難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

脳トレで聴能が発達するというレポート

2011年02月08日 04時58分36秒 | 補聴器
脳トレで、聴能が発達するというレポート。
これをきちんと指導されるようになるといいな。
医療か福祉か、どっちのサービスでどのように行うか。
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ラビット 記
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原著 音声言語医学49: 273-276, 2008
いわゆる“脳トレーニング” によって語音明瞭度の改善した感音性難聴症例
五島史行、矢部はる奈
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要約:難聴を一定期間放置すると語音明瞭度が低下することは長期間の難聴に伴う聴取能の剥離として知られている.高齢者の補聴器装用者の問題は語音明瞭度の低下によるものが多い.
近年,言語聴覚士の積極的介入を軸とした補聴器フィッティング,装用訓練を導入し補聴器装用訓練が奏功する可能性が報告された.言語聴覚士を積極的に活用できる医療施設等は限定されるため,より簡便な聴能回復リハビリテーション法が必要である.
今回われわれは,自宅での音読トレーニングなどを指導することによって裸耳の語音明瞭度の改善を認めた症例を経験したので報告する.
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症例は77歳女性.2005年7月に感音難聴を主訴に初診.両側高度感音難聴を認めた.語音明瞭度は右30%,左20%であった.
書籍“脳を鍛える大人の音読ドリル―名作音読・漢字書き取り60日” を用いたトレーニング,新聞の音読をすることを指示した.
6ヵ月後右耳の語音明瞭度は60%まで改善した.
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索引用語:難聴,語音明瞭度,聴覚訓練,補聴器
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※論文中から抜粋
成人における脳の可塑性をpositron emission tomography(PET)による大脳皮質の活動性を評価する方法で検討すると,後天性難聴において高度難聴による聴取能
の剥離(auditory deprivation)の期間が長いほど,前帯状皮質(Brodmann area24)上側頭葉皮質(BA41,42いわゆる高次聴覚野),および海馬傍回の活動性低下と強い相関を認め,これらの部位は高度難聴者に人工内耳装用を行うとPETにて機能改善が見られることが報告されている5).
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5) Lee JS, Lee DS, Oh SH, et al: PET evidence of neuroplasticity
in adult auditory cortex of postlingual deafness.
J Nucl Med, 44(9): 1435-1439, 2003.
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p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 8.0px Helvetica}

別刷請求先:〒191-0062東京都日野市多摩平4-3-1

日野市立病院耳鼻咽喉科 五島史行


天皇の難聴 補聴器の装用を!

2010年12月23日 23時17分10秒 | 補聴器
今朝の朝日新聞に、喜寿を迎えた天皇が「耳がやや遠くなり、周囲の人には、私に話をするときには少し大きな声で話してくれるように頼んでいます」と語ったとある。

喜寿なら難聴であっても不思議ではないが、自ら難聴という障害を公表したことの影響は小さくない。
難聴という機能障害が誰にも起こることを示している他天皇が加齢とともに起こること、自ら周囲に対応を求めること、対応を具体的に求めていることが分かる。
難聴者の鏡だ。

まだ補聴器の装用をしていないようだが、ここは早期に補聴器を装用することを勧めたい。
国外の賓客と謁見、パーティの出席、関係者との接見も多いので医師の診察を受けて適切な補聴器の装用が負担を軽減する。

天皇の主治医や周囲のものはなぜ補聴器の装用を勧めないのだろうか。

天皇が補聴器を装用することで国民一般に難聴と補聴器に対する理解が進むことは、クリントン元大統領やレーガン元大統領が補聴器を使っていることが公表されて一気に普及したことからも分かる。


ラビット 記

全米難聴者協会が難聴啓発新ビデオを公開 HLAA - Hearing Loss Basic Facts (1 of 7)

