難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

「障害者総合支援法」に対する共同声明

2012年06月30日 10時00分26秒 | 障がい者制度改革
2012年6月29日
「障害者総合支援法」に対する共同声明

聴覚障害者制度改革推進中央本部 本部長 石野 富志三郎
構成団体
財団法人全日本ろうあ連盟
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
社会福祉法人全国盲ろう者協会
一般社団法人全国手話通訳問題研究会
一般社団法人日本手話通訳士協会
特定非営利活動法人全国要約筆記問題研究会

 6月20日、参議院本会議にて「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(障害者総合支援法)が十分な審議のないまま採択され、同法が成立しました。  
同法の内容は、障害者自立支援法の一部改正に留まるもので、私たち聴覚障害者制度改革推進中央本部が4月25日に発表した「『障害者総合支援法』案に対する声明」で表明したように、
一、障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会がまとめた骨格提言を踏まえたものになっていないこと、
二、障害者自立支援法違憲訴訟の原告団と国(厚生労働省)により締結された基本合意文書に反していること、
このことにより、強く遺憾の意を表します。
 
 また、コミュニケーション支援事業関連の規定については、都道府県事業に「派遣」が広域派遣対応とともに入ったこと、市町村と都道府県の事業の両方に「養成」が明記されたこと、基幹相談支援センターの連携の範囲に意思疎通支援事業の関係者が入ったことなど、私たちが長年にわたって要望してきた事項の一部が規定されていますが、「意思疎通支援」では情報や職場・地域等への参加支援、暮らしの支援、相談支援等と一体になったコミュニケーション支援が抜け落ちてしまう懸念があり、本来ならば「コミュニケーション支援」として入れるべきものです。また、市町村事業と都道府県事業の役割分担を明確に決めておかないと現場が混乱します。財源についても従来通りの統合補助金の枠組みに変わりはなくまったく不充分なものです。

 私たちの要望は、総合福祉部会の骨格提言や「情報・コミュニケーション法(仮称)」の骨格提言で求めている、
聴覚障害の定義・範囲を見直すこと、
聴覚障害者の生活に関わる情報アクセス・コミュニケーションを権利として保障し、相談支援にかかる情報・コミュニケーションのバリアを解消すること
コミュニケーション支援及び通訳・介助支援を全国一律の仕組みとして地域格差を解消すること、
・手話通訳者、要約筆記者、盲ろう通訳・介助員の身分を保障すること
等の実現のためには制度設計の根本的な改革が必要です。
 
 「すべての聴覚障害者に、情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障する法制度の実現を求める要望書」全国116万人余の署名運動、「We Love コミュニケーション」パンフ普及の取り組みが示すとおり、情報アクセス・コミュニケーションの権利保障を求める私たちの要求は、幅広い国民の理解と支持を得ております。

 私たちは、あらためて、障害者総合福祉法の骨格に関する提言と、障害者自立支援法違憲訴訟の基本合意文書を尊重した法律の実現を強く求め、国(厚生労働省)と国会に対して、以下のことを強く求めます。



1.障害者総合支援法が、「障害者総合福祉法の骨格に関する提言」と障害者自立支援法違憲訴訟の基本合意文書を尊重した法となるよう、障害当事者と国(厚生労働省)との協議を早急に開始すること、十二分に協議をしないまま省令、実施要項等を出さないこと、また内閣府に設置された障害者政策委員会を障害当事者の視点を充分に尊重して運営させていくこと。

2.聴覚障害者、盲ろう者の情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障し、そのために必要な支援体系を構築すること、そして情報アクセスとコミュニケーションにバリアを抱えるすべての障害者とそれに係わる人々のための「情報・コミュニケーション法(仮称)」を実現すること。

障害者総合支援法の問題点(1)

2012年06月24日 18時58分18秒 | 要約筆記事業
成田からフランクフルトまで10時間以上あったので、障害者総合支援法の中身を研究しました。
派遣も養成もいろいろ問題がありますが、市町村の意思疎通を支援するものの養成が義務つけられているので、要約筆記奉仕員にかわる、手話奉仕員以外の難聴者の意思疎通を支援するものを早急に提案しないとならないです。
要約筆記者養成事業が始まると、要約筆記奉仕員事業は廃止されるからです。

カリキュラム等がなくても、盲ろう者のガイドヘルパー養成もカリキュラムはないので、名称だけでイメージできるものを考えなくては。
補聴等支援員とか。

ラビット 記

6/24、10:00am、成田空港結団式

2012年06月24日 10時36分15秒 | 障害年金問題
成田空港に着いた。着いてすぐ変圧器を購入。散髪は9時からでもう時間がない。しかもQBハウスのようなものはなく、何とかサロンというので料金も高そう。

集合場所はKカウンターらしい(案内はもらっていない)ので行ってみた。事務局員が耳マークの旗を持って立っていた。
先着の要約筆記者と話していたら、参加者が集まってきた。
総勢33人。

