こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

恋は成長の糧(1)

2020年06月10日 01時33分26秒 | つぶやき
きのうも暑くて、
もう何日も雨が降らない。
畑は乾ききってしまったが、
夏野菜諸君は頑張って耐えてくれている。
汗だくだくで水をやり終えてホッ。
あと何日かで梅雨入りらしいが、
それまで老骨が
持ちこたえてくれるかどうか?

そんな中、ちょっとハッピーに、
コロナ恐怖に陥って以来、
明るい話題はとんと縁が亡くなっていたが、
ここ数日嬉しいことが続いてくれる。
高齢加速孤独加速に鬱屈状態を迎えていたから、
N運営会議再開の知らせが最大の朗報。
ウハウハとなっている。。
10日の夕方7時開始と、
市の担当者から連絡があったので、
もうその時間が待ち遠しくてたまらない。
3か月ご無沙汰だったメンバーたちとの、
顔合わせがまた実現するのだ。
ハッピーになるのも当然である。

もう一つはわが娘のこと。
40後半で授かった末娘。
孫みたいなものだから可愛くてたまらない。
彼女が恋を手にしたようだ。
愛に発展するかは本人たち次第だが、
先に幸あれと願う父親である。

そういえば
私にも恋ストーリーああったよな。(うん)
極度の人見知り、友達を作れない、
自分の殻に閉じこもることが一番だった。
そんな暗いタイプの男の子が
人並みの恋を経験しただなんて誰も信じないだろうが、
結婚して家庭を半世紀以上守ってきたのだ。(内心どんなもんだいと、どや顔。笑)
生涯(そういえる年令)を通じた私の恋ストーリーの相手役は
プラトニックも入れて7人もいてくれたんだよな~、奇特な女性たち。(デレデレ)

最初に{好きだよ」と言われたのは、
小学校5年生の終業式の前。
席が隣だった女の子がそ~と体を寄せて囁いた。
私はもう驚天動地!
顔を真っ赤にし、全身を緊張、絶句!
情けないオノコは、
恋の好機(?)を逸したのだった。(自ら嘲笑)

また蛙の合唱が大きく聞こえる。
いま深夜2時前。
とりあえず風呂に入ることに使用。
明日の運営会議のために
頭を洗い、ひげをそり、体を磨くのだ。
この気持ちがあれば、
まだまだ老いぼれはしまい。(うん)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白昼の愚行

2020年06月09日 01時31分59秒 | つぶやき
暑い日が続いている。
涼しいときに畑仕事が普通だが、
家下の倉庫部分に設えた、
まちライブラリーのアトリエに
展示している作品の
展示レイアウトの手直しを優先した。
この7月に
ねひめ広場展示ボードを使い
公開するリハーサルでもある。
コロナの2波がなければ
実施することになっている。
これまで休止されていた
ねひめ広場運営会議の再開の
連絡があったばかりで、
ちょっとやる気モードである。

畑は正午を待って向かった。
300メートルほど離れているので、
いつもなら自転車だが、
今日は歩きにした。
携帯用の草焼きバーナーを手に急いだ。
刈り払った草が
連日の暑さで程よく乾燥しているはず。
昼の時間帯なら、
周囲に人も出ていないので、
いつもその時間を狙って焼いている。
しかし、暑い!
畑で枯れた草の残骸を燃やし始めると、
ますます暑い。
日陰もなく汗がにじむ。
草焼きが終わると、
なんと暑さ負けしている
野菜に水をやった。
暑い最中の水やりは避けるべきだが、
もう一度ここへ出向いてこれる自信がない。
ままよと水をやった。
大きめのポリバケツを土中に埋めて
水をプ-ルしている。
如雨露にすくう。
何度もそれを繰り返す。
元気のない野菜苗には
かがんで優しく丁寧に対応してやる。
からからに乾いた畝の全体を湿らすのは、
暑さと相談するとできそうにない。
そこで一本一本の根元に水をくれてやる。
火で熱し煙でいぶした畑を水で潤す。
なんとも矛盾を感じてクスリ。

水をやった-!という
自己満足に浸りながら畑を後にした。
家に帰りつくのがやっとで、
(我ながらだらしないね。笑)
もう何をする気力も失せていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕には本があった

