難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ヒアリングループ(磁気ループ)普及のために

2014年10月08日 21時42分24秒 | 機器について
米国のAGB協会のタイムラインに磁気ループのことが紹介されていました。
心理学者のデビッド・マイヤー氏がたまたま磁気ループのマークを見て補聴器のボタンを押したところとても明瞭な聞こえが得られた体験から居住地で磁気ループの普及に努めるストーリーから始まっています。磁気ループの基本的なガイドブックになっています。
「クリスタルクリアー」ねえ、よほど明瞭に聞こえたのですね。
「the words from the minister came into his ears―directly and crystal clear.」 - See more at: http://www.listeningandspokenlanguage.org/HearingLoops/

音バリアフリーシンポジウムのお知らせ

2014年10月07日 22時03分26秒 | 機器について
日本音響学会 音バリアフリー調査研究委員会主催 音バリアフリーシンポジウム「補聴支援機器の普及に向けて」
2014年11月7日(金)13:30から17:30
早稲田大学西早稲田キャンパス
早稲田大学総合研究機構波動コミュニケーション研究所共催。要約筆記と磁気ループ付きです。参加申し込みはメールで。e-mail : m-ueda@aeif.or.jp  @は小文字に置き換えて下さい。
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音バリアフリー調査研究委員会委員長の白石君男教授(九州大学)が難聴者と伺いました。報告者の中に、難聴当事者がいるのだろうか?
東京オリンピック・パラリンピックの音バリアフリーについて、取り組みがあるのかまだ情報はないです。

人工内耳とロジャーでテレビを聞く

2014年10月05日 13時38分53秒 | 機器について
ロジャーインスパイロ(送信機、赤丸印)をテレビのイヤホン端子とを両端ミニプラグで接続しました。
人工内耳に装着したロジャー受信機(青丸印)でテレビの音を聞きます。
人工内耳によって、ロジャーで受信する音と人工内耳のマイクの音の割合を変えられます。
右のメドエルのは1:1で変えられません。便宜的に感度を低くすればマイク音量が下がります。
左のコクレア社のN5はリモコンでロジャー入力対マイク入力はAll:0から6:1、5:1、3:1と1:1まで可変です。
テレビの音が頭の中で聞こえるので聴きやすいですが、トーク番組だと早口の人もモゴモゴ話す人もいますので聞きにくいのは変わらないです。
ニュースは聞きやすいです。アニメはいいかもしれません。

人工内耳でコンサートホールのフルバンドを楽しむ.

2014年10月04日 20時38分36秒 | 機器について
コンサートに来ました。特別にアンプを用意して頂きました。audio-technicaの真空管式のアンプです。
コクレアのN5はミュージックのマップで、メドエルは通常のマップにしました。
会場は携帯電話利用抑止電波のためロジャーが使えず、片方の人工内耳にケーブルで直結して聞きもう片方は人工内耳のまま聞く方法を試しました。後半は両耳の人工内耳にヘッドホンをかぶせて聞く方法とを試しました。
入力はCD録音のように楽器ごとに集音するのではなく、ホール中央後方部にマイクで集音しています。それをアンプにヘッドホンで聞く方でしたが弦楽器の音色も管楽器、パーカッションも聞き分けられて良かったです。

難聴者は、聴能に限界があっても出来るだけその能力を伸ばしたいと思うのですが、それを支援してくれる人や機材の問題で諦めてしまっている人が多いと思います。
私でも、音楽を聴くのに適したマップの選定、無線機器が使えない場合の必要なケーブルの選定、人工内耳の設定などを知らなければアウトでした。

KDDI、高齢者や難聴者でも通話が可能な「補聴機能強化ケータイ」開発。

2012年10月09日 07時58分16秒 | 機器について
開発を主導したのが難聴の社員と言うことだ。すばらしい。NTTDocomoも難聴児を持つ親の社員が難聴者用携帯の開発をしたことがあった。
難聴は、周囲の環境の変化や自身の体調の影響を強く受ける聴能で音声等にアクセスするので、当事者以外には理解が困難な障害だ。

ラビット 記
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KDDI、高齢者や難聴者でも通話が可能な「補聴機能 ... - Livedoorニュース
KDDI株式会社は、高齢者や難聴者でも通話が可能な「補
聴機能強化ケータイ」の試作機を発表した。
千葉・幕張メッセにて開催中の「CEATECJAPAN 2012」に参考出展している。
同製品は今年5月に商品化した「スマートソニックレシーバー」をベースに、新たに ...
http://news.livedoor.com/lite/topics_detail/7009411/

なんだなんだ、「スマートソニックレシーバー機能」って難聴者に関係ある?