9時に集合、チェックインの手続きの後、結団式。
メンバーの紹介の後、団長はいないようだ。

ラビット 記

6/24,7:02日暮里からスカイライナー3号に乗車。

2012年06月24日 07時25分27秒 | 障害年金問題
山手線の7号車に乗ると、京成線に乗り換えのエスカレーターの前に着く。
京成乗り場では乗車券はPASMOで処理できるがスカイライナー券は現金とのこと、発車時間の迫っている時には焦る。
トランクを持って乗り換えする場合は時間に余裕を持っておいた方がいい。乗り換え案内のようにさっさとはいかない。

天気は薄曇り。
京成スカイライナーはほとんど横揺れがないので快適だ。

デジカメの蓋をしておかなかったので、バッテリーなくなってしまった。充電池はトランクの中だ。到着後まで写真が撮れない。

ラビット 記
※車内で要約筆記事業についてまとめよう。

6月24日5:34、出発です。国際難聴者会議出発。

2012年06月24日 05時55分37秒 | ベルゲンから。
4年ぶりの国際難聴者会議に参加します。
成田空港9時集合です。

今回の参加は発表を担当せず、実行委員会が準備して頂いたので、気楽に参加します。
会議中は、全米難聴者協会のブレンダ理事長やアジア太平洋難聴中途失聴者連盟、国際難聴者連盟、ヨーロッパ難聴者連盟EFHOHなどと意見交換することにしています。

帰路に、オーストリア・インスブルックに寄りメドエル社インゲボルグ・ホフマイヤー会長にお目にかかって、大震災に対する巨額の寄付金に対する御礼を申し上げることになっています。

体重が65.5kgです。空腹時血糖値が110、75g負荷後の2時間後166で境界型。
食事はゆっくり、食後は散歩を、いっぺんに食べないことをモットーにします。
機内食は専用食に変更を依頼しました。


写真にクレームが付きましたので削除しました。

乳幼児に対する人工内耳の装用の責任

2012年06月22日 00時22分10秒 | 人工内耳
乳幼児の自己決定論
すべて人は生まれてきた時から、最大の個人の尊厳が守られる存在です。その保障が自己決定権ではないか。
要介護になった高齢者も尊厳が守られなくてはならないです。認知症になった高齢者も自己決定権がある。
年齢をさかのぼって、何歳から自己決定権をもっているのかというと20歳?15歳?9歳?と考えていくと0歳からつまり生まれてきた時から自己決定権は持っている。
しかしまだ、発語出来ない、知能が発達していないなどの理由で、周囲のものが権利擁護アドボケイトする。
乳幼児の場合、その代弁者というのは親ではないか。医師も看護師もその一人。
親に対して、情報提供を行う場合、きちんと公平に情報提供出来るかがその職業的倫理性問われる。

ラビット 記

糖負荷試験をした。

2012年06月21日 22時54分18秒 | 日記(つぶやき)
一昨日、医者で血液検査の結果を聞いたら、境界とかいう。
日曜日にはベルゲンに出立するので食環境も変わり、また心身ともに違う環境におかれる。
医者に言って、出立前に薬か何らかの処方をしてもら痛いと言ったところ、糖負荷試験をすることになった。

本来なら、もっと早く医者の治療を受けるべきだったのだが人工内耳の手術と介護福祉士の受験、難聴者運動と怒濤の数年間だった。

出立前の土曜日に結果が出る。機内食は対応食に変えた。

ラビット 記

IT技術の発展を情報アクセシビリティの改善に。

2012年06月21日 08時41分36秒 | バリアフリー
通信・放送融合型新サービス・ウォッチング - リモート・アクセスに ... - ITpro
家庭内LANを経由してデジタル家電やパソコン、モバイル端末を相互接続する ガイドラインにDLNA(Digital Living
Network Alliance)があるが、この中でDTCP-IPは機器間のデジタルコンテンツ伝送時の著作権保護技術として使われている。また、 デジタル放送 ...
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120612/401703/

18145、radico.jAM/FMラジオをIPで同時配信、会員制IP?ラジオ会員 ...
AM/FMラジオ番組を放送と同時にネット配信する「radiko.jp」の運営会社「radiko」はこのほど、北海道放送(HBC)や中部日本 ...
radiko(ラジコ)は、日本のラジオ放送をインターネットで同時にサイマル配信する、IPサイマルラジオ(Internet Protocol simulcast ...
http://blog.goo.ne.jp/thinklive/e/4bc8aa9d38321338c4ca7307875f46f5

Twonky Beam for AndroidでDTCP-IP! | Mediaで遊ぶ
放送系コンテンツ(DTCP-IP)の再生及びBeam転送
・BDレコーダの録画コンテンツをAndroid上でストリーミング再生
・BDレコーダの録画コンテンツをDLNA/DMR対応TV、
STB、PCに転送 4. 有料動画配信対応 (U-Next予定)
・DRM(PlayReady、HLS)に ...
http://mammaviterbi.blogspot.com/2012/06/twonky-beam-for-android.html