2020年06月08日 01時51分25秒 | つぶやき
暑いのを言い訳に
畑に足を延ばすのをやめた。
家の裏手にある畑は、
なんとか水やりをやってのけたが、
離れた畑の野菜たちを裏切ってしまった。
暑いのは野菜たちも同じ、
言葉をしゃべれない分、
暑いのを訴えることなど出来ない。
乾ききった畑が頭をよぎったが、
(一日くらい……)
その一日が野菜には
致命傷になりうるというのに……。
明日は絶対朝いちばんに、
野菜たちに挨拶しよう。

ふと、
他人を前にすれば、
全く何もしゃべれず
真っ赤な顔で俯くばかりだった
子供時代を思い起こす。
写生大会で得た
ちっぽけな自信と喜びも、
山下鏡子先生が担任でなくなるとともに、

また前のように
影が薄く孤独な子供になってしまった。
唯一の救いは図書室。
手当たり次第に本を読んだ。
「〇〇くんはどこや?」
「あいつ図書室やんか」
「そやったのう」
先生と級友の会話を、
廊下で耳にして、
入りかけた教室をUターン、
図書室へかけ戻った情けない経験もあった。
どんどん
周囲が認めるほど
自分にこもる子供になってしまった。
ただ読書は私を守ってくれた。
普通なら苛められる子供のタイプだったが、
読書で頭でっかちになった私の雰囲気は、
近寄りがたく、
苛める気にはさせなかったようだ。
しかし
運動が苦手な子供の居場所は、
小学校にはなかった。
遊び相手にもなれない運動音痴(当時そう呼ばれたことがある)では、
なおさらだった。
図書室、そこに溢れていた本がなければ、
根暗な変わり者の子供に
明日の希望はなかったに違いない。
少年少女世界・日本文学のほとんどは
5年生になるまでに読破した。
おかげで
国語の成績だけは別格だった。
(負けてたまるもんか)
負けん気の原動力にもなった。

今私がやっているまちライブラリーで
本に囲まれながら、
(本はいいぞ。決して裏切らないし、
世界の主人公にさせてもくれるんだぞ)
誰ともなく訴えかけている。(苦笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草刈り始末

2020年06月07日 01時11分30秒 | つぶやき
体のあちこちが痛く重い。
何もする気が起きなくて、
録画しておいた
ディズニーの「ジャングルブック」を視聴。
主人公の少年以外はCGらしい。
確かに素晴らしいと思うが、
昔人間の私は素直に認めたくない。
なぜ実写で
その感動を見せてくれないのだろう。
お年寄りのグチが、また出た。(嘲笑)

おっと、
体の異常の原因は、
草刈りを頑張り過ぎたせいである。
レンゲ畑にしたエリアの二度刈りだった。
前回は上っ面を、
今回は残った根元部分の片付けである。
数日前に焼いておいたので
しつこく絡みつくレンゲも
あっさりと刈られてくれる。
しかし、
土と灰のホコリは尋常じゃない。
刈り終えたときは
草まみれ、土灰まみれと、
いささか恥ずかしい風体になっていた。
とはいえ、
刈り終えた畑をひと睨みすると、
自然に顔が綻んだ。
そして満足感が
じわじわと沸き上がった。

その結果が、7時間後、
深夜1時に襲い掛かった痛みだった。(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めて褒められた日

2020年06月06日 01時55分14秒 | つぶやき
今夜も蛙が賑やかだ。
ゲコゲコゲコ、
いやゲロゲロゲロかな。
モニター画面に
目を細めているときは
さほど気にならなかったのが、
一度耳に止めてしまうと駄目。
集中力は途切れて、
ぼんやりししてしまう。