2010年12月01日 05時18分24秒 | 補聴器

全米難聴者協会HLAAが難聴啓発ビデオの新版をWEBで公開した。

WEBで公開されれば、多くの人に見てもらえる。日本版を製作したい。

しかし、難聴の原因に加齢、騒音の被爆、携帯音楽プレーヤーの聴取と並んで、戦地の先頭があげられていたのはアメリカならではだ。

全米難聴者協会は、戦争で難聴になった帰還兵のサポートプログラムを提供している。

 

ラビット 記

HLAA - Hearing Loss Basic Facts (1 of 7)


読売新聞に補聴器の記事が。

2010年11月06日 16時26分45秒 | 補聴器
11月5日の読売新聞朝刊のくらし面に、「診察重ねて自然な感覚」と補聴器の啓発記事が載った。

聴力の低下は加齢だけが原因でないので、医師の診察が必要と説く。
補聴器外来のある病院や補聴器相談医のいる病院の受診がよいと薦められる。

これは同感だ。ただ、繰り返し来て欲しいなら、病院の問題も解決して欲しいことがある。
○聴力の低下で病院にきているのに、名前を呼ばれるのが分からないのは困る。聞こえなくても分かる工夫をして欲しい。

○聞こえないからって受診時に叫ばないで欲しい。隣も待合い席にまで筒抜けだ。筆談機器や会話補助器を使って欲しい。
もちろん、マスクしたままは論外だ。

○耳鼻科医は特定の補聴器店との関係にならないようにして欲しい。難聴者はもしかしてそのメーカーではなく他のメーカーのが合うかもしれない。
病院は販売せず、試聴だけにしてはどうか。

○補聴器購入に障害者自立支援法で補助制度のあることも紹介して欲しい。
医療と福祉の連携したサービスが受けられる仕組みが必要だ。

補聴器専門店で調整が必要。
○顧客の難聴者に権利擁護の倫理条項を持つ人以外の接触は禁じられないか。

○相変わらず、不適合な高価な補聴器を買わされる例を聞く。
認定補聴器専門店であるとないとに関わらずクレーム通報制度が要るのではないか。

新聞記事には、使い初めの補聴器がうるさく感じる説明があったのは良かった。


ラビット 記

補聴器メーカーも難聴は人とのつながりを強調。

2010年09月26日 23時13分02秒 | 補聴器
「週刊文春」9月23日号の中綴じに、補聴器メーカーW社のカラー見開き広告が載っている。
「ラジオ深夜便」のパーソナリティの宇田川清江氏とW社菅谷保巳社長との対談記事だ。
菅谷氏は自身が補聴器を使用する難聴者であることを語っている。

宇田川氏は
「やはり、聞こえの低下により、周りの人とのコミュニケーションも薄れてしまうのでしょうか。」
と問いかけると、菅谷氏は
「そのとおりです。聴力が低下している人は聞き間違いや、聞き返すのを遠慮して愛想笑いをしたり、引きこもりがちになることもあるようです。」
と返している。

難聴の障害は聞こえの低下ではなく、聞こえの低下による周りとのコミュニケーション、関係が薄れることが本質だ。

菅谷氏はその前に難聴者人口の大きさを強調している。
「潜在層は約1940万人(総人口比約15%)にも上ります。聴力低下に気がついていなかったり、補聴器を敬遠し我慢している人が圧倒的に多いのが、日本の現状です。」

このデータは、先日の朝日新聞の補聴器業界合同の全面広告にも出ていた。
「補聴器供給システムのあり方に関する研究」の2年次報告書が出所だ。
http://www.hochouki.com/academy/news/program/index.html

菅谷氏は、めざましく進化した補聴器を付ければ大丈夫だ、多くの人は生き生きとした人生を送っていると語る。

補聴器メーカーの広告だから補聴器装用を進めるのは当然だが、付ければすぐ効果があるかのように受け止められるような説明はちょっと困る。
この対談でも菅谷氏は
「補聴器は購入しただけでは使えません。購入してから調整やメンテナンスが必要です。」
と注意を呼びかけている。外国製補聴器メーカーの良心か。