総合支援法可決・成立に各団体抗議声明続々

2012年06月21日 08時19分23秒 | 障がい者制度改革
昨日の聴覚障害者情報提供施設協議会総会は事業計画や予算の承認が中心で、全日本ろうあ連盟の粉か副理事長が国会前の集会に参加してから来られた。大会では厚生労働省の挨拶では来年4月施行になることやさらにより良いものにしたいというものだった。

ラビット 記
※長期にわたって国会前に集まって抗議行動をしていた障害者の他に消費税やTPPに反対する農協などの団体もいた。
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◆1◆ 総合支援法可決・成立に各団体抗議声明続々
○きょうされん(全文添付word)
 骨格提言と基本合意をわが国の障害保健福祉施策に反映させることと、現在検討されている障害者差別禁止法(仮称)の制定は、障害者権利条約を実質的に批准するための不可欠な要素である。

○障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)(全文添付word)
 私たちは高齢者・子ども等他分野との連帯・共同も重視し、「社会保障・税一体改革」を許さないとりくみをすすめながら、あくまでも「基本合意」「骨格提言」に基づく自立支援法の廃止と権利を保障する総合福祉法制定を求めて、障害者関係団体との共同をさらに強める
 
○全国障害者問題研究会(全障研)(全文添付word)
 http://www.nginet.or.jp/news/opinion/20120620_sougousienhou.html
 そして、「金ないものから金とるな!」。私たちが求めているのは「特別」なものではなく、極端に低い日本の福祉予算を、せめてOECD諸国の平均並にすること。同年齢の市民と同等の権利を保障することなのです。
 国が締結した基本合意という約束を破ることは、法治国家としての民主主義のルールを破壊する歴史的な暴挙です。

○日本弁護士連合会(日弁連)
 「障害者総合支援法」成立に際して、改めて障がいのある当事者の権利を保障する総合的な福祉法の実現を求める会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120620.html

○福祉保育労
【談話】障害者の声を無視した障害者総合支援法の成立に強く抗議する
(福祉保育労書記長2012/6/20)
http://www.fukuho.info/app/download/6060965515/danwa20120620.pdf?t=1340190664



◆2◆ ドキュメント6.20(前編)
○<めざす会TV> インターネット中継録画放送中
 6.20国会前路上集会(100分)+抗議集会(30分)+記者会見(60分)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/index.html

○写真ドキュメント6.20
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120620?authuser=0&authkey=Gv1sRgCK2T6_mA6dLWIA&feat=directlink

<今日の主な発言メモ> 総合司会=児嶋・全障研
*薄衣さんのtwitterメモ+編集部

○めざす会多田さん=今日で19日目!14:30から参議院本会議傍聴。
 そのあと路上集会。最後まで頑張っていきましょう!
○JD福井さん =昨日の審議、傍聴しました? 闘う方向があきらかに
 なった!いっそう頑張ってゆこう
○埼玉元原告団補佐人のみなさん=皆勤賞ものだが。基本合意の5つの項目が
 守られているなんてウソ。程度区分106項目にまだ増えるつもりか。
 自立支援医療はすでに応能負担なんて答弁許せない!
○きょうされん京都事務局西村さん=本日一曲目!
 生きるため 伝えたいのは私の明日…あたなと私の未来を生きるため…
 守りたいのはこの国の正義
○福保労・高橋さん=障害は個性ではない。そのために生きる権利を奪われる。
 そして安心して働ける社会をつくらなければならない
○全障研・品川さん=傍聴していたが、政策委員会の委員に政府の政策を反対す
 る人がいるのはどうか?という自民の質問?に与党民主党が同調する。
 思想信条の自由を守りながら、制度づくりをして欲しい
○多発性硬化症の会・山本さん=人間らしく生きる社会に! 何故、応益負担
 はそのままなのか! 病気が治ったらそれでいいという問題ではない!
○ろうあ連盟・小中さん=富山から参加。「意志の疎通の支援」では
 コミュニケーションの範囲が狭くなってしまう。
 情報を知るという権利は大事。わかって欲しい!
○二回目のシュプレヒコールはめざす会薗部さん!
 「今日はシュプレヒコール三昧!参議院は採決をするな~!」
○神奈川・石本さん=皆勤賞だけど、総合支援法は厚労省が勝手に決めた!
 こんなことを許していいのか!
○みぬま福祉会理事長・高橋さん=みんなで自立支援法をなくす運動を
 続けてきた。この闘いは負けなのか? いや私たちは最初から勝っている!
 みんなで守ろうと決意したときから
○怒りネット・古賀さん=運動があって、運動を突きつけないと、
 障害者の生活は何も変わらない! 団結して勝ち抜こう!! 怒りをこめて
○埼玉やどかりの里・増田さん=あきらめからは何も始まらない!
 運動は裏切らない!!
○愛知さくらんぼの二人=街頭署名活動では、「それはおかしい」と言って
 くれる。これからもしっかり声をあげていきたい
○全視協・野島さん=ホームから落ちなければ一人前ではないと言われる。
 しかし私たちは運動で可動柵を作ってきた。これからも運動する!
○行動提起=午後は参議院本会議傍聴。埼玉の小鹿野、長瀞では意見書採択!
 今日は参会者は200人を超える