2012年08月03日 10時40分46秒 | 機器について
価格.com - 『スマートソニックレシーバー機能と難聴者』 京セラ 簡単 ...
京セラ 簡単ケータイ K012 [ゴールド]
『スマートソニックレシーバー機能と難聴者』のクチコミ掲示板。
京セラ簡単ケータイ K012[ゴールド]についての情報を交換するなら、日本最大級の「価格.com
クチコミ掲示板」で。交わされる情報の量と質は日本屈指のハイ ...
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000374949/SortID=14887908/

音声認識技術を生かせ! 横浜市中途失聴・難聴者協会の会話支援機か?

2012年07月18日 21時38分47秒 | 機器について
ニューメディア誌メルマガより。
梅雨明け、暑い、熱い、ですね。暑さでつい、エアコンに手が伸びます。あっ、節電節電。
東京電力管内は電力が厳しくなく、深夜電力は余っているとか。う~む、原発は電力事情として必要なのかから考えても。

連休の日曜に横浜の障害者スポーツセンター内にある障害者の会議室で、音声認識技術を使った会話支援機の研究開発のプロジェクトがありました。
iPadやiPhoneにアプリを入れて、音声認識辞書サーバーと連携させる仕組みで、話した会話を自動で文字化してくれる支援システムです。そう、聴覚障害者の皆さんが待ち望む機械なのです。
厚労省の支援を受けたプロジェクトですが、2カ月間の体験をもとにした意見交換の会でした。
15名の参加で、県会議員の方も参加されていましたし、大学の若手研究者もいました。

最初に、会話支援機のデモがありました。難聴者協会の女性スタッフ2人が普通に会話している内容の変換ぶりを見ました(聞きました、ではなく)。
なかなか厳しい変換レベルで、ビックリするような誤変換もありました。
例えば、人工内耳という言葉も出たのですが、これが「人工ない痔」に化けたりです。不思議なことに、2~3度人工内耳の言葉が出たのですが、誤変換されない場合もあったのです。
試用者からは、1:1の会話ではなく、n:1という少人数での会話で使いたいという希望がありました。職場で会議に参加しても「聞こえないのでわからない」、呑み会に参加しても「聞こえないので楽しめない」というコミュニケーションのストレスを何とかしたいというわけです。
そうなると音声のマイクも大事です。手で持つスタイルでは馴染みません。
といったような意見が盛りだくさん出てきました。
会話支援というと、1:1の対話スタイルを想定しますが、ニーズは少人数の方が大きい。これを気づかされた会でした。

■8月23日から24日に「普段着コミチャン制作の情報交換会」を長野・上田で開催します。
案内の詳細を添付。
長野はケーブル王国で、早くから自主放送のコミチャンが盛んでした。
今回は初日、上田ケーブルさんを訪ね、長年撮り貯めた映像テープのアーカイブについて聞きます。システムはもちろん、サービスのアイデアについても聞きながら、各CATV局の悩みであるアーカイブの課題を勉強します。
2日目は、長野のCATV局からコミチャンの普段の取り組みを聞きます。力作のコミチャンではなく、毎日制作するニュースや企画ものなど、普段の制作について交流します。
テレビ松本、飯田ケーブル、伊那ケーブルから報告があります。
また、人口が減り、地デジ化で加入が減少しています。そんな中で、コミチャンの役割をどう考えるか。経営の視点からみた意見を、ケーブル連盟信越支部長で須高ケーブルの丸山社長が課題を整理してくれます。

