北条鉄道に久しぶりの乗車。
法華口で降車、
昔の記憶をたどってみた。
何年か前に体験した、
戦争遺跡のボランティアガイド。
あの頃は歩くことが苦にならなかったのに、
いまは少しきつい。
数回ガイドした思い出の爆弾庫の前に。
たどたどしい語りだった。
研修を何回か受けていても、
見学者の質問に即答できない歯がゆさばかりを覚えている。
無知を痛感、資料を学習し直したものだった。
そのあと応募した、九州筑前町の「平和のメッセージコンクール」で、
優秀賞を頂き、筑前町に招待され式場で朗読の機会を得られたのは、
爆弾庫をガイドしたあの日のおかげだったと思っている。
ちくぜんの平和記念館などをめぐり、
戦争と平和を学びなおしたものだ。
加西の戦争遺跡も、
あの頃に比すれば格段の充実した遺跡群や、
北条高校生のガイド実現など、
関係各位の尽力と努力の成果が、実を結び、
全国的にも脚光を浴びる日も近いようだ。
平和を加西で語ろうが、
普遍のテーマになるように祈念するしかない、
今の私に歯がゆさだけが募る。