16:10=総合支援法 投票総数234、賛成210、反対24で可決される

<路上抗議集会>
○シュプレヒコール
○めざす会太田事務局長
・本当にひどい。
・基本合意で新法つくると約束しておきながら、題名を変えただけの
 自立支援法の延長となった。
・基本合意も骨格提言もなにもかも、無視、無視、無視・・・
 これは新法とはいえない。なにを信じればいいのか!
・ただ、私たちは運動をつづけるしかない。基本合意、骨格提言を
 絶望的な課題にするのではなく、解決していく課題としたい。
・一人一人がつながって、声を出していく。最悪の結果となって
 しまったが、国会審議を1ヶ月以上採択させなかった。
・自身と誇りを持っていこう。明日からまた運動をすすめよう。

○元原告・五十嵐さん=今の政権は「自立支援法廃止」を公約にして
 選挙に勝った。それも守らない。本当に悔しい。

○ろうあ連盟・吉原さん=新法ではなく一部改正。とても残念。
 勝つまでみんなで一緒にがんばろう!今日からスタート!

○元原告補佐人・下地=けっして負けない。がんばっていきたい

○シュプレヒコール

○東京 原告補佐人・我妻さん=毎日毎日抗議集会に来た。

○元原告・石井さん=私はウソついたことは一度もない。
 国会議員がウソついていいのか!
 
○行動提起(めざす会・白沢)


◆3◆ マスコミ報道から
○しんぶん赤旗 6.20 
 あきらめず 新法めざす 総合支援法強行 障害者ら決意
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-20/2012062015_01_1.html

○毎日新聞 6.20
 障害者総合支援法成立:サービス利用料無料化見送り
http://mainichi.jp/select/news/20120621k0000m010078000c.html

 障害者総合支援法成立:政治主導の挫折…関係者失望
http://mainichi.jp/select/news/20120621k0000m010080000c.html

○日本経済新聞6.20 改正自立支援法「基本合意に違反」違憲訴訟の元原告ら
http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2012062001001648

○福島民報6.20 障害者2法が成立 自立支援改正と優先調達
http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2012062001001648


▽▲▽編集後記
最後のシュプレヒコールを前にちょっと感慨にふけりました。
19日間のべ4500名をこえる国会前の路上集会。日常のさまざま生活を
やりくりして路上に集中する。そこには共感と連帯の磁場が生まれた。
「また明日も会いたいな」。新しい闘いは新しい友を広げました。
ドキュメント6.20の「後編」は、記者会見中心です(^_-)

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

*お客様の設定により、以下のファイルを削除しました*
総合支援法成立きょうされん声明12.6.20.doc
2012.06.20障全協抗議声明.doc
全障研_総合支援法可決抗議声明.doc
━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.6.21 第254号(通巻362)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━━━━MEZASU━━━

障都連抗議声明。

2012年06月20日 22時46分28秒 | 障がい者制度改革
障都連佐田事務局長より届いた、加盟団体あてのメールです。

加盟団体各位 
 19日参議院厚労委員会が13時30分から開かれ、「障害者総合支援法案」の趣旨説明(4分)と質疑を行い、わずか3時間で採択しました。

(民・自・公賛成、みんな・共・社反対)。野田首相がG20にいっているために「一体改革」の審議が行われない間隙を縫って、参考人招致など十分な論議も行わずなりふり構わず行ったものです。

また本日3時30分から本会議が行われ、民主、自民、公明3党の賛成多数で採決を行いました。

国が約束した自立支援法の廃止をしないばかりか、最も問題の「応益負担」を残したままの「障害者総合支援法」を断じて認めるわけにはいきません。

国会審議で「障害支援区分は三党修正案で2014年4月施行とされたが、障害者・家族の意見を聞くとなっていない。
どうやって意見を反映するのか! 自立支援医療の自己負担はまったく変わっていない!」との質問に小宮山厚生労働大臣は「つなぎ法」等によって「応益負担から応能負担になった」と強弁する姿勢をとり続けました。

また「裁判上の和解に対して行政がこれに違反した法律をつくった。
原告はどのような思いにいると受けとめているのか?」と聞いたことに対して
「原告団には、定期協議を実施の他、法案のとりまとめにしても直接原告団にお会いして説明を行っている」などと激しい抗議が出されているにもかかわらず、平然と言い放っていました。

政府の不誠実な姿勢、民主、自民、公明3党の談合による今回の一連の対応は到底許されません。
国会、民主主義の軽視の3党の対応を広く知らせていくことも必要です。

そしてなにより大事なことは、採決が強行されたましたが、たたかいはこれで終わるわけではありません。正義の声は我々にあります。
引き続き私たちの宝「基本合意」と「国会提言」に基づく本当の新法を求めて運動を広げていこうではありませんか。

同時に消費税増税や新法制定の障壁となっている「社会保障と税の一体改革」の運動へも参加し、社会保障の根っこを変えていきましょう。
本日まで国会行動へのご参加本当にありがとうございました。(佐田)

「総合支援法」成立に対する訴訟団抗議声明

2012年06月20日 22時18分04秒 | 障がい者制度改革
◆1◆ 6.20参議院本会議 総合支援法を可決・成立
    訴訟団抗議声明。緊急記者会見
    
6月20日16時10分、参議院本会議は、「障害者自立支援法の題名を障害者総合支援法と改める」(小林参院厚労委員長報告)
「新法」とすらも呼べない法案をボタン採決(賛成210、反対24)で可決し、障害者総合支援法は成立しました。
訴訟団は、即時抗議声明を発表し、緊急記者会見を行いました(詳細続報)。

午前には、台風一過の猛暑の中、各地から200名が国会前に駆けつけ(19日間、のべ4500名こえる参加者)、あらゆる力と知恵とつながりをあわせて、緊急行動にとりくみました。

めざす会太田事務局長は、
「本当にひどい!基本合意で新法つくると約束しながら、題名を変えただけの自立支援法の延命となった」
「基本合意、骨格提言をどういかしていくか。明日からも一人ひとりがつながって、また運動していこう!」とのべました(詳細続報)。

<めざす会web> インターネット中継録画放送中
 国会前路上集会(100分)+抗議集会(30分)+記者会見(60分)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/index.html

◆2◆ 「総合支援法」成立に対する訴訟団抗議声明
「総合支援法」成立に対する訴訟団抗議声明(word添付)
2012年6月20日
障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団・基本合意の完全実現をめざす会

1 「総合支援法」の成立
本日、第180回国会で障害者自立支援法の一部改正法である「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(総合支援法)が成立した。
本国会で成立するべきは障害者自立支援法を根こそぎ廃止し、障害者の基本的人権を支援する新しい法律であるべきである。
訴訟団との約束と願いを踏みにじったこの法律制定を断じて許すことは出来ない。

2 2008年障害者自立支援法の導入
2006年に施行された障害者自立支援法は「障害福祉サービスはお金で買うものだ」という考え方(平成17年10月06日・衆議院厚生労働委員会中村秀一元厚生労働省社会援護局長・政府参考人答弁参照)により制定された法律である。

3 違憲訴訟の提起
私たち障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団は、障害福祉は憲法に基づく基本的人権の行使を支援するものだとして障害者自立支援法の廃絶と新たな法律の制定を求めて2008年、2009年、全国で71名の原告が勇気を奮って訴訟を提起した。

政府は2009年10月、障害者自立支援法の廃止を前提とした裁判の話し合い解決を呼びかけ、真剣な協議を経て、2010年1月7日、被告である国は次の基本合意文書を原告らとの間で調印した。
・国は違憲訴訟の目的と意義を理解したこと(前文)
・障害者自立支援法を平成25年8月までに廃止することの確約(第一)
・速やかに応益負担制度(定率負担制度)を廃止すること(第一)
・新たな障害者総合福祉制度は憲法等に基づく障害者の基本的人権の行使を支援することを基本とすること(第一)
・障害者自立支援法の総括と反省として、国は、憲法第13条、第14条、第25条等に基づく違憲訴訟団の思いに共感し、真摯に受け止めること(第二1)
・国は障害者自立支援法が障害者の人間としての尊厳を深く傷つけたことに対し心から反省し、その反省を踏まえて今後の施策を立案し実施すること(第二2)
・新たな総合福祉法の制定にあたり訴訟団提出の要望書を考慮の上、障がい者制度改革推進本部の下での障害者参画の上で十分議論すること(第二3)
・自立支援医療の利用者負担について当面の重要な課題とすること(第四)
・新しい福祉制度の構築においては、次の障害者自立支援法の問題点を踏まえて対応すること

○ どんなに重い障害を持っていても障害者が安心して暮らせる支給量を保障し、個々の支援の必要性に即した決定がなされるようにすること
○ 収入認定は、配偶者を含む家族の収入を除外し、障害児者本人だけで認定すること。
○ 介護保険優先原則(障害者自立支援法第7条)を廃止

4 裁判の終結
  上記基本合意成立を受け、2010年4月21日までに全国14カ所の地方裁判所の法廷の裁判官の面前で、被告国が同基本合意を確認して誓約する裁判上の和解が成立し、同訴訟は司法上の解決をみた。

5 推進会議、総合福祉部会
  2010年1月に障がい者制度改革推進会議、同年4月に総合福祉部会が開始され、いずれの会議も基本合意文書を基本として議論が進められることが確認され、私たちは訴訟終結の判断は間違っていないと確認した。
  
6 障害者自立支援法廃止の閣議決定
  2010年6月29日政府は障害者自立支援法の廃止を閣議決定した。

7 2011年8月30日 骨格提言
  障害種別などを乗り越えた55人のあらゆる立場からなる委員の一致した提言として、総合福祉部会が障害者自立支援法を廃止した後の新たな法律の骨格を提言した。
  骨格提言は基本合意文書、および障害者権利条約に依拠して作成された。
  私たちはこの訴訟運動が推進してきた力と役割の正しさに確信を抱いた。

