難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

京大の聴覚障害者のための字幕付与技術シンポジウム。

2013年03月09日 22時02分43秒 | 健康と食事
本日、京都大学で聴覚障害者のための字幕付与技術シンポジウムが開催された。
総務省の字幕放送等の拡充施策の報告、韓国障害者差別禁止法と字幕放送の義務化の報告、テレビCMの字幕付与の取り組みの報告、講談の字幕付与の試み、京大公開講義録の字幕付与の報告があった。
写真は、京都大学で開発している音声認識ソフトJuliusによる自動字幕の様子。
事前原稿による辞書の作成があると認識率はかなり高くなるとのこと。
衆議院の委員会の字幕は京都大学のシステムによるものと言うが認識率は90%にもなる。
京都大学の公開講義録の字幕のデモも行われた。
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/
ノーベル賞受賞の山中伸弥教授の2010年のスピーチの例がデモで表示された。自動制作した字幕を手修正したもの。
字幕:日本語・日本語が京大システム
日本語(自動字幕)はGoogleの提供。

音声認識ソフトJuliusはフリー(無償)のオープンソース音声認識エンジンで様々なカスタマイズが可能。
公開しているパッケージはディクテーション用。一般的な丁寧な発生にしか対応していない。
http://Julius.sourceforge.jp/

ラビット 記

人工内耳両耳装用2日目。

2013年03月09日 11時18分15秒 | 健康と食事
昨日、左耳の人工内耳【プロセッサー名N5、コクレア】に加えて、右耳にも人工内耳【プロセッサー名オーパス、インプラント名コンチェルト、メドエル社】のマッピングをしました。
右耳は初めて人工内耳で聞いたのですが、言葉は音の強弱くらいしか分からない状態でした。
1日たった今は自分の声の一部が聞き取れますたとえば、「い」「ふ」が聞こえず、「か」「ま」は聞こえます。社内放送はまだ聞き取れません。「次は・・・です」がかすかに分かる程度です。

しかし、左耳に初めて人工内耳をしたときは本当に聞こえるようになるのだろうか、補聴器と人工内耳が一体的に聞こえるのだろうかという不安がありましたが、今回は左側が聞こえているので精神的には落ち着いています。

マッピングで、高い周波数を意識的に抑え、全体的にも下げてもらいました。それは、左に初めて人工内耳をした時だんだん良くなる法華の太鼓ではないですが日々どんどん脳の方の感度がよくなって耐えられないほど聞こえが大きくなったからです。

次回のマッピングは3月25日月曜日。

ラビット 記