老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

266;日 暮

2017-08-06 10:44:57 | 老いびとの聲
日 暮 

真夏の青い空に
綿あめのような雲が浮かぶ
高い山のてっぺんから手を伸ばしたら
綿あめ雲をつかめるかな

暑さに負けず
向日葵は
背筋を伸ばし
太陽に向かい咲いている

夕暮れ時
寂しそうに
カナカナカナと鳴く


今日は日曜日
何もせずに
ゆっくりと
日暮とするか

264;忘れまじ8月のあの日

2017-08-06 02:16:48 | 老いびとの聲
font color="orange">忘れまじ8月のあの日

忘れまじ8月のあの日
8月6日のヒロシマ
8月9日のナガサキ
二度にわたる原子爆弾投下
許されない人体実験
二度と起こしてはならない原爆
そして
8月15日の無条件降伏による終戦の日
軍部の独走で
国民だけでなく多民族までに苦痛を与えた戦争

私は思う
8月6日 8月9日 8月15日
国民祝日の日に制定してもいいのではないか
この日を忘れてはならない歴史的な教訓
平和の尊さと
この戦争でなくなった人への弔いを
思う日にしたい

隣国北朝鮮の核が
日本に向け飛んでいる
日本の政治家は
平和ボケしているというか
国会では安全保障の問題が論議になっていない
本当に心配な国


私は終戦の日の2年の2日後
北海道の農村に生れた
まだ終戦から2年後の日本は
何処に棲んでも
貧しく食料難であり飢えていた
私は母親からよく言われた
母乳はでずミルクもなく
コメのとぎ水を飲んで育てた
その母親は7年前肺炎で亡くなった

8月の蝉の鳴き声
8月の原爆と戦争で亡くなった人々の
弔いの声として聴く