難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

Yロータリークラブで難聴者の講話

2012年04月30日 21時33分34秒 | 日記(つぶやき)
各地のロータリークラブで、講話の機会を頂いたり、耳マークポスターやビデオを作成したり、難聴者を支援していただくことが多い。ただ、例会は時間に厳しい。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
演 題 「いろいろな場面での難聴者」
◆ 司会者. 幹 事小野田孝美 君.
◆ 開会の点鐘. 会長エレクト 多々良浩吉 君.
◆ ROTARY-SONG. ソングリーダー 大井基明君.
○「我 等の生業」. ○「世界の国からこんにちは」.
◆ お客様の紹介. 会長エレクト 多々良浩吉 ...
演 題 「いろいろな場面での難聴者」
焼津中途難聴者の会 望月美香氏
http://yaizu-rotary.org/wp-content/uploads/2012/04/201138.pdf

※この寿司は焼津ではなく、鳥取県境港の。ばかでかい握りが二巻で130円。

文字による情報保障 「文字通訳」というのが気になる。

2012年04月30日 19時50分13秒 | バリアフリー
朝日新聞者の見学コースに「モバイル端末による文字通訳サービス」が提供されたのは素晴らしい。
リアルタイムにガイドの説明内容を文字で表示するサービス。
これがモデルになって美術館でもどこでも普及して欲しい。
どういう契約だろうか。毎回の見学コースに文字通訳を一人ないしは複数担当しているのだろうか。それともオペレーターが定型メッセージを送信しているのだろうか。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*朝日新聞東京本社では、モバイル端末による文字通訳サービスを利用し、
 難聴者の方も見学に参加して頂けるような取り組みを始めました。
 詳細は<こちら>をクリックして下さい。
http://www.asahi.com/shimbun/kengaku/tokyo2.html

総務省デジ研字幕放送義務化見送りの理由

2012年04月30日 17時19分02秒 | 放送・通信

総務省の「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会」の最終回が4月25日に開催された。
5年前に策定した字幕放送等の普及の指針の見直しのためだ。
5年前から、障害者推進会議の障害者基本法改正、東日本大震災の発生、地デジへの完全移行の大きな出来事があったが、これを指針の見直しに反映させることが必要だった。

障害者権利条約と障害者基本法の改正により、放送事業者に字幕放送等の義務付けが課せられたことは明らかだ。
しかし、総務省は視聴覚障害者等と放送事業者との「意見調整」に終始し、座長も積極的にその視点を指針に導入しようという意思は薄かった。
字幕放送の義務化が見送られたのは、毎日新聞記事のように字幕放送の普及が進んでいるからではない。逆にローカル放送や生放送の字幕放送対応、緊急時の字幕放送が困難という放送事業者の意向を受け入れたからだ。

全難聴は、放送事業者が字幕放送の拡充が困難という理由がコスト、入力者が不足しているとことを取り上げて、欧米と比して10倍にも及ぶコスト高の原因が放送事故を避けるための字幕制作体制にあるのではないか、高速日本語入力方法、音声認識技術による字幕制作方法にあるのではないかと指摘した。
一方、ローカル局が字幕放送を実施できない理由が字幕放送重畳設備を有していないこと、コストが原因なら国が財政的な措置を取らない限りいつまでも字幕放送は拡充しないことを指摘した。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ユニバ・リポート:字幕放送の法的義務化は見送りへ〓〓総務省第4回 ...
字幕放送の法的義務化は見送りへ〓〓総務省第4回デジタル放送時代の視聴覚障害者 向け放送の充実に関す...
http://mainichi.jp/universalon/news/20120427mog00m040018000c.html

リアルタイム字幕放送の入力の仕事

2012年04月29日 08時50分13秒 | 日記(つぶやき)
リアルタイム字幕放送は生放送だ。
その入力方式は、速記タイプか通常のキーボードか。
相当な入力技術を持っていることが条件なのか、養成期間もあるのか?
勤務地は地図はテレビ朝日になっているが、テレビ朝日系だけとも限らない。いずれの放送事業者とも契約でリアルタイム字幕制作をするのだろう。

いずれにしても、難聴者に読みやすい字幕制作が求められる。

ラビット 記

>株式会社ロングストーンのアルバイトならフロム・エー ナビ|バイトや ...
>[社]リアルタイム字幕放送の【字幕キーボード打ち込み
>スタッフ】. 給与. 月給19~30万円 ※交通費全額支給.
>アクセス. 勤務地:港区六本木駅、3番出口より徒歩7分.
>時間帯. 朝 、昼、夕方・夜、深夜・早朝 ...
http://froma.yahoo.co.jp/RQ27900382_ED1/?st=225

技術の進歩にはアクセシビリティの保障を担保せよ。

2012年04月28日 19時51分18秒 | バリアフリー
総務省の「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会」の最終回が開かれたばかりだ。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital/02ryutsu05_03000043.html
ここで字幕放送や解説放送の拡充には放送の規格がネックになっていることが多く明らかになった。
・字幕放送のアウトリーチ(画面外の表示)もスクロールも放送側がそうした機能を持たせた字幕を作っても受信機側が対応していないと出来ない。
・地上デジタル放送でステレオ放送のテレビ番組には解説放送が出来るようになったが5.1チャンネルになれば解説放送が入らない、規格そのものには8チャンネルまで送信出来るがどれを解説音声にするのか、送信設備と受信機の規格も決まっていない。
・字幕表示遅延システムも、受信機側で調整することは出来ても放送事業者側では今すぐ出来ないとされている。

