老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

326;上手な介護サービスの活用処方 第5話「認定調査の項目」 ③

2017-08-22 17:16:59 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第5話「認定調査の項目」③

1-6 両足での立位保持について、あてはまる番号を一つだけ〇印をつけてください
1.支えなしでできる  
2.何か支えがあればできる  
3.できない

平らな床の上で立位を10秒間程度保持できるかどうか
  
1.何もつかまらないで立っていることができる場合をいう

2.壁、手すり、いすの背、杖、歩行器等、何かにつかまると立位保持が可能な場合をいう
膝に手を置いて立位保持を行う


3.自分では何かにつかまっても立位を保持できない
介護者の手で常に身体を支えれば立位保持できる
まったく立位保持ができない
寝たきり


1-7 歩行について、 あてはまる番号を一つだけ〇印をつけてください
1.つかまらないでできる
2.何かにつかまればできる
3.できない

◎認定調査において、立った状態から継続して5m歩ければ、歩行はできる、と判断される
日常生活のなかで、歩けないよりは5mでも歩ければ、ベッドから車いすやポータブルトイレへの移動は容易にできることで、介護負担が少なくなる上では意味がある。
しかし、5m程度の歩行が歩行と言えるのかどうか、疑問を感じる


1.支えや杖などを使用せず歩ける
視力障害者のつたえ歩き
視力障害があり、身体を支える目的ではなく方向を確認する目的で杖を使用する場合


2.杖や歩行器等を使用すれば歩ける
壁にてをかけながら歩く
手すりにつかまり歩く
自分の膝にて手をおいて歩行
片方の腕を杖で、片方の腕を介護者が支えれば歩行できる


3.5m未満の歩行
車いすによる移動
寝たきり
歩行可能であるが医療上の必要により歩行制限がある場合
心肺機能の低下等のため、主治医より軽い労作を禁じられ、5m程度の歩行を試行することができない
両足切断の場合


1-8 立ち上がりについて、あてはまる番号を一つだけ〇印をつけてください 
1.つかまらないでできる
2.何かにつかまればできる
3.できない

いす、ベッド、車いす等に坐っている状態から立ち上がる行為をさす(床からの立ち上がりは含まれない)

1.いす、ベッド、車いす等に坐っている状態からつ何もかまらないで、立ち上がることができる

2.ベッド柵、手すり、壁等、何かにつかまれば立ち上がることができる
炬燵や食卓の座面に手をつき、加重をかければ立ち上がることができる
自分の膝に手をついて、上肢に力をいれて立ち上がる
介護者の手で引き上げられるのではなく、支えれば自分で立ち上がる


3.自分ではまったく立ち上がれない
介護者が体の一部を支える(介助が必要)
介護者の手で引き上げる


1-9 片足での立位保持について、あてはまる番号を一つだけ〇印をつけてください 
1.つかまらないでできる
2.何かにつかまればできる
3.できない

平らな床の上で、自分で左右いずれかの片足を上げた状態のまま1秒間程度、立位を保持できるかどうか

1.何もつかまらないで、いずれか一側の足で立っていることができる
2.壁や手すり、椅子の背等につかまるといずれかの一側の足で立っていることができる
3.片足を上げられない
片足で立っていられない

325;あなたの名前を忘れてしまった

2017-08-22 10:06:44 | 老いの光影
あなたの名前を忘れてしまった

わたしは「米寿になった」、というが
生れた日も年齢もどこかへ置き忘れてしまった
長年連れ添った妻の名前も
一緒に暮らしている息子の名前も嫁の名前も
忘れてしまった
同じ屋根の下で暮らしている人であることは「わかっている」

今日から「はとこ」と一緒にデイサービスに通う
何故だか「はとこ」の名前は忘れていない
自分の名前は まだどこへも置き忘れてはいないので安心している

324;介護

2017-08-22 03:42:34 | 介護の深淵
窓から雨上がりの空 虹が見える

介護 

介護は 体も心も束縛し、時間を奪う
失ったこと、できなくなったことに囚われると悲しく辛くなる
でも
失ったことよりも、いま有るもの、できなくなったことよりも、いまできることを数えていくことで生きる勇気がみえてくる
介護は 人間回復の営み
介護は 助けられたリ助けたりのお互い様の営み
介護は あなたの掌の温もりから人間の優しさを感じさせてくれる