8 2012年 政府の約束反故
  ところが2012年2月8日第19回総合福祉部会で厚労省から発表された法案は障害者自立支援法をそのまま定着化させる法案と言ってよい内容であり、国の背信行為に訴訟団全員は憤りに打ち震えた。あらゆる機会をとらえて私たちは国に再考を促した。
  しかし、その後微修正を経たものの、本日成立した法律は廃止するべき法律を存続させる一部改正法であり、
国が被告として履行するべき法令廃止の約束に違反し、
基本合意文書で約束された確認事項をことごとく踏み躙る内容であり、司法決着を覆す国家の許されざる野蛮な違法行為であると私たちは万感の怒りを持って抗議する。

9 法的責任追及
  訴訟団は本日の法律制定により国の違法行為はより明確化したと考える。
  訴訟団は国の背信的で違法な対応に対し法的責任を追及すべく検討中であり、法的意見の発表を予告するとともに、違法行為に加担した政治家の政治責任、政府の法的責任を徹底的に追及することをここに宣言する。       以上

◆3◆ 日本障害者協議会(JD)抗議声明
抗議声明 障害者総合支援法の可決・成立に強く抗議する(全文は添付word参照)  
                      
(略)
 この情勢に対し、基本合意の完全実現をめざす会は、5次にわたる「緊急行動」をよびかけ、19日間で4,000名を超える障害者や支援者が、国会前で徹底審議を訴えた。し
かし、政府や国会は説明責任を全く果たさないまま、6月19日、参議院厚生労働委員会は、法案趣旨説明・質疑・採決を異例のスピードで行い、本日の参議院本会議で可決・成立させた。これは基本合意を破り、骨格提言を棚上げにするもので、憤りが心の奥底からわいてくる。

 一方この間、200を超える地方議会が「骨格提言を尊重した総合的な法制度を求める」意見書を採択している。また、今年4月、和歌山地裁は、人工呼吸器をつけたALS患者が訴えた24時間介護をほぼ認める介護保障を命じる判決を出し、和歌山市はこれを受け入れた。このように地方自治体や司法が基本合意と骨格提言に沿った対応をしている中、これらをないがしろにする法律を強行に成立させた政府と国会は社会からの孤立化を余儀なくされるであろう。

 基本合意と骨格提言は、今なお、輝きを放ち、障害者権利条約批准に向けた制度改革は前進させていかねばならない。
(略)

▽▲▽編集後記
速報としてメールします。続々と届いている団体の抗議声明はじめ
本日の写真ドキュメントなどは深夜メール便で(^_-)
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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

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◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.6.20 第253号(通巻361)速報
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
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働く難聴者へのエール!

2012年06月20日 08時51分32秒 | 就労
働いている難聴者が勤務先の要約筆記を依頼するのは大変なことだ。
公費派遣が使えないので勤務先の負担で依頼しなければならない。勤務先に金銭的な負担を求めると言うことが心理的なハードルになる。
通訳派遣料は1時間数千円。2時間や集団投影はその数倍になる。
自分はそんなに会社に利益(貢献)をもたらしていない、会社はコピー1枚でさえ今経費節約で厳しい、それなのに私のために会社のお金を使うことが申し訳ないとおもってしまう。
しかし、要約筆記を用意することはあなたのためではなく、会社のためです。難聴のあなたがしっかりとコミュニケーションをして、仕事の理解と上司、周囲の同僚とのコラボレーション(協調)を図るためにあります。
きちんとコミュニケーションをすることが勤務先や皆の為になるということに確信を持って話して下さい。
費用が高いかどうかは企業は絶対価格で見ません、費用対効果でみます。1階の派遣費用が1万円2千円だとしても1脚1万5千円のオフィスチェアーは仕事の能率が上がり、健康が維持されれば安いです。経理上は消耗品です。

次に、要約筆記を利用することで自分の障害が周囲に知られてしまうことに抵抗がある。
あなたは日々コミュニケーションができていないということはあなたが話したことのない人もほとんど皆知っています。
私も大学に入学してから長髪にして補聴器の使用を隠していましたが同級生には1年次からバレバレでした。同僚の間で口コミで皆知られていますので今さら隠すことはないです。ただ、難聴の正しい理解はしていません。
それはあなたが話す必要があります。
今要約筆記を手配して欲しいと言うことはそれ単独の仕事ではなく、コミュニケーションをすることで仕事をするということです。会議の内容だけでなく、同僚との意思疎通を図って労働意欲インセンティブを高めるということです。

働いている難聴者は日々コミュニケーションが不全(十分でないこと)のために、働きがいのある生活を送れないでいる。労働の喜びを味わう権利を奪われているのと同じです。

春以降企業にいる難聴者の何人からか要約筆記を頼むことにしたがどうしたらいいか相談を受けています。
企業にいる難聴者が要約筆記等の派遣を受ける場合は障害者自立支援法のコミュニケーション支援事業、自治体の通訳派遣事業は適用されません。
企業からの依頼の形になります。

どんなに重い障害を持っていても労働することは人としての基本的な欲求と思う。そうした社会に、自然に何らかの作為をするということが自らの生存につながるからではないでしょうか。

働く難聴者の皆さん、
がんばって、要約筆記を依頼して下さい。
雇用促進法の適用の方法もあります。

ラビット 記

本日も、緊急行動!