補聴器の聞こえは、周囲の理解や話し方に大きく影響される。
きちんと補聴器装用のためにサポートできる専門家のレベルアップ、難聴者のピアサポーターの養成、聴覚補償システムなどの環境整備も必要だ。
次の広告に期待したい。


ラビット 記

オヤノコト2010 加齢に伴う聞こえの問題

2010年08月08日 05時13分50秒 | 補聴器
オヤノコト.netのオヤノコト2010で、東大大沼直紀先端科学技術研究センター客員教授先生(東大先端科学技術研究センター 客員教授)が「加齢にともなう「きこえ」とのつきあい方~本人と家族に知っておいてほしいこと」として、講演した内容をまとめられている。
http://www.normanet.ne.jp/~eaa/kaityounissi/nissitop.html
http://www.oyanokoto-net.co.jp/event/expo10/event.html#seminar09



ラビット 記

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昨日の講演『加齢にともなう「きこえ」とのつきあい方:本人と家族に知っておいてほしいこと』で述べた「補聴器が効果を得る条件」を紹介する。
●難聴者本人に求められること

①難聴の自覚:自分の難聴を認め受け入れる。難聴を隠そうとする人には不適応。

②聴覚活用の必要性の自覚:耳を使っての情報収集やコミュニケーション関係が必要だと思わない人には不向き。

③人や社会との関係性:孤立して社会と関係を持たずに生活しようとする人には不適応。

④補聴器の操作・管理能力:スイッチ操作や電池の交換などが自分でできる。

⑤補聴器の役割機能の理解:過大な効果を期待せず、補聴器の効果と限界を正しく理解しておく。

⑥多感覚を総合的に活用する能力:音声情報だけでなく、口や表情、文字など視覚情報、場の雰囲気など多くの手がかりを活用して聞く。

⑦工夫・改善への積極性:より良く聞くための周辺機器を入手したり、効果的補聴のテクニックを自ら求める。


●周囲に求められること

①家族や周囲の人の難聴理解:難聴の聞こえの特徴や不便さが家族によく分かってもらえると補聴器が効果的に使われる。

②家族や周囲の人の協力・支援:本人の能力や努力には限界がある。補聴器がうまく活用できる環境を周囲が整えてあげる。

③聞きやすい音響環境:騒音や反響の多い生活環境では、補聴器は本来の機能が発揮できない。

④聞きやすい話し方:複数の人が同時に話しかけたり、早口で話すなどを避け、難聴者に通じやすい話し方に配慮する。

⑤補聴器の専門家のフォロー:故障のチェックや再調整など、いつでも気軽に相談できる専門家を身近に。


講師:大沼直紀氏(東京大学)

補聴器の更新は権利として要求

2010年07月29日 06時01分12秒 | 補聴器
理事会で、東京都との懇談会の回答の理不尽さを皆で話し合っていた時、地元の障害福祉課から補聴器の更新の申請に行ったら、修理をして下さいと言われたとか。

予算緊縮の影響で担当者がそう言ったかもしれないが、補聴器は5年前と格段の進歩を遂げている。
当時の最高デジタル機種が今の自立支援法対象補聴器にもかなわないのではないか。

よりよい聞こえを得るためには、機種交換を申請した方がよい。
そうでなくても、補聴器全体に占める自立支援法購入補助で販売された台数は数%にしか過ぎない。
理事なら、権利として更新を認めさせ、修理を勧めないように要求しなければならない。


ラビット 記

人工内耳と補聴器の聞こえ方 雷鳴

2010年07月28日 21時33分33秒 | 補聴器
月曜だったか、帰宅途中で雷鳴がした。

人工内耳だけで聞くと「ゴロゴロ」が聞こえない。傘に当たる雨の「パチッパチッ」という音は聞こえる。

補聴器のスイッチを入れると「ゴロゴロ」が聞こえる。

パチッパチッ、ゴロゴロ、パチパチ。

人工内耳の調整をすれば、ゴロゴロも聞こえるのかもしれない。前に調整したのが昨年末だったか。

補聴器は補聴器店で調整し、人工内耳は病院で調整する。それぞれ別個に調整するので装用者自身がどういう風に聞こえるか、どのように聞きたいかを言わないと最適なフィッティングは難しい。

