?」

 古いアルバムを引っ張り出してみていた娘が、すごい発見をしたかのように訊いた。

 覗き込んで、思わず言葉を失いかけた。初恋の女性の写真だった。見られて弁解に追い込まれそうな写真はアルバムからはがし、別にしまっておいたはずが、一枚残っていた!

「ああ、このヒトか。親戚の女の子や」

「どこの?鳥取?大阪?名古屋?」

 親戚の分布図を記憶する娘は、しつこい。

「……お前の知らん親戚の娘さんや……」

「どれどれ」と割り込んできたのは妻だった。

「ああ、このヒトなあ、遠い親戚さんやがな」

 さすが母親である。娘に納得顔をさせた。(やれやれ)と胸を撫で下ろした。ところが、ことは役者が入れ替わっただけだった。

「ほんまに誰なん?あんた狼狽えてたやん」

 二人きりになったとたん、妻の追及は始まった。嘘でごまかし、なんとか切り抜けた。
 古いアルバムは要注意。油断が災難を招く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今どき

2016年11月07日 09時38分39秒 | つぶやき
結婚する前、
娘が照れながら
晴れやかな衣装の花嫁と花婿の写真を見せてくれた。
「?」ピンとこない。
まだ結婚式まで数日あるのだ。

「前撮り写真よ」
訝る私に娘は説明してくれた。
「当日はバタバタしてて
写真撮影も大変らしいよ。
新郎も酔っぱらったりしてると、
へんな記念写真が残るんだって」
結婚式場の担当者が
そうススメたらしい。

まあ言い分はわかるが、
どうも割り切れなかった。
生涯一度の晴れの日を記念した写真を
先に撮っておく、
そんなご都合主義で撮影された記念写真に
意味があるのだろうか?

白無垢の妻と紋付き袴姿の私でツーショット。
初々しく緊張しきった顔の二人。
それでも感じる幸せ色。
妻のお腹はすこしふくれて衣装では隠せない。
産み月まえの真実が
ちゃんと残されている。
幸せの証拠写真そのものだ。
見るだけで、その幸福感が蘇る。

リアルタイムの
その瞬間を捉えたものこそ、
本物の記念写真だと
改めて思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする