酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

その日、そのとき。

2012-03-12 | 写真部屋
昨日はYちゃんと、オホーツクは紋別市へ。

当ブログでしばしば、飲み会記事に登場するYちゃんだが、彼とはいつも呑んだくれているだけではない。時々は一眼を持って共に撮影に出かけたりするのだった。

目的は流氷。および、海沿いにある観光施設「とっかりランド」。テレビで、東の風の影響で紋別沖合いに流氷が見えるとの情報を得て、突然出かけたくなった次第。
その一帯についてはYちゃんは何度か訪れていて詳しいというので、道案内を兼ね一緒に行ってほしいと誘いを入れたのだった。

期待した通り、沖合い水平線は流氷によって白いラインが。
それより自分が感銘したのは、流れ込んだ流氷によって氷結した港湾の様子。


本来の水面は真っ白に。


地元では当たり前の景色にて、問題になっている様子は感じられない。自分らにしては非日常、地元では日常という風景のギャップに、地球の広さを感じるのだった。

流氷の様子は別室ブログでどうぞ。



その後、アザラシと戯れるひととき。


生まれて初めてアザラシに触る




クリオネを観察したりと、安穏と楽しいひとときを過ごした。


アザラシを触った手でオヤツを食べても大丈夫かと心配するYちゃんとの帰り道。
Yちゃんは3.11の追悼の時刻にアラームをセットしてあるというので、どこかで車を止めることになるかなと思い出発。

旨いラーメンで温まったお腹のせいによる眠気と戦いながら、紋別から30分も走ったころか、事故車に遭遇。
凍結路面にスリップし路肩に激突。溜まった雪に埋もれ出られなくなった模様。

すぐに車を止め大丈夫かと声をかけたら、運転手本人は怪我もしていない様子。しかし山の中で独り、ケータイは圏外。さぞかし不安で、頭の中は真っ白だったと思う。当人には気の毒な限りだ。

埋まった車を押してみても、うんともすんとも言わない。

たまにしか車が通らない中、もう1台、また1台と車が停まり、救出に参加者が。事故を起こしたわけでない自分がなぜか嬉しくなった。
しかしそれでも車は動かせず断念。紋別側に向かう地元と思しき方が街まで事故者を乗せて、そこでレッカーを呼ぶなりの対策を考えようということになった。

ではお任せすると自分らがその場を立ち去ったときには、例の時刻は過ぎていた。

国民揃っての黙祷に参加は出来なかったが、仕方ない。でもこの顛末は自分にとって、また新しい記憶としての3.11になるだろうと思うのだった。



流氷日記は別室ブログ「北の撮物帖」にアップしてます。

車を押したせいで腰が痛い(苦笑)

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