そうだ
今日は歯医者に行ったんだ。
それに
ものすごく暑かったなあ……
とりとめなく思い出す。

不思議に
記憶は過去もリアルタイムも
差異はない。
あの日あの時が鮮明に浮かび上がる。

山下先生、そうだ鏡子先生だった。
覚えている小学校時代の先生で、
下の名前までシッカリ覚えているのは、
山下鏡子先生ただひとり。
どうしてだろう?
そうだ、
僕を初めて褒めてくれた
母以外の女の人だったんだ。
「へー、上手だね。写生好きなんだ」
突然かけられた言葉に
固まってしまった私。
そう可愛げに欠けた
影の薄い子供……。
画板に向かって
写生に夢中だった私を
背後から覗きんだ山下先生だった。
「木の緑、綺麗に塗れてる。上手だよ」
何ひとつ受けごたえ出来ないのに、
山下先生の笑顔はちゃんと盗み見ていた。
初めて褒められた嬉しさを、
表に出せる子供ではなかった。
しかし効果てきめんだった。
ほかの勉強はできなくても、
図画の時間は目の色が変わった。
山下先生は
目標を失いかけていた子供に、
夢中になれるものを与えてくれたのだった。

「おめでとう。みんなが上手だって認めてくれたんだよ」
写生大会で金賞に選ばれた私に、
わがことのように、
満面の笑みで、
賞状と副賞のクレヨンを手渡してくれた先生。
はにかみ、顔を真っ赤にして
モジモジしっぱなしの私だったのを
はっきりと思い出す。
級友の笑い声は、
あの棒のぼりの時のものと、
まるで違うのがわかった。
図書室で
本の世界に浸ることで救われるしかなかった子供が、
絵を描くという新しい目標を手にしたのだった。
私に新たな希望を与えてくれた山下先生を
今も懐かしくん思い出すのは当然だろう。

ひょいと現実に戻った。
蛙の声はつづいている。
深夜1時半。
階下の倉庫を覗いた。
明日からスタートする
「ふるさと川柳」の作品展らん会の
陳列の確認をした。
コロナを忘れるために
いっぽいっぽ前に進むことが大事だ。
できることをやってのける。
今の私はそれしかない
お年寄りなのである。(自覚!笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

馴染めぬ現実

2020年06月05日 02時13分22秒 | つぶやき
深夜1時。
寝静まった家を気遣いながらの入浴。
開け放した浴室の窓から、
あの賑やかな蛙の歌が飛び込んでくる。
田舎ならではの醍醐味とでも言えるかな。(苦笑)

昨日は久しぶりに
妻の買い物に同行。

実は市役所やそのほかへ
出来がったイベント通信のチラシを
配布するため。
しかし、
久しぶりの訪問先の変貌に
驚いてしまった。
閑散とした市役所、
窓口には透明の遮蔽物が。
そそくさとチラシを頼んで、
逃げるように市役所を後にした。(勝手が違うと、こうなってしまう性格。笑)
買い物も、違和感がついて回った。
マスクでガードの私と妻。
入り口に
「買い物は一人が代表して……」と案内表示。
待機する私の目には、
マスクなしの買い物客が飛び込む。
さほど多くないお客さんの中だから、
かなり目立つ。
(怖くないんだなあ)
臆病者の私には考えられない光景だった。
まだまだ私が気楽に
出てこれる町ではなさそうだ。(かなりショック)
帰宅すると、
何もしなかったのに
疲労感が体を支配していた。

夕食の用意まで、
暫く横になっていると回復。(やれやれ)

9時過ぎから
「ふるさと川柳IN加西」の応募作品を広げて、
選考の真似事をした。(これもかなり疲れた)

そんなこんなで
深夜の入浴となった次第である。

蛙の大合唱は終わる気配は
全くなかった。
ザブリっと顎のあたりまで
湯に身を沈めた。(いい気持ち。いきているって感じがする)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくの神様

2020年06月04日 02時04分38秒 | つぶやき
小学校に入った早々に、
未来への希望を閉ざされた私。
その後も
暗く寂しい学校生活を余儀なくされた。
自己主張するどころか、
先生や級友の目に留まらない
存在である続けた。
誰も、
そこにわたしという存在があることに
気付かないように思えた。
絶望感を過ぎると、
もう諦観に似た心境に陥ってしまった。
毎日の学校生活は、
いくら苦痛に思っても、
逃げる勇気などあるはずもない。
諦めるしかなかったのである。

捨てる神あれば拾う神あり。
そのまま何も変わらなければ、
多分私の人生は
無くなったに違いない。
しかし、
幼い小学生は救われた。
救ってくれたのは
先生でも級友でも親兄弟でもなかった。
人間ではなかった。
(あ?)
トイレに向かう廊下で、
それは目に飛び込んだ。
半分あけ放たれたドア越しに
見えたのは本だな。
ギッシリ詰まった本が
さ迷える幼子を誘った。
自分で行動を起こすなど、
自分でも信じられなかった。
図書室へ足を踏み入れた私。