こうした規格を制定する際には障害者当事者を含めて検討すべきだと発言したばかりだ。
そこへ、このスーパーハイビジョンだと。この放送の規格には、手話放送が画面の一部に表示されるようになるのか、3Dでも字幕が見やすくなるのか、ハイブリッドキャストとの整合性はどうなのか。電波産業会ARIBが3Dテレビの規格をあっという間に作って、各メーカーが販売したが、その規格策定時には障害者当事者は呼ばれていない。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
NHKとパナソニック、145インチ「8K4K」スーパーハイビジョン対応PDPを共同開発
Phile-web
久保田氏は、NHKの次世代放送技術に対する取り組みを紹介。「デジタル放送を育て成熟させること、そして次世
代の新しいサービスを開発することがNHKのミッション」と説きつつ、NHK放送技術研究所では「20年後」までを見
据えつつ、「4つの柱」となる技術テーマを設定して ...
http://www.phileweb.com/news/d-av/201204/27/30758.html

このトピックに関する記事をすべて表示する:
http://news.google.co.jp/news/story?ncl=http://www.phileweb.com/news/d-av/201204/27/30758.html&hl=ja

あ、聞こえる!?デジタル補聴器復活。

2012年04月28日 18時45分23秒 | 日記(つぶやき)

「ただいまお伺いしますので少々お待ち下さい」
と右の補聴器で聞こえた。
先日、横浜にある補聴器会社に行った際、イヤーモールドがかゆくなって付けられないとこぼしたところ、イヤーモールドを熱湯に漬けておいたらイヤーモールドのかゆみの元になる成分が溶出するのでと言われ、試してみた。
確かに、装着して10分も立たない内にかゆくなっていたがいまは数時間は大丈夫のようだ。

これで長いことあきらめていた人工内耳と補聴器の併用の復活だ。
2年ぶりくらいに補聴器をつけたので音がうるさい。
ボリュウムを最小にしても響く。装用していない間に聴力が回復したのかも。

磁気ループはこの補聴器の方が人工内耳より効果が大きい。人工内耳はTコイルにしないで、補聴器のみMTにして併用するのが一番良く聞こえた。
早速、明日のスタッフ研修で試してみよう。

ラビット 記

「不当採決!」総合支援法の矛盾が強行採決へ。

2012年04月27日 07時21分11秒 | 障がい者制度改革
障害を持って生まれた不幸より、この国に生まれた不幸!
聴覚障害者制度改革推進中央本部が「『障害者総合支援法』案に対する声明」を発表したが、コミュニケーション支援事業が意思疎通支援事業とされたこと、養成、派遣事業とも不十分、不透明なことが多いことを議論し、抗議声明となった。
http://blog.goo.ne.jp/houantaisaku/

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーー
◆1◆ 衆議院本会議暴挙! 審議一切なしの一括採択
本日4月26日(木)午後1時から開催された衆議院本会議は、わずか14分で、消費税率引き上げ法案など社会保障と税の一体改革に関連する法案を審議する特別委員会の設置について採決し、共産党と社民党が「重要な法案を一括して審議することは認められない」などとして反対しましたが、民主党や自民党などの賛成多数で設置を決めました。

同時に、「地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案(180国会閣68)」も一切の審議もなく、起立多数で可決しました。
こんな暴挙は断じて許されません!

○衆議院ビデオライブラリー(本会議14分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=41790&media_type=fp
・池田元久(厚生労働委員長)をクリック

○採択後の路上集会での藤井克徳めざす会世話人の発言(7:46)
http://youtu.be/SkZjV4sblCQ
・総合支援法は自立支援法の上塗り法、悪いところが全部残っている。
・「新法をつくった」「廃止をした」というが自立支援法の「土台」「延長」。
・新法というならまともな審議を。衆議院委員会はたった3時間だ。
 法律番号は自立支援法と同じ「第123号」だ。
・立法府の中の「ねじれ」言うが、原告や社会との「ねじれ」に気づかない
・運動は簡単ではないが、どんな結果だろうと運動は終わらない。
 簡単には勝てないが簡単には負けない!正義や正論は活路を必ずひらく
・基本合意、骨格提言、権利条約高く掲げて参議院での徹底審議を、あきらめない運動を強くつづけていく

◆2◆ 参議院での徹底審議求める<緊急行動Ver3>を提起します!
本日26日(木)の衆議院本会議での一切の審議もない採決の暴挙に怒りを込めて、抗議するとともに、”良識の府”といわれる参議院での徹底審議を求めて、めざす会は、つぎのような<緊急行動Ver3>を提起します。

もちろん、明日、4月27日(金)10~12時の路上集会は、
参議院議員会館前で予定通り行いますす! ぜひ、参加ください!
また、各地での街頭宣伝や連休中の各議員への対話をすすめましょう。

二大臣の問責決議を採決した参議院は衆議院以上に不透明です。
法案審議日程は、最短では、5月8日(火)の厚労委員会での主旨説明、10日(木)の委員会審議・採決、翌11日(金)本会議可決・成立が狙われますが、8日(火)の厚労委員会の開催さえも決まっていません。

また、衆議院本会議で、税と社会保障との一体改革の特別委員会が設置されました。
特別委員会審議がはじまると、厚労大臣や子ども子育て等の特命大臣を兼務する小宮山大臣は拘束され、厚労委員会への出席ができなくなることも予想されます。
連休明けはまったく不透明です。

以上の状況から、絶対にあきらめない運動をつづけます。
<自立支援法廃止、総合支援法案の徹底審議求める緊急行動Ver3>は、
5月8日(火)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
9日(水)10~12時:参議院議員会館前集会
10日(木)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
11日(金)10~12時:参議院議員会館前集会
15日(火)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
16日(水)10~12時:参議院議員会館前集会
     14:30~17:00:「国は基本合意・骨格提言を無視するな!」
全国一斉集会(参議院議員会館講堂他)
 *全国一斉集会の詳細は近日中に発表します!
まさに正念場の正念場です。
基本合意を守り、骨格提言を尊重する徹底審議を求めるこの緊急行動に、
みなさんこぞって参加されますよう、こころからよびかけます。


◆3◆ 衆議院前路上集会に全国から700名が結集!
    怒りと徹底審議求めシュプレヒコール!(速報)

シュプレヒコール!
・本会議の審議なしの採択を許さないぞ!
・基本合意を守れ!
・自立支援法を廃止せよ!
・骨格提言を尊重せよ!
・国会は徹底した審議をやれ!
・私たちは抜きに私たちのことを決めるな!
・私たちは最後の最後まであきらめないぞ!

○4.26路上集会の写真集
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120426?authuser=0&authkey=Gv1sRgCLrLh8bDvJmOkAE

○インターネット中継録画(天候不安定のため13時~20分のみ)
http://ustre.am/JOOJ

<主な発言者>
○めざす会太田事務局長=名ばかりの新法ではなく、本当の新法を
○東京の大瀧弁護士、大阪の荒木弁護士
○弁護団の藤岡事務局長(3:31)
http://youtu.be/637z7ljzTIE
○障神奈連・上野さん
○埼玉の原告・五十嵐さん=連日声を上げてきたのに議員は私たちの声を聞いているのか!2005年の自立支援法制定時と同じだ
○総合福祉部会の増田JD理事=国のあり方がおかしい!
○奈良の原告・小山さん
○岩手の原告補佐人の佐々木さん=政権交代に期待し、廃止するの言に大いに期待し、国との約束で基本合意ができた。骨格提言のすばらしさに感動した。それが名ばかりだまし討ちだ。
 政党、政治があまりにもなさけない。
○心臓病の子ども守る会の下堂前さん=自立支援医療の問題がなくならない限り応益負担はなくならない!
 育成医療は経過措置、更生医療は負担措置もない。
○JD副代表・脳外傷の会の東川さん=谷間の障害を救う法に!
http://www.youtube.com/watch?v=A4CuzNbuS1Q&list=UUunCLt-nccgfzwkrNmJuRAQ&index=3&feature=plpp_video

出演 きょうされん京都支部:粟津さん、京都難病連:北村さん、障害者自立支援法違憲訴訟元原告補佐人:田中さん
メッセージ出演=立命館大学・峰島さん、JCAL・矢吹さん、佛教大学・鈴木さん、上京ワークハウス・藤井さん
司会 応益負担反対実行委員会事務局長・池添さん、
○明日27日(金)17:30~四条河原町高島屋前で大宣伝行動

◆5◆ 和歌山地裁 ALS介護支給量訴訟判決
市に「1日21時間以上の支給量にしなさい」と命じる!

○和歌山の大谷さんからのメールです
---
昨日、和歌山地裁でALS介護支給量訴訟の判決がありました。
現在は1日12時間余り(介護保険+重度)の支給に対し、「1日21時間以上の支給量にしなさい」と和歌山市に命じました。
和歌山市には控訴しないように求めていきます。
                         大谷真之


○ALS介護サービス「時間増を」 和歌山市に命じる判決 朝日新聞25日
http://www.asahi.com/health/news/OSK201204250104.html?ref=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

○ALS患者介護1日21時間以上を市に命じる 読売新聞25日付
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120425-OYT1T00802.htm

○ALS介護訴訟 判決 NHKニュース和歌山放送局 4月25日 17時22分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045863511.html
>筋肉が動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症の男性が、和歌山市が決めた介護サービスの支給量が不十分だと訴えていた裁判で、25日、和歌山地方裁判所は「男性はほぼ常時介護サービスを必要とする状態だ」などとして1日21時間以上の介護サービスを提供するよう義務づける判決を言い渡しました。
 (中略)
 ALSの患者に対して、自治体が行う介護認定に関してサービスの支給量を増やすよう義務づけた判決は全国で初めてです。
 原告の弁護団の池田直樹弁護士は「自治体が判断する障害者の介護認定に関して、裁判所が一定の判断を示したことは画期的で、全国の自治体にも大きな影響があると思う」と話しました。
 原告の弁護団の長岡健太郎弁護士は「24時間の介護サービスが認められていないのは残念だが、市に不十分な点があることや個別の事情を考慮した点が評価できる」と話しました。

○ALS介護拡大義務づける判決
 NHKニュース 社会 4月25日 18時27分 全国版(動画です)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120425/k10014714931000.html


▲▽編集後記
一切の審議なく採択する衆議院本会議。起立する大勢の議員。ぞっとします。
「まったくわけがわからないうちに終わっていた」と手話で怒りぶつける若者。
これを暴挙といわずなんだろう。法案もウソで固めた上塗りならば、その審議は子どもたちには絶対に見せられない民主主義の破壊行為。こんな法案は断じて認められません。明日からは”良識の府”といわれる参議院前で声を上げます!