午後は一転して、新しい技術をもとにした新たな取り組みを勉強します。
1.フリージャーナリストでITに詳しい西田宗千佳氏に「スマートテレビとケーブルSTB」を話してもらいます。
2.地デジの完全移行を迎え、民放も新たな技術とサービスを考えています。その中から2つの事例を聞きます。
まず、Facebookと地デジテレビを結び付けた日本テレビのJoinTVです。Facebookの友達リストがテレビに表示されたりと、ソーシャル合体の新提案です。講師は日テレの安藤さんです。
関西からテレビ番組とスマホやタブレットを同時連携させるマルチスクリーン型放送の提案を、毎日放送の齊藤さんに聞きます。この取り組みは、在阪民放5局が足並みを揃えています。そのあたりも聞きましょう。
両者とも地上放送だけでなく、ケーブルテレビでの利用についてもイメージされているようなので、そこあたりも聞きます。
ということで、案内詳細をぜひ。HPからもチェックしていただけます。
http://www.newww-media.co.jp/cmck20120823.html

■■Xデー勉強会の案内です。
ラジオの苦戦はここ20年で、聴取者半減、広告収入も半減という厳しさです。
そんな中、インターネット経由で同時再送信するradikoが、全国に民放ラジオ60数局のネット再送信に広がってきています。
一方、デジタルラジオがVHFのLow帯で行うプランが動こうとしていますが、切れ味が今一つです。
radikoは月間のユニークユーザーが1000万人を突破しています。
これを知らずに、ラジオやメディアの今後を語れないと思います。どんなシステムなのか。ユーザー数が増えるとネットの負荷が増え、設備投資が増えていくという「儲からないスパイラル」はどうなのかなど、ズバズバ聞きていきましょう。

■7月27日(金)13時30分~15時すぎ
テーマ:radikoのIPベースの配信システムとは何か
講師:香取啓志氏 (株)メディアプラットフォームラボ 取締役 所長兼技術戦略部長
<内容紹介>
4月で民放参加局65社に放送大学を加えて66社をネット配信するradikoのIPセントリックな仕組みを解説。なかでも2010年3月13局で試験配信を開始し、約2年で66局をサイマル放送するためのB to Bインフラの構築と運用と、この4月から1千万ユニークユーザーになった視聴環境、最後に地上波と異なるビジネスモデルについて解説いていきます。
特に配信プラットフォームについては、7月2日に設立されたメディアプラットフォームラボについての説明も検討しています。
http://www.nttsmc.com/profile/news/h24/20120628.html

■8月1日(水)15時30分~17時すぎ
テーマ:テレビは進化しているか?
講師:鈴木嘉一氏 元読売新聞東京本社編集委員
鈴木氏は1975年に早稲田大学卒後、読売新聞に入社。1985年から放送界の取材し、27年間見続けてきた記者。また芸術祭賞審査委員や放送文化基金専門委員、民放連賞審査員、向田邦子賞運営委員など。
<内容紹介>
今春、全国で地上デジタル放送への移行が完了し、放送の新時代を迎えた。ハイビジョンの画質は美しく、データ放送やEPGなどテレビの利便性は高まった。しかし、肝心の番組は技術革新の成果を生かしているだろうか、テロップが踊るバラエティー番組ばかりでは何のための高画質化なのか、また「スポーツと映画」ばかりがキラーコンテンツでいいのか、そもそも新しい放送文化を切り開く人材は育っているのか――という観点から、来年「還暦」を迎えるテレビの今を語りたい。

■参加申込み⇒○印を
( )radiko  *まだ余裕あり
( )テレビは進化  *余席あり
◆参加費:それぞれ@5,000円(当日受付にて・領収書を発行)
◆参加定員:10名(先着順)
◆会場:NMセミナールーム
  (株)ニューメディア 編集部内
http://www.newww-media.co.jp/aboutus.html
  銀座線「銀座」駅、日比谷線「東銀座」駅、都営浅草線「東銀座」駅
  1階が「花屋(花粂)」さんの雑居ビル3階です。
名前:
社名:
 ⇒(株)を忘れずに
所属:
会社電話:
ケータイ:
メール:
領収書の宛先が上記の社名と違う場合:

⇒申込みは、このメール「返信」で上記事項の連絡をお願いします。い
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(株)ニューメディア
月刊ニューメディア編集長  吉井 勇
PHS 070-5071-9699
メール yoshii@newww-media.co.jp
http://www.newww-media.co.jp
〒104-0061
東京都中央区銀座2-12-5 銀座NFビル
TEL 03-3542-5231
FAX 03-3545-5843
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鳥取市でも人工内耳装用児にFMシステム給付の事例。

2012年03月25日 11時02分38秒 | 機器について
「補聴器と人工内耳装用者に朗報!」で人工内耳装用者と難聴者に、FM送受信システムの給付について紹介した。
その後、鳥取市在住の方とコメント欄で給付の認可についてやり取りがされていたが、昨日、給付決定の連絡があったことが分かった。

ラビット 記
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http://bit.ly/szHPbQ
ご報告申し上げますあ。
先日、突然福祉課より連絡があり、FMが支給されることが決定しました。
それより数日前に福祉課に赴き、学校生活での必要性などを説明し4月に再申請をすると合意していたのですが、急きょ就学前の支給となりました。
というのも、私のこどもともう一人の方が同時期に申請されていて、その方の案件が更生相談所にのぼっていました。その子供さんは病院でFMをつけての語音明瞭度検査等をし、なおかつ主治医から人工内耳用も補装具として区別なく支給されるべきという意見が更生相談所に直接あったそうで、それが決め手になったようです。
ひとまずほっとしています。これで新入学を迎えた子供にも力強い見方ができた気分です。
今回は色々とご教示いただきありがとうございました。


聞こえの商店街、開催中。

2011年11月27日 13時17分35秒 | 機器について


東京都港区の東京都障害者福祉会館で「聞こえの商店街」を開催中。11:00~16:00。無料。

補聴器と補聴システムを中心に展示。
自立コム。ダブリュ・ピー、リオン株、フォナックジャパン、シグマ映像。

プラスヴォイスによる日本財団の遠隔情報支援サービスの紹介も。

FM補聴器とFM補聴システムの紹介も各社で展示。

フェースブックのビデオチャットとビデオメッセージ機能

2011年07月09日 09時46分05秒 | 機器について
ビデオ電話ということはテレビ電話ということだが、回線の種類を問わずネット上で通話可能と言うことだろうか。
手話でコミュニケーションするには便利になる。
フェイスブックの新機能ではビデオメッセージを残せるというのが注目だ。留守番電話機能。

ラビット 記
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米Facebookが7月6日 (現地時間)に特別イベントを開催し、Skypeとの提携によるビデオチャットなど、メッセージ (Messages)の機能強化を発表した。事前に同社CEOのMark Zuckerberg氏が「何かすごいものを立ち上げる (launch something awesome)」と米メディアに予告していたため、同イベントは「Something Awesomeイベント」と呼ばれて、大きな注目を集めていた。
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/07/07/010/index.html

そして最後に発表されたのがビデオチャット機能。友達のプロフィール画面またはチャット画面に配置されるビデオコーリング・ボタンを押すだけで、ブラウザ上でSkypeを使ったビデオチャットを開始できる。ただし、同機能を初めて使用する時だけセットアップ画面が現れる。セットアップ・ボタンをクリックし、指示に従って必要なプログラムを導入するとビデオチャットが接続する。
現時点でビデオコーリングは1対1のみ。相手がビデオチャットの呼びかけに応じなかった場合でも、ビデオメッセージを残しておける。

厚生労働省自立支援機器展示会

2011年03月05日 18時43分19秒 | 機器について

障害者当事者が要望を出すことが重要なので多くの参加を期待したい。


ラビット 記
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厚生労働省が主唱してきた自立支援機器の発表会。