2012年06月20日 06時44分23秒 | 障がい者制度改革
◆3◆ 6.19 緊急行動V5 350名!(通算18日目のべ4200名こえる!) 
○<めざす会TV> 中継録画(つぎの中継開始まで録画が放送されています)
http://www.nginet.or.jp/mezasutv.html

○写真ドキュメント6.19
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120619?authuser=0&authkey=Gv1sRgCIWcs8SLtfOoWw&feat=directlink

<今日の主な発言メモ> 総合司会=坂下・きょうされん
□めざす会太田事務局長:たった一日で審議なく通すなんて無茶苦茶だ。
 与党が自民党にすりよる。民主主義の崩壊だ。採択許さない!
□めざす会・白沢さん情勢報告:会期延長を国対は決めたが延長幅は未定。
 消費税増税のためだが、野田首相はすべてのマニフェストを投げ捨てた
□JD福井理事(てんかん協会):訴訟があったから運動が広がってきた。
 基本合意、骨格提言、権利条約をかかげて展望もってすすんでいこう!
□神奈川・上野さん:逗子と茅ヶ崎市議会で意見書採択されるみこみ。
□中央社会保障協議会・相野谷さん連帯挨拶
□大行動・横山さん連帯挨拶
□兵庫・豊田さんと盲導犬:堀木訴訟を闘ったが、高裁・最高裁では
 負けたけれど、法制度は改善され実質は勝った。
 ここが闘いのスタート。私たちは絶対負けない!
□心臓病の子どもを守る会・下堂前事務局長と患者のお母さん:程度区分
 のために福祉が受けられない不安をなんとかして欲しい
□精神障害・山本さん:条約は最低限のもの、骨格提言も最低限の要求だ。
 基本合意も最低限の約束。実現させよう
□一度目のシュプレヒコール(めざす会・薗部さん)
・参議院の採択を許さないぞ!
・自立支援法を廃止せよ
・基本合意を破るな
・骨格提言を尊重せよ
・私たち抜きに私たちのことを決めるな
・私たちは負けないぞ 闘うぞ がんばるぞ
□埼玉かわせみのみなさん:一日も早い解決を願っている。いつになったら
 その日は来るの。でもしばらくはがんばるしかない。
□福祉保育労・山田さん:9割がやりがいを感じながら7割が退職せざるを得ない福祉現場を改善したい
□兵庫・井上さん:5.10に800人集会を64団体で成功させた。新しい闘いをつくりあげていこう! コウノトリの好物はドジョウだ
□神奈川の当事者のみなさん:総会をとりやめてみんなで参加。一言発言
・通勤寮に住むが月5~8万円かかる。3か月に1回の年金と作業所の工賃では生きていくのがむずかしい。
・週4回ヘルパーを利用するが、制度をぜいたくに使いたいわけではない。
 必要なときに必要な分だけ利用できるようにして欲しい
・工賃は1万円前後、これに利用料なんて払えない。
□ろうあ連盟・吉原理事連帯挨拶
□埼玉みぬま福祉会・足立さん:3人の原告がいるが裁判のときよりも、それ以後の基本合意を守らせる時間の方が大きくなった。でも、絶対にあきらめない!
□埼玉 川越いもの子のみなさんと原告補佐人柳沢さん:今回のことは当事者だけでなく、日本の国民への裏切り。絶対にゆるせない。
 声は大きな声になっていく。いつかはなくせる世の中に
□愛知 さくらんぼの会:原告が「議員には日本語が通じていなかったのか」という。私たちはあきらめない。
□二度目のシュプレヒコール

◆3◆ 障害連が抗議声明発表(添付ファイル)
2012年6月19日
声明 障害者総合支援法案、参議院厚生労働委員会採択に関して
障害者の生活保障を要求する連絡会議(障害連)
   代表 伊藤雅文、事務局長 太田修平

◆4◆ マスコミ報道から
○障害者 国会集結 “命よりお金の政治 いやです” 総合支援法案採決反対
 しんぶん赤旗 6.19 朝刊一面
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-19/2012061901_01_1.html

○障害者総合支援法案:参院厚労委で可決 20日にも成立
 毎日新聞 2012年06月19日
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000m010055000c.html

障害福祉サービスの原則無料化など、内閣府の障がい者制度改革推進会議総合福
祉部会による「骨格提言」はほとんど盛られなかった。民主党政権が当初明言し
た現行の障害者自立支援法廃止も見送られ、障害者団体などは反発を強めている。


▽▲▽編集後記
参議院厚労委員会後の抗議集会を終えての東京に台風到来。全身濡れ鼠でも
中継用のWEBカメラとデジカメ、パソコンはTシャツにくるんで防水対策。
明日は台風一過。参議院本会議にむけて絶対にあきらめない闘い日よりです
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  ニュース 2012.6.19 第252号(通巻360)
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障害者総合支援法案、参議院厚労委通過!