--
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。
━━━MEZASU━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.4.26 第228号(通巻336)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━MEZASU━━━
「難病ALS訴訟」和歌山地裁判決

「障害者総合支援法」案に対する声明発表、聴覚障害者制度改革推進中央本部

2012年04月27日 01時24分44秒 | 障がい者制度改革
4月25日、聴覚障害者制度改革推進中央本部は、「障害者総合支援法」案に対する声明を発表した。

2012年4月25日
「障害者総合支援法」案に対する声明

聴覚障害者制度改革推進中央本部 本部長 石野 富志三郎
構成団体          財団法人全日本ろうあ連盟
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
社会福祉法人全国盲ろう者協会
一般社団法人全国手話通訳問題研究会
一般社団法人日本手話通訳士協会
特定非営利活動法人全国要約筆記問題研究会


 3月13日に「地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案」(障害者総合支援法案)が閣議決定され、同日、国会に提案されました。すでに聴覚障害・盲ろう当事者及び支援者の6団体で構成している聴覚障害者制度改革推進中央本部が2月14日に発表した声明「障害者総合福祉法骨格提言の実現を今こそ求める」で示しているとおり、極めて遺憾であると言わざるを得ません。

 閣議決定により設置された障がい者制度改革推進本部のもとに置かれた機関である障がい者制度改革推進会議総合福祉部会において、聴覚障害者、盲ろう者を含む当事者・関係者・有識者55人が一年にわたり議論して取りまとめられた骨格提言は十分に尊重されなければなりません。
 ところが、同法案には骨格提言の内容がほとんど盛り込まれず、障害者自立支援法を一部改正する内容となっています。私たちは、障害当事者・関係者の取り組みの成果を軽視するこの案に同意することはできません。
 また、2010年1月に障害者自立支援法違憲訴訟の原告団と国(厚生労働省)により締結された基本合意文書では「障害者自立支援法の廃止と新たな福祉法制の実施」等が明記されていますが、今回の法案には、合意文書の内容が全く反映されていません。

 そして、4月13日、同法案に対する修正案が国会に提出されました。コミュニケーション支援関連については、「手話通訳等」が「意思疎通支援」に改められ、市町村事業は意思疎通支援を行う者の養成と派遣を、都道府県事業は、専門性の高い意思疎通支援を行う者の養成と派遣及び広域的な対応を実施するものとしています。また、基幹相談支援センターの連携の範囲に意思疎通支援事業の関係者が入りました。
 今回の修正案により、都道府県事業に「派遣」が広域派遣対応とともに入ったこと、市町村と都道府県の事業の両方に「養成」が明記されたことなど、私たちの要望が一定程度反映されました。
しかし、「意思疎通支援」とは、本来ならば「コミュニケーション支援」として入れるべきものです。また、市町村事業と都道府県事業の役割分担を明確に決めておく必要があります。私たちの要望の実現には程遠く、総合福祉部会の骨格提言や情報・コミュニケーション法(仮称)骨格提言で求めている、
・聴覚障害の定義・範囲を見直すこと、
・聴覚障害者の生活に関わる情報アクセス・コミュニケーションを権利として保障し、相談支援にかかる情報・コミュニケーションのバリアを解消すること、
・コミュニケーション支援及び通訳・介助支援を全国一律の仕組みとして地域格差を解消すること、
・手話通訳者、要約筆記者、盲ろう通訳・介助員の身分を保障すること
等の法制化実現のためには制度設計の根本的な改革が必要です。
 あらためて、障害者自立支援法の廃止、障害者総合福祉法の骨格に関する提言と、障害者自立支援法違憲訴訟団の基本合意文書を尊重した法案が制定されることを強く求めます。

「すべての聴覚障害者に、情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障する法制度の実現を求める要望書」全国116万人余の署名運動、「We Love コミュニケーション」パンフ普及の取り組みが示すとおり、情報アクセス・コミュニケーションの権利保障を求める私たちの要求は、幅広い国民の理解と支持を頂いております。
 今般、提出された障害者総合支援法案は、全国の障害者、私たちの要求が反映されていないことを確認し、国(厚生労働省)、国会に対して、以下のことを強く要求します。



1.障害者自立支援法を廃止し、障害者総合福祉法の骨格に関する提言と障害者自立支援
法違憲訴訟団の基本合意文書を尊重した新法を制定すること。

2.聴覚障害者、盲ろう者の情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障し、そのた
めに必要な支援体系を構築し、情報アクセス・コミュニケーション支援を保障すること。

以 上

http://blog.goo.ne.jp/houantaisaku/e/c4ad6ea1659a2bd267891ed6df733aef


あちゃ、今朝の失敗?!

2012年04月26日 08時08分22秒 | 日記(つぶやき)

今朝は、隣駅6:44始発の電車に並んで座るため6:15発に乗った。もっと後の6:35に乗ったとしても二つ先のW駅で乗り換えればW駅始発に座れそう。
腰痛防止のため。くの字になって乗るのは避けたい。

あちゃ、昨夜詰めておいた弁当を持ってくるのを忘れた。

ラビット 記
通勤路線が、7:55頃車両点検のため、15分ほど遅れている運行情報メールが入った。早めに出ていて良かった。

京王電鉄運行情報に関するお知らせです。
【京王線 遅れています】7時55分頃、つつじヶ丘駅構内で車両点検の為、京王線は京王線新宿~調布・新線新宿~笹塚駅間に15分程度の遅れが出ています。振替輸送をご利用下さい。

今後の情報は、以下のURLを参照ください。
http://www.keio.co.jp/j/

「総合支援法」の国会審議?TOMO市メルマガ

2012年04月26日 06時55分47秒 | 福祉サービス
昨日の国会前の抗議集会は200人との報告。南相馬市の支援の帰りに参加した方、原告の方、大型バスで駆けつけた仲間など。
TPPに反対する農業関係者などは日比谷野音の集会に参加していたためいなかったが、障害者のところだけ盛り上がっていた。

