酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

夏の酒は二つの顔

2016-07-07 | 酒風景
今年も福岡から夏の便り。
深夜、草庵さんにて味わう。


山の壽 夏宵涼み 純米/生貯蔵(紺ラベル)。
うずまきの蚊取り線香を描いたラベルがいかにも涼しげ、に見えるかどうかは別として、なかなかにフルーティーなことだけは確か。口に含んで香味を探ってみれば、まるでリースリングのようなふくらみがある。

で、お代わり!


お次は白ラベル(中身は同じ)。

不思議だなあ。2杯目になると味が違ってる。
同じ酒も呑んでいくうちに舌や鼻の反応も変わってくるものであるが、まさに夏宵のマジック。ラベルの視覚効果もあったりして。

そうこうしているうちに空は白々となり、さわやかな空気を感じながら帰路を歩く自分。
我が愛車(自転車)が街角にぽつんと取り残されていることも知らずに。