しかも、補聴器側の聴力の低下が続いてかつ毎日の変動が大きいときにどのような調整を求めればいいのか分からない。

今日は会社の同僚の送別会だった。小さな中華料理店だったが、人工内耳は普段使わないADOROにして、補聴器はノーマルの設定にした。
ADROは人の声を浮き上がらせると言うが高い音だけが聞こえるだけになってしまった。

最初の一杯はビールだが断ってサワーにした。するとビールがだめなのはなぜとたいてい聞いてくるので口で読みとる。
「プリン体がだめなんです」
というと皆納得する。
あとはもうワーワーと聞こえないのでノートを取りだして、似顔絵付きの筆談で会話の糸口をこちらに引き込む。

「スミマセン、お名前が聞こえなかったけど?」
「夏休みは取ったの?」
「フロアーに机がいっぱいだね」

こうして真夏の送別会は終える。


ラビット 記

両耳分離補聴による感音難聴者の聴取効果・・・

2010年07月21日 06時36分50秒 | 補聴器


分離補聴というのがよく分からないが、一つの入力を高い周波数の音と低い周波数に分けて左右で聞くことらしいが、それなら補聴器で低周波成分を、人工内耳で高周波成分を聞いているので、当てはまる。

片方だけで聞くよりは両方で聞くと、音が立体的に聞こえ、言葉も豊かな調子で聞こえる。


ラビット 記

通勤路上に見かけたフォルクスワーゲンの2110とい銘板の付いた車。KARMANNとあった。きれいなフォルムだ。

=== 「難聴者」の Google ウェブ アラート ===
両耳分離補聴による感音難聴者の明瞭度改善効果について
ホルマント周波数を考慮した2帯域分割を適応し軽中等度の高音漸傾型感音難聴者27名に40種類のVCV音節を用いた明瞭度試験を実施した。 ...
いずれも健聴者または少人数の難聴者を対象に行った実験で Dichotic 補聴処理を代表する2種類のパ ...

「 本論文を引用する際にご利用ください
: 高卓 輝, 高木 良明, 伊藤 元邦, 野口 栄冶, 片山 崇
: 両耳分離補聴による感音難聴者の明瞭度改善効果について
. AUDIOLOGY JAPAN 53: 120-128, 2010 .
doi:10.4295/audiology.53.120 JOI JST.JSTAGE/audiology/53.120」

http://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/53/2/120/_pdf/-char/ja/
※URLは論文のPDFファイル。

要旨:感音性難聴で音声の明瞭度が低下する原因の一つに末梢聴覚における周波数・時間マスキングの影響の増大がある。
これに対する補聴処理として,入力音声を周波数軸上で左右耳に分割して提示する両耳分離補聴方式が期待される。

本研究では先行母音による後続子音へのマスキングに対する本補聴方式の有効性を検証することを目的に,先行母音のホルマント周波数を考慮した2帯域分割を適応し軽中等度の高音漸傾型感音難聴者27名に40種類のVCV 音節を用いた明瞭度試験を実施した。

分割周波数および高域/低域成分の提示側条件を変えた場合の明瞭度の変化を分析した結果,以下のことが分かった。
1)どの分割周波数条件においてもDichotic 補聴効果が認められる。しかしながら,各子音正答率の改善量は分割周波数による差が認められる。
2)異聴傾向として,子音のみならず先行母音/u/,/i/,/e/も改善される。
3)高域提示耳は,低域成分が提示される低域帯域の聴力レベルと高域成分が提示される高域帯域の聴力レベルを合計した聴力を,その相補的な帯域の聴力と比較し,より聴力の良い組み合わせを選択した場合に高い明瞭度改善効果が得られる。