ラビット 記
────────────────────────T─O─M─O─市─
きょうされんネットショッピングモールTOMO市より、 
新着情報をお届けします。
---------------------------------------
http://www.tomoichiba.jp

 みなさん今晩は!
 TOMO市のナカです。

 いま、障害者自立支援法に代わる法律、「障害者総合支援法」が国会で「議論」の真っ最中です!!!
 …………と、言いたいところなのですが、
 いま、衆議院を、きちんとした「議論」はされないままに、法律成立に向かって、まさに「機械的に流れている」真っ最中です。
 「法案」は、衆議院で審議をされたのち、参議院で審議をされるという大きな流れがあります。

 もう少し細かく見ると、国会で議論をするためにあげられた法案は、分野別に、その審議をするのにふさわしい「委員会」に付託されます。
 今回の障害者の関係法案であれば、衆議院の厚生労働委員会で審議をされます。
 委員会で上程された法案の「趣旨説明」がされ、議論を得て、採決をとります。
 通った法案は、その後、衆議院の本会議にかけられ、議論を経た後に、採択。
 法案が通過をすれば、次の参議院に審議の場が移されます。

 参議院に法案が回ると、参議院でも同様に、委員会に付託され、「趣旨説明」をこない、厚労委員会での議論をへて、本会議に送られ、参議院の本会議で採択されれば、晴れて法律の“成立”ということになります。

 でも、今回、衆議院の厚労委員会での審議は、趣旨説明で4分。
 趣旨説明を業界(?)では、「お経読み」というのですが、お経どころか、「乾杯のあいさつ」程度です。
 そして、翌日の委員会の議論では、6つの政党から各30分ずつの質疑を受けて3時間で議論が終了。
 賛成多数でいとも簡単に委員会を通過しました。
 
 この法案は、現行法である障害者自立支援法を廃止させてつくる、次の「新しい法律」なはずなのです。
 この間、ずっとわたしたちは、当事者を含めて論議をしてきた「骨格提言」が全然反映されていないではないか、現行の障害者自立支援法の一部改正ではないかと言ってきました。

 まさに、新しい法律なんだと言い張っている人たちやっているのが先ほど紹介した3時間しか行なわれない「議論」。
 それこそ、今の法律を一部改正した“だけ”の法律だと、自ら暴露しているようなものです。
 参考人招致も行なわないで、 この法律の対象となる障害当事者の意見は、厚労委員以外の議員は全く聞けてはいないでしょう。
 これが本当に まったく新しくなる法律を議論するやり方なのでしょうか。
 明日26日、衆議院の本会議が開かれる予定です。
 いま、予定されているのは、たった15分で、委員会から提案された障害者総合支援法を可決するという流れです。

 今週月曜日から、毎日、朝10時から霞が関の議員会館前に集まり、自立支援法廃止、総合支援法の徹底審議求める緊急行動をしています。
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/ 

 この集会の様子は、Uストリームを使って、ネットで配信もしています。
 みなさんも、障害のある本人たちがどんなことに怒り疑問をもち、どんな訴えをしているのか、ぜひ、覗いてみていただけたらと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━
■【作業所・施設の緊急支援にご支援ください】
 きょうされんでは、「東日本大震災きょうされん被災対策本部」を設置。
 被災地の作業所・施設・事業所、障害のある人びとや関係者の状況の把握に努めるとともに、全国に支援金を呼びかけています。
http://www.kyosaren.or.jp/
当面、TOMO市モールの収益は、災害支援金に使用させていただきます。
━━━━━━━━
■商品へのご意見・ご感想お待ちしております!
 TOMO市に出店している各作業所では、
 お客様からのご意見・ご感想をお待ちしております!
 お褒めの言葉は、働いている障害のある人びとの励みになります。
 お叱り・アドバイスは、更によりよいものづくりを進めるための、大変貴重な材料になります。
 たくさんのお声をお待ちしています。
 モールへのご意見・ご感想 info@tomoichiba.jp

■メルマガ発信のお知らせ
◎毎週水曜日(営業日)にお届けしています!
 TOMO市の注目商品紹介はもちろんのこと、
 障害分野の最新情勢から、ちょっとしたマメ知識、
 機関紙の紹介、担当者のつぶやきなど、
 おもしろ情報満載でお届けします!

◎本メルマガは、転載歓迎です(転載の際には全文掲載でお願いいたします)。
━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元:きょうされん事務局(TOMO市管理事務局)
発行担当:ナカ・マツ・アキ

○TOMO市に関するお問い合わせや本メールマガジンへのご意見・ご感想info@tomoichiba.jp まで
※このメールマガジンの発行元アドレスへのご返信には対応しておりません。
○メルマガを解除される場合はこちら
https://www.tomoichiba.jp/mail_magazine.html
────────T─O─M─O─市─
『 温ったか ここに あったか 』
障害のある人たちが働く「作業所」のショッピングモールTOMO市
http://www.tomoichiba.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
■おしらせ■
被災地商品ショップ 「つながり∞カンバッジ」に新デザイン!
 つながり∞カンバッジ 100個【東北物産展用パックB】
 12,500円(税込)
http://www.tomoichiba.jp/s_hisaichi_1650.html
 新デザインが登場しました!!
 これまでお買い上げいただいたみなさん、
 また新年度のイベントの際には、ぜひお買い上げください!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

抗議行動の続く国会へ。

2012年04月25日 19時03分02秒 | 障がい者制度改革

初夏並の陽気の中、国会前の路上の一角がさらに熱い。
明日にも衆議院で採決かと言う情勢だが、小沢判決が出ること、この週末野田首相の訪米、国民の反応いかんでは国会はどうなるか分からないと言われている。参議院の採決はGWあけになる。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ 【緊急】明日26日(木)、衆議院本会議で総合支援法案も採択へ
国会前の緊急行動に参加を強く強くよびかけます!