この瞬間、
私の未来は、
また開くことになった。

どんな時でも、生きている限り、
何らかの出会いは避けらないものだ。
人でありモノであったとしても、
その後の自分に影響を与えるのを、
理解したのは
大人になってず~っと後である。
一期一会。
図書室との出会いは、
私を
鬱屈した世界から
引っ張り出してくれたのだった。

また昔々の思い出に浸ってしまう私。
深夜、
暑いので開け放した窓から
蛙の大合唱が飛び込んでくれる。
騒音同然に思った蛙の歌も、
連日聞かされて慣れてしまった。
それどころか、
耳にして快感に似たものを
感じてしまうこの頃である。
疲れを知らぬ蛙の歌に、
思わず頬笑んでしまう私に驚いた。
その歌が、
私の記憶をよみがえらせてくれるのだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちライブラリー、コロナ後へ

2020年06月03日 02時00分26秒 | つぶやき
コロナ自粛解除を受けて、
休止していた
根日女創作倶楽部@まちライブラリーを
再起動させました。
コロナ前の活動ができればと
願うばかりです。
6月5日から
ライブラリーアトリエで
『ふるさと川柳IN加西』応募作品の
展示を実施します。
少しづつ
前の情熱を取り戻し、
紙芝居イベントなども
復活させたいと
心に期するものがあります。
忙しいのが一番。
年齢を忘れて奮闘開始です。(うん)
案内チラシも作成できました。
また配布に回らなきゃ。(イソイソ。笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほ、ほ~~蛍~♪来たな

2020年06月02日 01時38分20秒 | つぶやき
蛙の合唱が始まりかけたとき、
帰宅した娘、
職場の同僚から
蛍の話を聞いたとか。
それで
ちょっと気になって外に出た。
我が家は
庭より一段上がって建てている。
見下ろしてみる。
広がる闇に眼を凝らしてみた。
そして見つけた!
淡い淡い
儚げな光の点滅を。
蛍だ!
毎年に輪を飛び交ってくれる蛍が、
この夏も
庭のあちこちに誕生してくれたようだ。
少し前に
草の幹に蛍が産み付けた卵を
見つけていたが、
実際に蛍の光に出会うまで、
気が気ではなかったのである。
まだ生まれたばかりなのか、
儚げな光を放ちながら、
舞う気配を見せない。
しかし
明日くらいから
ツィ~~と舞ってくれるはずだ。
「おい、ホタルや。今年も来てくれたぞ」
呼びかけると、
妻と娘も急いでやってきた。
しばし蛍の光の点滅を眺めながら、
コロナも忘れて
幸せな一時を送った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うっとおしい

2020年06月01日 02時00分00秒 | つぶやき
朝から雨模様。
畑にも行けず、
ぺっと相手に
ぼーっと時間を送る羽目に。
娘が日曜で家にいるので、
お昼が来れば食事の用意だ。
むやみに外へ出られない。

ふと(俺の人生、決まったのは、やっぱりあの瞬間だよな)
突拍子もない思い出が頭に。
小学校1年生の運動の時間。
棒のぼりの授業だった。
長尺の丸太が何本も立てられていた。
それを木登りよろしく登るのだ。
田舎の子供ばかり、
みんなすいすいやってのける。
自分の番が来ると思うと、
体は緊張でガチガチ、
丸太に手をかけたが、
そこから動けない。
みんなの目が気になって顔は真っ赤に。
そして、
先生の「どないした、〇〇。ミノムシになったか」に
ゲラゲラと笑いが巻き起こった。
級友たちが大口開けて笑い、
てんでにはやし立てた。
益々体が金縛りにあったようにガチンガチン。
笑いの餌食になった
いたいけな(?)私は
その瞬間、希望にあふれた人生を失うことになってしまった。
挫折続きの人生だった私の原点は、
あの日だったなあと独り言ちた。

昼前に雨は上がったが、
滅入った気分が改善することはなかった。(ネガティブだなあ、オレって))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする