難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

要約筆記者にどうして「優しさ」を求めるのか

2009年12月03日 09時46分51秒 | 日記(つぶやき)
なんで、要約筆記者に「優しさ」を求めるのか。
確かに、難聴者はそのコミュニケーションと関係性の障害から、コミュニケーションを充足したいという基本的欲求を持っている。

しかし、それは相手に従属した自分ではなく、自分を聴覚
障害の多様な側面と現れる理由を理解して対等の人と認めて欲しいと願っている。

難聴者協会の会員と会員でない多くの難聴者が社会の中で要約筆記を利用する際に必要な考え、技術を持っていなければならない。
難聴者に「優しい」対応を求めるにしても、それは「お世話」や「親切」ではだめだ。
きちんと、難聴者一人一人の状況に合わせて対応している人がみんなから好かれている。

実はそれは対人援助の専門性の一つ。要約筆記の対人援助と日常的な触れあいの対人援助は異なる。
どんな場面にも応えうるのが要約筆記者。しかし難聴者との日常的触れあいに対応するのに要約筆記者である必要はない。

奉仕員は市町村の地域で活動するのが必要。しかし、障害者自立支援法の地域生活支援事業では奉仕員の養成事業はない。市町村で自ら学んで活動するのが奉仕員だから。


ラビット 記

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