明日4月26日(木)13時から衆議院本会議で、税と社会保障一体改革関連法案審議の特別委員会設置について決め、
総合支援法関連法案も採決に付されることが本日の衆院の議事運営委員会で決まりました。
本会議開催時間は、わずか10分から15分程度とのことです。

基本合意を守り、骨格提言を尊重する徹底した国会審議を求める多くの当事者の声に反して、議席の数による暴挙が繰り返されようとしています。

この状況をふまえ、つぎのように緊急行動を変更します!
明日の東京は雨模様です。長時間の行動となりますので体調管理には十分気をつけてください。

「自立支援法廃止、総合支援法案の徹底審議求める緊急行動Ver2」
 26日(木)10~11時:衆議院第二議員会館と参議院議員会館の間前 大集会
      11~13時:議員要請(ロビー活動)衆議院本会議前に集中要請!
      13~14時:衆議院本会議傍聴と路上大集会
        それ以後の行動は明日の状況で提案します。
 27日(金)10~12時:国会議員会館前集会


◆2◆ 緊急行動Ver2 4月25日3日目のドキュメント
    これは「裏切り」ではなく、「だまし」だ!

緊急行動V2も3日目です。
本日25日(水)の国会前には、各地から200名がつどい
(インターネット中継の視聴者102名)が朝10時から12時まで「緊急行動V2」にとりくみました。
国会前はTPP反対を求め座り込みを続けるみなさんなど、大型バスも多数乗り付け、騒然たる雰囲気でした。みんな怒ってます。

○写真ドキュメント 2012年4月25日国会前集会3日目
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120425?authuser=0&authkey=Gv1sRgCIzjkdTijqjP2gE&feat=directlink

○<めざす会TV>中継録画を放送中
オンデマンドの中継録画をつぎの集会まで放送しています。
パソコンやスマートフォンで見られます。ぜひ、ご覧ください。
 第一チャンネル(ユーストリーム)http://ustre.am/JOOJ
 第二チャンネル http://www.nginet.or.jp/mezasutv.html

○Twitter(ツイッター)では
 jnp1973さん  naka__sanさん moto6166さん  
 Rari_marさん  kinbe2010さん  450818さん
 などがつぶやいて情報発信しています。

○めざす会ホームページは本日の様子を掲載しています
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/index.html

---以下、集会の主な発言から
○事務局の情勢報告はJD理事で全障研事務局長の薗部さん
○原告でめざす会事務局の家平さん=これは「裏切り」でなく「だまし」だ。
 家族にまで負担を押しつけたまま。徹底審議求める
○滋賀弁護団の元永弁護士=悔しく、つらく、情けない思いでいっぱいだが約束を破ったのは国だ。これでは責任をもって「和解」できなくなる。
 司法のあり方についての暴挙。あきらめずともに闘っていきたい。
○きょうされんの西村理事長=亀岡の6人の原告は先日なくなった原告の稲継学さんに
①ありがとう、②悔しいね、③学さんのぶんまでがんばるからと約束した。
 原告71名との約束を反故にする暴挙。最後まであきらめない!
 明日、きょうされんは100万人署名を国会議員に届ける。ともに闘いましょう
○東京大田区の鈴木さん=あれはいったいなんだったのか!
 問題はなにも解決していない。
○全視協の田中会長+盲導犬ニコラス=怒り心頭。わずかの収入があれば一割負担。
 行動援護も地域格差がある。本当の応能負担になっていない。
 今日も、岩手や岡山などから7、8人で参加。毎日複数で参加します。
○兵庫の松本さん(南相馬の被災地支援からの帰り道)=兵庫の原告は毎日この場に来たいおもいです。自立支援法は「自己責任」で、障害のある人の責任、家族の責任と強要された。なんて不幸な国に生まれたんだろうと提訴し、裏切られるかもおもいながらと「和解」したが、こんなふうに国の約束が軽んじられていいわけがない!
○埼玉の原告・五十嵐さん=なんでなんどもなんども国会に通わないといけないのか。
 ホントは毎日作業所に通いたい
○手話で発言した中込さん=手話に応益負担強いるなどおかしい
○岡山の原田さんの歌声=ともに歌おう~人間の歌~
http://www.youtube.com/watch?v=p6dnb-_3ArU&feature=colike
○広島の塩出さん=朝一番の新幹線で駆けつけた。原告の秋保夫妻など3名の原告はあきらめない!闘い続ける!
○埼玉障害者協議会の新井さん=埼玉は各地で学習会を行っている。
○東京老後保障推進協議会の坂本さん=参加して勇気づけられた。弱いものいじめをどこまでするのか!約束したことはちゃんと守ってもらおう
○全難聴の高岡さん=法案は障害範囲をなにも決めていない。1000~2000万ともいわれる難聴者は聴障者として扱われていない。コミュニケーション事業は地域格差があり是正されない。
本日午後関係6団体で対策方針決める
○埼玉の原告団のみなさん(西、中村、下地、林、新井さん)=昨日ある議員秘書に「不服なんでしょ。また訴訟したらいい」と言われた。ふざけんじゃない!
 それを決めるのはこちらであって、国は約束をきちんと守れ!
 基本合意、骨格提言は大切な宝。いのちが輝いて生きていけるようにと裁判に臨んだ。最後の最後まであきらめない。
○JD理事の福井さん=毎日、地方から本当にごくろうさまです。いっそう正念場、けっしてあきらめない運動を見せていきましょう!

