難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳とスポーツの禁忌について

2010年08月14日 04時29分15秒 | 人工内耳
スポーツにおける人工内耳の装用は頭部の打撃やショックなどのある競技は禁忌(きんき)とされている。

しかし、スポーツ全般が禁忌ではない。走ったり、泳いだりするには問題がない。
スピーチプロセッサ自体は防水ではない。防汗仕様でも長時間の耐水性は問題になるし、汗、水滴でマイクが塞がれれば聞こえない。

正しい理解をして、スポーツや競技を楽しみたい。


ラビット 記

※会社の階段で蝉がひっくり返っていた。

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●5スポーツ競技における人工内耳の装用について - 社団法人静岡県聴覚 ...

社団法人静岡県聴覚障害者協会のブログです。
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「スポーツ競技における人工内耳の装用について」
2010年7月1日
(財)全日本ろうあ連盟スポーツ委員会
最近、人工内耳埋め込み手術を受けた聴覚障害児・者が選手としてスポーツ競技に参加する例が増加しております。大会で競技運営に、又は競技チームなどで強化指導を担当している人たちから、彼らへの対応について不安の声があがっております。
当委員会ではこの状況を受け、2010年5月15日、人工内耳の専門家を招いて「人工内耳装用者のスポーツ活動」をテーマとした学習会を行いました。学習会で確認しました事実を以下の通り報告いたします。なお、2010年5月15日の時点での情報であることにご留意ください。
人工内耳は大きく分けて体外装置(ヘッドセット)と体内装置(インプラント)の2つから構成されています。ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)の主催するデフリンピックなどの大会では、出場選手に試合および競技ゾーンで体外装置をはずすことが義務づけられています。
ただし、体外装置をはずしていても体内装置が埋め込まれている部分(耳の後ろの部分)に衝撃(ボールが当たる、地面に頭を打ち付けるなど)があれば体内装置が壊れる可能性は十分にあります。
体内装置が壊れた場合は、壊れた部分だけでなく体内装置の全てを交換するための手術が必要となります。手術は最初に受けた時と同じように行うため入院が必要であり身体的負担が生じます。
また、スポーツ競技試合、特に学校教育以外の試合での破損に保険が適用される保証はありません。
壊れた体内インプラント電極の交換は1回目の手術時と同様に健康保険適用の対象です。高額療養費の還付や聴覚障害者の制度が使えるか、(収入によって)更生医療の適応が受けられるかどうかで、負担額は少なくなります。
体外装置をはずしたとしても注意が必要とされるスポーツは、頭部を強打する可能性の大きいサッカー、ラグビー、格技(剣道、柔道、空手等)、ヘルメットなしの野球などです。
他のスポーツでも偶発的な接触で体内装置の真上を強打すれば壊れる可能性があります。なお、スイミングは大丈夫ですが、スキューバダイビングは鼓膜が破れると電極の周囲に海水が入り、感染を起こしやすくなるので、注意が必要です。
参考:http://www.jibika.or.jp/mimiyori/jinkounaiji.html
((社)日本耳鼻咽喉科学会ウェブサイト)

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