別冊請求先: 〒981―8551
仙台市青葉区国見6丁目45―1
東北文化学園大学医療福祉学部
高卓輝

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そうか、車の名前は「KARMANN」、カルマン。カルマン・ギアだ。KARMANN GHIAだ。2110は排気量か。ネットでは1200ccから1500、1600ccにボアアップされたタイプもあったようだが2110ccにボアアップされたのもあったということか。もう一度見てみよう。GHIAもなかったようだ。
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sent from W-ZERO3
やっぱりカルマンギアだった。


署名というかロゴというか、かっこいい。


2110という銘板も確認。これは稀少車か。


色はちょっとくすんだオレンジ色。

遠隔聴取用ワイヤレスマイクセット 協会フリマでゲット

2010年07月01日 19時44分57秒 | 補聴器
SANYOのワイヤレスマイクとレシーバーのセットを協会のフリーマーケットで格安で入手した。

これは、送信用と受信用の間の電波をペアリングする事により他の送信電波が混信しないようになっているのが特徴だ。

レシーバーにイヤホンジャックのシルエットコイルのイヤホンジャックを差し込み、人工内耳をMTにして、シルエットコイルを耳にかける。

課長のPCの上に置いて電話している声を聞いてみるとPCのファンの音で聞こえない。
袖机の上に置いたら、離れたところでも聞こえた。しかし、話の内容が明瞭にわかるというわけではない。ステレオマイクの特性なのか、人工内耳とシルエットコイルの相性の問題か、うーむ。

こうした補聴援助システムを購入する前に試聴できる仕組みがあると良いが。


ラビット 記

ヒアリングループ・ドット・コム 補聴援助システム

2010年04月10日 16時28分14秒 | 補聴器
ヒアリングループは、磁気ループのことだ。

アメリカで、磁気ループの普及に力を注いでいる組織だが、磁気ループ、磁気誘導ループという名称では理解しにくいため、普及にマイナスと考えて、「ヒアリングループ」と言う名称を提唱している。

Q&Aには以下のような設問がある。
◯なぜ、補聴援助システムが求められるのか。
◯他の補聴援助システムと違うのは何か。
◯テレコイルがあるとヒアリングループが使えるのか。
その他

「2010年、全米難聴者協会と全米聴覚専門家学会がテレコイルとヒアリングループを通じて聞くことのできる補聴器の普及について、協力した活動をすることになった」
In 2010, the Hearing Loss Association of America ("the nation's voice for people with hearing loss") and the American Academy of Audiology (the world's largest association of audiologists) launched a joint initiative to promote hearing aid compatible assistive listening via telecoils and hearing loops.

http://www.hearingloop.org/index.htm



難聴者による聴覚障害の自己評価

2010年03月29日 23時16分26秒 | 補聴器
自己評価の質問用紙は欧米で開発されており、日本でもいくつかの大学で検討されていると聞いていたがもう数年前になる。

「聞こえ」についての自己評価か、聴覚障害全般についての自己評価か、論文を読んでみたい。

難聴は、自分で客観的にとらえることの出来にくい障害だ。
聞こえないことが周囲にどのような影響を与えているのか、自分でどのくらいそれを理解しているか自己評価質問用紙で分かるのだろうか、知りたい。


ラビット 記

買ってから4年目の水耕栽培の鉢の花が芽を出してきた。渡米直前の3/10の写真。


=== 「難聴者」の Google ウェブ アラート ===
CiNii 論文 -
難聴者による聴覚障害の自己評価 :
「きこえについての.難聴者による聴覚障害の自己評価 :

「きこえについての質問紙」の解析
Self-Assessed Hearing Problems :
an Aanalyis of the Self-Assessment Scale for Japanese Hearing impaired.

