ろう重複障害児者は長い間福祉の谷間におかれ、これまで自立支援が行われてこなかった
各地で当事者の家族や聴覚障害者団体の運動で施設が出来てきた
そうした施設も支援費制度で陽が当たるかと思われたが、いろいろなサービス低下に繋がる問題が起きている
入所した障害者は土日は家族と暮らすことが必要と考えて帰宅を進めると施設にいる日数に応じて支援費が支払われるので常勤の職員の配置が難しくなってしまう
在所している時間だけ対応する非常勤職員を置くというのであれば継続した専門性のあるサービスは提供できない
障害者は物や何かと思っているのではないか
この施設の仲間はろう学校のトイレや公園の清掃をして収入を得ているが民間委託業者の中にはバケツで水をかけるだけというところもある中、WCのすみずみまで手袋をして磨きあげるので評価も高い。障害者自立支援法はこうしたささやかな収入をねこそぎ奪い取る。材料費しかない食費も自己負担になる。
国と地方の財政悪化が三位一体「改革」とグランドデザインの背景ならその責任が問われなければならないだろう
障害者が負う責任はない
ラビット 記
仲間の書いた絵や予定表