「ここにあります!明日の自立を支える福祉機器」(障害のある方々の自立促進を支援する福祉機器等の一般公開)のご案内

本日、正式に報道発表されましたので、お知らせいたします。
(報道発表:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000013w9x.html
(参加申込:http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/cyousajigyou/14.html

なお、今回の一般公開は、以下のようになっています。

○展示会形式で、自由に回ってご覧いただけます。
 →講演形式ではないので、好きなブースを自由にご覧になれます。

○11時~15時までの間、展示やデモをしております。
 →どの企業も11時~15時に展示をしておりますので、
  皆様の都合の良い時間にお気軽に起こしください。

その他ご質問があれば、お気軽にご連絡下さい。
皆様方のお越しを心からお待ちいたしております。

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厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部  
企画課 自立支援振興室 社会参加支援係


厚生労働省障害者支援機器の成果発表会

2011年03月03日 21時53分51秒 | 機器について

厚生労働省が障害者の自立支援機器の研究開発、普及に力を入れている。

今までは、開発の補助金を出しても実用化に至らずに終わったものも多い。当事者のシーズに基づいて開発することが大切、当事者の視点を研究開発の段階から取り入れるように留意して進めてきたという。

聴覚障害者、それも難聴者、中途失聴者の支援につながる機器やシステムの開発を要望した。
車両用ヒアリングループの開発もそうだ。バスや電車に搭載されれば大きな福音となる。


ラビット 記
※BICMAC200円は今日まで。体質改善を考えて買わなかった。
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障害者の支援機器の研究開発、普及等に係わっております。
ご連絡が間際になり申し訳ありませんが、関係当事者の方々に可能な範囲でご覧になっていただきたく、ご連絡申し上げます。

表記の成果発表会を開催します。
ご関心のある方々がおられましたらご案内いただけると幸いです。転載歓迎です。

日時 3月9日(水) 11:00-15:00
場所 厚生労働省 2F 講堂

詳細は以下の厚生労働省のホームページをご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/cyousajigyou/14.html

今回の機器展示、デモンストレーションは、製品化を目指して開発中の機器です。この事業では開発を行う企業や障害当事者等が連携し、実証試験等を通じて、障害当事者が実際に使いやすくなるように開発を促進し、障害者の自立や社会参加の促進に資することとしています。

ご参加され、より良い支援機器になるようにアドバイスなど頂けると幸いです。

ご不明な点などは、問い合わせ先(支援機器担当)にお願いします。メールでの問い合わせは、
syougaikiki@mhlw.go.jp
です。

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厚生労働省
社会・援護局 障害保健福祉部 企画課
自立支援振興室福祉工学専門官


バス搭載用磁気ループの試聴実験

2011年02月09日 18時37分06秒 | 機器について
磁気ループのの製造・販売する会社から、バスの車載型磁気ループの試聴の立ち会いが依頼されている。

これは同社が厚生労働省の障害者支援機器開発事業に応募して選定されたものだ。

難聴者はバスのアナウンスは聞こえず、また文字表示も見えにくいと降りる停留所が分からず、乗っている間中不安がある。
バスのアナウンスが磁気ループで鮮明に聞こえたら朗報だがいくつもの課題がある。

バスは郊外や市街地のさまざまなところを走るが電車の架線の近くなどあるいは何かの施設によりTモードにした補聴器にブーンという雑音が入る恐れがある。
また車内の一部にしか磁気ループが張られないのではその位置に乗車できるか分からず意味がない。

それで補聴器、人工内耳の利用者団体にちゃんと聞こえるかどうかの評価の協力を求められたのだ。

バスに搭載できる磁気ループが開発されれば、交通バリアフリー法に基づき、路線バスも観光バスも全国に普及する可能性がある。
低床バスやノンステップバスは車いすの障害者の粘り強い運動で全国に普及した。停留所の文字表示は京都のろう者が京都の市バスに要望したのが最初と言われている。
バスの磁気ループは難聴者の要望で実現したい。

バスの次は電車などの車両だが交流モーターが強力な雑音発生源となる。これはもっとハードルが高い。

ぜひ、バスの磁気ループは多くの方の参加が期待される。


ラビット 記