鈴木 恵子 SUZUKI Keiko; 北里大学医療衛生学部
Kitasato University ...
http://ci.nii.ac.jp/naid/50000720612

補聴器の新しいセッティング。

2010年03月29日 20時31分04秒 | 補聴器
今日補聴器を買った。P675という今まで使っていた機種。

4つのチャンネルがあるので、
1.人工内耳と併用用。
2.交通機関の中。騒音抑制。
3.高音域カット。2500Hz以上を10-20dBくらいもカット。
4.テレコイル。MT。

1は、これまでの設定の補聴器単独用の設定。電話したりする際の設定だ。今までの併用用の設定レベルでは聞こえなくなってしまった。

2は、電車など騒音の中で低音域をガクッと減衰させたもの。1の改訂版。

ここで、オージオグラムを見ると2500hz以下は120dB以下。ほとんど聞こえていない。この音域をどうするか店長とメーカー技術者と話し合った。
3の高音域のカット版は、店内でレストランの店内の音を流した中で聞いたら自分の声は聞こえるようだった。
聞こえていないからと2500hz以上を全くカットしてみてもあまり変わらないように感じた。人工内耳は付けたままだからか。

まだ、装用して1時間だが、騒音という時低音の騒音と高い周波数の騒音とがある。期せずして、そのどちらかをカットする設定になった。

もともとは、会社の事務所のフロアーで話していると周りがうるさいので聞こえにくいと言うと、この機種は機械音や人の声、風の音が入ると自動的にその周波数帯を10から20dB減衰させる機能がある。
人工内耳になれない頃は勝手に感度が変わる補聴器は聞きにくいと言ってそれらの機能をすべてオフにしたことを思い出した。

明日からこの機能を試してみよう。

他にも、音楽用という高音域も低音域もブーストしたような設定もあったがこれは後日にした。


ラビット 記

補聴器店で分かったこと(2)。

2010年03月24日 17時29分43秒 | 補聴器
補聴器も各社から数カ月おきにいろいろなタイプが出るが、私ほどの聴力になるとゲインが78dB必要でこれに適合する補聴器はあまりなく、今のS社かO社しかない。

しかし、パワー型補聴器でハウリングを押さえられるのはS社だという。O社は抑制幅が16-17dBだがS社は23dBあるという。よく分からないがハウリング抑制機能はS社の方が良いらしい。

補聴器は色を聞かれたが、紫のスケルトンにいったんは決めたが人工内耳が黒のボディーに緑のカバーなので黒にした。補聴器のイヤーモールドが緑だからだ。

目立つ方が良いとLEDを入れて光らせたいといったらあれこれアイデアを出してきて乗り気になっている。それは流石に後回しにした。


次回は29日か30日に行くことにした。
店長とS社の営業担当がたまたま大学の同期だという。珍しい。


ラビット 記

補聴器店に行って分かったこと(1)。

2010年03月24日 17時21分57秒 | 補聴器
市から支給決定を受けていた補聴器の購入が1年も延びていた。
補聴器の選定と調整に時間がかかったことと、自己負担分と差額のお金が工面できなかったためで、メーカーには申し訳なかったがどうしようもなかった。

勤務先に近いことと顧客に丁寧に対応してくれるというので、この補聴器店にしたが自分の耳の聴力についていろいろなことが分かった。

補聴器をしている右の聴力検査をしたら、125Hzが聞こえていないことが分かった。1年前は65dBもあったのでショックだ。250Hzは10dBも下がっている。500Hzは5dB下がっている。2kHz以上は120dBで聞こえていない。

この店の違うところは、聴力検査は5dB位は上下するのでと言ってもう一度測定してみてくれた。なるほどそのくらい上がった。
さらに、裸耳の語音明瞭度を測定してくれた。裸耳の明瞭度は記憶にない。聴力を元に105dB、100dB、110dBの3段階で明瞭度を測定してくれた。
順に、35%、20%、35%だった。

110dBではさすがにうるさいので105dBで、高音域より低音域で調整してみましょうということになった。


ラビット 記