最後に訴訟団PTの斎藤さんがまとめ発言して、本日は3度のシュプレヒコール
 基本合意を守れ! 自立支援法を廃止せよ! 応益負担は許さないぞ!
 骨格提言を尊重せよ! 私たち抜きに私たちのことを決めるな!
 私たちは あきらめないぞ! がんばるぞ!!

◆3◆ 京都から速報 FM放送は明日26日 ネットラジオも
“障害者の堪忍袋が破裂した!”(京都三条ラジオカフェ、FM79.7Mhz、
http://radiocafe.jp/webradio/
4月26日<木>午後2時~2時30分)。
国会で審議中の障害者総合支援法案が自立支援法の延長法案であること、自立支援法は廃止するとの約束を破ったものであること、新しい障害者法のデザインなどを語りあう。
出演は鈴木勉佛教大学教授、峰島厚立命館大学教授、障害者団体や訴訟原告補佐人など7人

--
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。
━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.4.25 第227号(通巻335)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━━━MEZASU━━━

めざす会TV野中継中。

2012年04月25日 11時23分49秒 | 障がい者制度改革

kinbeさんがネット中継実施中。
明日26日も朝10時から集会。中継も。
◆2◆ <めざす会TV>はダイジェストで中継録画を放送中
インターネット生中継に成功した<めざす会TV>ですが、ダイジェストで中継録画を放送しています(オンデマンド)。
パソコンやスマートフォンで見られます。
中継時見逃した方はぜひ、ご覧ください。

○第一チャンネル(ユーストリーム利用)
http://ustre.am/JOOJ
○第二チャンネル 
http://www.nginet.or.jp/mezasutv.html


障害者総合「支援」法案抗議行動の動画の文字起しを。

2012年04月25日 07時59分30秒 | 障がい者制度改革
緊急行動により、マスコミの一部にも議員にも変化が生まれてきている。
めざす会ニュースやめざす会TVに動画がアップされるが聴覚障害者にはアクセスできない。
聞こえる人がそれぞれ文字にして発信してくれるだけで立派な支援活動になる。
1分だけでも文字化して欲しい。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ 緊急行動Ver2 4月24日ドキュメント
 私たちの声 国会にひびけ、とどろけ!
緊急行動Ver2の二日目、本日24日(火)の国会前。
昨日の冷たい雨とは打って変わって初夏を感じる日差しの中、衆議院第二議員会館前の路上には各地から150名がつどい(インターネット中継の視聴者は約100名)が
朝10時から「緊急行動Ver2」にとりくみました!

○写真ドキュメント 2012年4月24日国会前路上集会
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120424?authuser=0&authkey=Gv1sRgCK752umRnfPBtQE&feat=directlink

めざす会事務局からの昨日からの国会情勢報告につづいて、
○弁護団の柴野弁護士が口火発言
○斎藤きょうされん副理事長は昨日NHKが報道した
 「障害者の6割  年収100万円以下」について発言
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120423/k10014633491000.html
○千葉の天海さんは「憲法違反だ!」と声を荒らげます。
○埼玉弁護団の谷口弁護士も駆けつけ「声を届ける努力をしよう!」
○京都から連日参加の西村さんは「ウソをついてはだめだ」
○愛知のみなさんは大きな横断幕とともに、
 知的障害のある原告が、ことを知らないうちに決められてしまう理不尽さを非難。
○埼玉の国松さん、東京の佐田さんも続々マイクを握ります。
○北海道弁護団の西村弁護士も札幌から駆けつけました(動画 4:53)
http://youtu.be/qDxcArAleKk
○JDの鈴木さんが本日の衆議院議員への「緊急要請文」を読み上げました(添付word)略
○埼玉・川越いもの子のみなさんの歌(1:12)
http://youtu.be/IhvRExDSEnU
○弁護団の藤岡事務局長の迫力のスピーチ(8:58)
http://youtu.be/g1mYef0SN-4
○埼玉の原告・石井さんのど迫力の発言!(1:49)
http://youtu.be/X0UAIrFiVtQ
○埼玉の原告補佐人の西さん
 33歳の娘は、家族のような楽しい作業所に通うことが生きがいだった。
 理不尽な政治を変えないとダメだ
○埼玉・原告の下地さん、東京のろうあ連盟のみなさん、
 連日参加している岩手の小田嶋さんの熱い発言が続きます。
○全障研副委員長で立正大学准教授の中村さんは子どもの問題を発言
http://youtu.be/YOM9OyYdxWQ 
○JD理事の福井さん=消費税増税案も許せない!

そして、おもいを一つにして、シュプレヒコールを国会周辺に響かせました。
 基本合意を守れ! 自立支援法を廃止せよ! 応益負担は許さないぞ!
 骨格提言を尊重せよ! 私たち抜きに私たちのことを決めるな!

