老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1138;生まれるとき死するとき

2019-06-02 15:12:57 | 老いの光影 第5章
生まれるとき死するとき

オギャ~と生まれるときは
ひとりではなく
とりあげてくれるひとがいる

死するときは
誰にも見送られることもなく
ひっそりと息を引く場合もある

にんげんはどこから来て
どこへ行くのか

母の胎内から産まれ
母の胎内へ帰り宿る
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1137;雨の物語

2019-06-02 04:24:12 | 歌は世につれ・・・・
雨の物語 



“6月の雨”の詩は
イルカの『雨の物語』を想い出す

恋をしたことがないだけに
6月の雨は どう心に寂しく滲みるのか
わからなかった青春時代

雨の物語は 悲しみの物語であり
窓の外は雨 雨が降っている

くもり硝子は いく筋の雨が流れ落ちゆく
わたしの心も 雨が降っている

雨に濡れた紫陽花はさらに美しい
移り気の花と揶揄されるけど
移り気は紫陽花ではなく男なのかもしれない






コメント (2)
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