難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHKEテレスコットランドの「認知症の人にきく政策づくり」(9/27午前零時)再放送◆

2014年09月26日 02時26分22秒 | 福祉サービス
◆◇スコットランドの「認知症の人にきく政策づくり」あす深夜(9/27午前零時)再放送、◆
NHKEテレETV特集
「初期認知症と生きる~私たち抜きに私たちのことを決めないで!」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2014/0920.html
見損なった方から再放送のお問い合わせがありました。
幸い、あす金曜日の深夜(日付では27日0時)に再放送されます。
大熊由紀子さんから。


新しい障害者政策委員会の歴史的な使命。

2014年09月24日 05時56分34秒 | 障がい者制度改革
「再開の障害者政策委員会への期待」を日本障害者協議会JD代表藤井克徳さんが「すべての社会9月号」に書いています。前の障害者政策委員会の議長代理だった方です。

新たな政策委員会の役割を「障害者差別解消法の基本方針の制定に向けての論議」が急がれるとしても、これは今期の政策委員会の役割としては「序の口」であり、「課せられた本来の役割は歴史的な意味を持つ」という。

「歴史的な使命とは何か、それは批准年に再編された政策委員会ゆえの使命と言っても良い。批准を迎えた権利条約の社会への周知並びに浸透を図ることであり、その価値に勢いを付けることに他ならない」と位置づけています。

具体的には、3点を掲げています。
「一点目は権利条約の履行状況についての監視機能を実質化させることである」、「二点目は、権利条約を障害者の実態やニーズに照らして実際に活用してみることである」、「三点目は障害関連の基礎データの集約と蓄積の具体化である」。

いずれも、それまでの障害者政策委員会からの課題でもあり、藤井氏自身が障害者権利条約の批准承認について、国会で意見陳述していた内容でもあります。
最後に、前期までの政策委員会で培ってきた運営面での積極的な側面(障害者主体で論議を重ねて来たことなど)の継続、障害者分野の関係者は注目とともに協力の呼びかけています。

ご自身は、政策委員から外されてしまったにも関わらず新しい政策委員にしっかりと歴史的な使命を果たして欲しいとエールを送り、協力を惜しまないことを表明しているのは立派な姿勢と思います。

障害者政策委員会の傍聴に行きましょう。

2014年09月24日 04時25分53秒 | 障がい者制度改革
事業者のヒアリングが行われている障害者政策委員会の傍聴に行きましょう。次回は9月29日です。
磁気ループも設置されています。リアルタイム字幕と手話通訳が大型モニターに映されます。
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第15回 障害者政策委員会の開催及び一般傍聴者の受付について
1.日時:平成26年9月29日(月) 13:30~17:00
2.場所:中央合同庁舎第4号館 共用220会議室(2階)
3.議題:
(1)障害者差別解消法に基づく基本方針について事業者等からのヒアリング
(2)その他
4.一般傍聴希望者の受付
傍聴を希望される方は以下の要領によりお申込みください。
会場設営の関係上、予めご連絡いただきますようお願いいたします。
葉書、FAX又は当ホームページにてお申込みください。
(別紙をご参照ください。また、電話でのお申込みは出来ません。)
申込みの締切りは9月24日(水)<10時必着>といたします。
希望者が多数の場合は、抽選を行います。その結果傍聴できない場合もありますので、ご了承ください。抽選の結果、傍聴できる方に対しては、9月25日(木)までに結果をご連絡いたします。
(傍聴できない方には特段通知等いたしません。)