午後からは、すべての衆議院議員に緊急要請文を手渡しながらロビー活動しました。

<めざす会>ホームページは本日の様子を掲載しています
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/index.html


◆2◆ <めざす会TV>はダイジェストで中継録画を放送中
インターネット生中継に成功した<めざす会TV>ですが、
ダイジェストで中継録画を放送しています(オンデマンド)。
パソコンやスマートフォンで見られます。
中継時見逃した方はぜひ、ご覧ください。

○第一チャンネル(ユーストリーム利用)
http://ustre.am/JOOJ
○第二チャンネル 
http://www.nginet.or.jp/mezasutv.html

Twitter(ツイッター)では
 Rari_marさん、kinbe2010さん、450818さん
 などがつぶやいて情報発信しています。

◆3◆ 国会の動き 
二大臣の問責決議可決で不透明さを増している国会の動きですが、情報を整理すると、本日、火曜は衆議院本会議の定例日でしたが、木曜に延期し、税と社会保障の一体改革の特別委員会の設置といくつかの法案採決の予定。
いくつかのなかには総合支援法案も含まれる可能性があります。

一方、参議院の厚生労働委員会では非公式に、民主党から5月8日(火)に総合支援法案の付託を前提に一般質問、および同法の趣旨説明の提案があったもようですが、
まとまらず、次回の日程協議の日程も未定のようです。

以上の状況をふまえながら、つぎの緊急行動に全力でとりくみましょう!
天候が不安定で寒暖の差も大きいので体調管理には気をつけましょう

○自立支援法廃止、総合支援法案の徹底審議求める緊急行動Ver2
 25日(水)10~12時:衆議院第二議員会館前 集会
 26日(木)10~12時:衆議院第二議員会館前 大集会
         午後:議員要請行動(ロビー活動)
     …衆参全員か参院全員かは法案の状況次第       
        終了後、路上集会
 27日(金)10~12時:国会議員会館前集会

※各院本会議や厚生労働委員会が開会される場合は議会傍聴を組み入れ、終了後に短時間の報告集会を行います。


◆4◆ 地方自治体決議は191に! 国は地方の声を聞け!
○障害者総合福祉法を求める地方議会意見書採択状況(JDF調べ)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/sougou/index.html
 4.23現在 都道府県=13、政令指定都市=8、市町村=170
 総合計は191自治体です
 「がらりと変わると混乱する」といいわけする小宮山厚労大臣、地方の声をしっかり受けとめて、骨格提言を尊重した法案にすべき

▽▲▽編集後記
「参加できぬ申し訳なく思っています。雨の中、多くの参加してご苦労さまです」
横須賀のめざす会メンバーからのメールです。国会前に参加できなくても、申し訳なく思わないでくださいね。みんなでやれることを考えて、小さなとりくみでもどんどんやりましょう! ネット中継を見ながらツイッターで世に訴えることも、まったくこの動きを報道しない大マスコミに意見することも、みんなでできる世論づくりです。でも、国会前、来れるなら、ぜひ来てください。待ってます(^_-)

--
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

━━━MEZASU━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.4.24 第226号(通巻334)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━MEZASU━━━

総合支援法案の意思疎通支援事業??

2012年04月24日 23時32分43秒 | 障がい者制度改革
国会では連日、障害者自立支援法廃止、総合福祉法実現の抗議行動が繰り広げられている。
批判の的になっている厚労省の総合支援法案の民自公

三党修正案には、総合支援法案(修正案)比較表で、
第77条に市町村の地域生活支援事業として、
 「意思疎通支援を行う者を養成する事業」が必須事業となっている。
第78条で、都道府県の同事業として
 「・・・特に専門性の高い意思疎支援を行うものを養成し又は派遣する事業、意思疎通を行う者の派遣に関わる市町村相互の連絡調整その他の広域的な対応が必要な事業として厚生労働省令で定める事業を行うものとする」と必須事業になっている。

(1)都道府県が市町村派遣の連絡、調整を広域的に行うということは「連絡・調整」だけで、市町村事業の実施のままで都道府県として派遣事業はしないのは問題だ。
「連絡・調整」を派遣制度がバラバラのまま、個々に調整しても格差は是正されず、広域派遣が出来ないケースが続出する。
これは、都道府県事業として、広域派遣事業を実施させる必要がある。
これは、さらに県間広域派遣事業にも拡大すべきだ。

(2)意思疎通支援事業という名称は、障害者基本法で意思疎通の仲介をするものの養成・派遣事業は国の事業とされたこと関係しているが、他の障害者につられて、要約筆記事業の通訳事業であることの変質にならないかも気になる。

(3)市町村の意思疎通を支援する事業に「要約筆記奉仕員事業」は入らないということをどう理解させるかだ。

文字によって意思疎通を支援する事業は「要約筆記者養成・派遣事業」だが、要約筆記奉仕員養成事業でなく、要約筆記者養成事業に一元化された。
要約筆記者派遣事業で派遣される要約筆記奉仕員は、「者」に転換された方々だ。
そもそも要約筆記奉仕員事業は社会参加促進事業のその他事業で派遣がない。
ここを市町村や都道府県にきちんと理解させなくてはならない。

要約筆記奉仕員事業を難聴者理解の啓発事業とするモデルを示す時期でないか。

(4)また、意思疎通事業に限らず、支援法全体で政令指定都市を都道府県事業と同等の位置づけなくてはならない。
政令指定都市はその人口規模からも財政規模からも都道府県と対等だ。

(5)しかし、総合福祉法骨格提言では聴覚障害の定義、範囲の見直し、障害程度区分を廃止し利用者のニーズに合わせたサービスの提供、コミュニケーション支援事業の全国共通の事業化、無償化を求めているが、これは修正案には含まれていない。
当事者抜きに決めたからだ。

ラビット 記