2012年06月20日 06時39分21秒 | 障害年金問題
障害者総合支援法は、政府の審議機関の障害者の意見を無視した点で、納得できない。
この法案の評価は部分をとらえて、打算的に行うべきではない。
必ず、大きな矛盾が出てくる。


ラビット 記
※しらっとしていないで、責任をとるべきだろう!
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◆1◆ 6.19参議院厚労委員会 総合支援法案採択。350名の怒り!
明日本会議15:30  緊急行動Ver5  国会へ!

参議院厚労委員会は、6月19日(火)13時30分から総合支援法案の趣旨説明(4分)と質疑を行い、わずか3時間で採択しました
(民・自・公賛成、みんな・共・社反対)。

これは21日の国会最終日にむけて、政権与党の成果(法案成立数)が極めて少なく、三党が合意している法案の可決成立の動きが加速しているためです。
基本合意を破るな、骨格提言に基づいた徹底審議を求める声があふれているにもかかわらず、なりふりかまわず成立をはかる動きです。
参議院本会議は明日20日(水)15:30~となりました。

しかし、一方で、原発再稼働反対、消費税増税反対、
TPPや「新システム」反対の世論は急速に大きく高まっています。
極めて緊迫した国会情勢が続いています。
私たちはあきらめません。決して負けません。
あらゆる力と知恵とつながりをあわせて、国会へ!

6月20日(水)10時~12時 参議院前路上大集会(同時中継予定)
       14:30~   路上集会+参議院本会議傍聴
       18時~19時  訴訟団記者会見(同時中継)

<めざす会web> 雨でない限りインターネット生中継
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/index.html

◆2◆ 参議院厚労委員会中継録画
6.19参議院厚生労働委員会(6時間9分ですが、障害者関連は後半の約3時間)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php 
 審議中継カレンダー=6月19日
 審議中継=厚生労働委員会

○地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を
講ずるための関係法律の整備に関する法律案
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/180/pdf/t031800681800.pdf

○附帯決議(PDF添付)

<印象に残った質疑>
○民主党・大島議員:応益負担は1割残ってるじゃないかといわれれば残っているが、その理念は低所得者で少しでも負担しなければならない人が使ったものの1割ですむように、上限の一割だ

○自民党・衛藤議員:障害者政策委員会の人選は公平・中立な立場のものか?
 つなぎ法や総合支援法に反対運動展開している人も多く含まれている、どう考えているか! 
差別禁止、合理的配慮はもっと上での議論ふまえるべき
 
○共産党・田村議員:障害支援区分は三党修正案で2014年4月施行とされたが、障害者・家族の意見を聞くとなっていない。どうやって意見を反映するのか!
 自立支援医療の自己負担はまったく変わっていない!

○みんな・川田議員:裁判上の和解に対して行政がこれに違反した法律をつくった。原告はどのような思いにいると受けとめているのか?
 「原告団には、定期協議を実施の他、法案のとりまとめにしても直接原告団にお会いして説明を行っている」(小宮山大臣)

○社民党・福島議員:原告・五十嵐、家平、中村さんからの手紙朗読。
 大臣はどう聞くか?
 「基本合意、骨格提言は重いもの財政上などいろいろなことから、総合的に判断して、段階的にしか実現できないことをご理解いただきたい。今回、もりこめるものはもりこんだ」(小宮山大臣)
 骨格提言実現の工程表作成を!

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◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.6.19 第252号(通巻360)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
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忘れられた難聴者、何が根幹か?

2012年06月17日 08時46分43秒 | 要約筆記
全要研大会が滋賀県米原市で開催されている。

大会の内容を記した冊子を受け取った時から、違和感が拭えない。
それは、全要研の活動の中に難聴者と難聴者協会がどのように関わっているのか、難聴者がどのような状況に置かれているかがよく見えないからだ。

この違和感は、第六分科会の通訳論の最初の報告を聞いたときも感じた、通訳観を過去の文献の中でどう変遷していったのかを研究したものだが、報告者たちがそのことを日々の実践の中で検討しようと思ったきっかけがあったはずだ。
東京の要約筆記者は、内閣府の障害者制度改革推進会議やJDFなど制度改革推進に関わる会議の通訳を担っている。また、日々多くの企業や大学、難聴者個人からの依頼による通訳を行っており、他の地域よりは要約筆記の通訳に関する状況がかなり異なる。

毎日の会員と非会員の難聴者と出会い、難聴者協会の活動の中から、出てきた課題は何なのか。
東京の登録要約筆記者は「現場」で何を感じ、何を課題としているのだろうか。

ラビット 記
※のぞみ社内でiPadでモバイルした。最前席で