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/youkou2.html

聞こえない、話せないことを理由に採用を拒否するのは直接差別です。

2014年09月23日 20時41分12秒 | 権利
聞こえない、話せないことを理由に採用を拒否するのは直接差別となります。
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ろうの女性が音声で話さないために会社の面接を拒否されました。ミランダ・リアドン@Miranda Reardonさんは、自分が受けた扱いにがっかりしたが北部地域の反差別委員会に正式に苦情を申し立てることにしました。
20歳の彼女は、ダーウィンのケータリング会社から、面接で「他のスタッフと会話してコミュニケーションできる人を募集している」と筆談で言われた。ミランダさんは、これまでのインナーメルボルンの忙しいカフェでキッチンや接客などをこなしていた能力を見ることなく、聞いたり話したりすることが出来ないことを理由に採用しなかったのは明白な差別だと主張しています。
デイリー・メール・オンライン紙より。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2761924/Deaf-woman-knocked-job-interview-Darwin-catering-company-not-speaking-English.html


聞こえの仕組みを説明する動画。メドエル社制作。

2014年09月23日 17時26分24秒 | 人工内耳
難聴者のことを知らない方に、聞こえの仕組みを説明するのにこうした動画が役に立ちます。字幕の設定を日本語でオンにすると字幕が表示されます。

Video about Hearing and How it Works | MED-EL


フェイスブックにも同じ記事がアップされています。
https://www.facebook.com/tadashitzn?fref=nf

難聴の遺伝子検査と難聴治療

2014年09月23日 11時38分04秒 | 人工内耳
9月21日のみみより会例会で補聴器と人工内耳、人工聴覚器に関する講演がありました。
国際医療福祉大学三田病院の岩崎聡先生が、ご自身の難聴治療の経歴をお話しされ、人工内耳、人工中耳、聴力温存型人工内耳EASの開発、治験に加え、遺伝子検査を難聴治療に適用する臨床、研究など難聴治療の最先端のところにいらっしゃる先生であることが分かりました。
人工内耳の仕組みなどは埼玉医科大学の池園哲郎先生が話され、岩崎先生は人工内耳の適合基準や遺伝子検査を紹介されました。海外では人工内耳の適応にあたっては語音明瞭度の成績が重視されているとのことです。

難聴の遺伝子検査は、遺伝子治療をするものではなく、難聴の原因となる遺伝子があるかどうかを検査することで難聴の原因を究明したり、将来の聴力がどうなるかを予測して人工内耳の電極の種類選択などに役立てることができるということです。
難聴に関わる遺伝子は欧米の人とは少し異なり、日本人用の遺伝子データベースが構築されています。
今度遺伝子検査を受けることにしています。

この記事はフェイスブックの高岡正さんのタイムラインに出ています。
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障害者政策委員会で聴覚障害者委員は重要な質問をしていました。

2014年09月23日 10時54分27秒 | 障がい者制度改革
昨日の障害者政策委員会で、聴覚障害者委員は重要な質問をしていました。
全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長は、前回知的障害者、精神障害当事者が委員に加わることになっていたがどうなったかと冒頭に質問し、委員長が今対応中と説明する一幕も。
石野理事長は保険業界のマニュアルに聴覚障害者には筆談対応するとあるが手話通訳同行でも拒否された事例があると質問。全日本ろうあ連盟がWEBなどを通じて広く集約している事例には重いものがあります。保険事業者から手話の出来るものが十分いないからと的を外した回答にもすぐ挙手をして同行することを断られた例だと検討を要請。

松森委員は、鉄道事業者のヒアリングの回答に法令、規則に則って対応するとあるのが目立つが障害者権利条約が批准されている視点からは「過去のもの」であり、一般的義務の条文を紹介して権利条約に照らして、障害当事者や関係団体と協議する中で修正されるべきと釘を指していました。
一般的義務ではあらゆる規則、慣行も対象になるので、鉄道事業者の社内規則も対象となります。
松森委員は銀行と保険サービスの電話による本人確認の問題を取り上げ、電話リレーサービスの対応を求めました。事業者からは緊急時のFAXやメールに準じることになると回答。これはどの事業者のマニュアルにもなく、予想外の質問でした。

他の委員が差別解消法と別の障害者割引やスロープ板の対応などを聞いたり、準備不足の質問が多かったことからも、聴覚障害者委員の質問は際立っていました。

写真は障害者政策委員会の石野委員と松森委員。

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