酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

収獲。

2012-11-25 | こしらえた話。
初雪が降ったあの日のギンナン
拾っても、食べるために処理をする暇なんかないよな、なんて思いながらも、誘惑に負けついつい収獲。

で、先日


雪の散る、マンションの非常階段(屋外)で頑張った。

土になんぞ埋める必要もなく(だいたいマンションだからムリ)数日水に浸け柔らかくすると剥きやすいと知ったのは今年のこと。

こんなに簡単ならもっと採ればよかったとは後の祭り。実は数えながら300個以上は拾ったのだが、あとになって、こんなに剥けるかよと夜中にこっそりその大半を木の下にもどしてきたというマヌケな有様。

ほんとなら天日で乾燥させたいが、雪も降るので部屋干し中。


さて、いつ食べようか。晩酌が楽しみ。

タラの親子鍋。

2012-11-24 | 酒風景
昨日、友人デザイナーTが焼酎を持ってやってきた。

では湯豆腐でもつつきましょうかと…


呑む時の湯豆腐には、野菜たっぷり、そしてタラの切り身、欠かせないのがタチ(秋田ではダダミ)が欠かせない。
※秋田のブロ友さん情報でダダミの名を知り以後このカッコ書きはお約束になった
タチは野菜に火が通ったころに投入し、煮えすぎないタイミングで食べるのが美味。

鍋、酒ともに美味しく、楽しくて饒舌にもなった頃、ふと思いつき提案。
タラと白子が入っているからこりゃ親子鍋だなと。

ということで、いつもは湯豆腐にタラやタチを入れたものという説明じみた長い呼び名を「タラの親子鍋」と呼ぶことにする。
親子というと、鮭料理ならば身とイクラという関係になるが、こっちは白子。ちょっと意表をついた感じがして良いな。

さてさて

いよいよタチのシーズンである。多分近いうちに食べるであろう真ダチ。酢の物や天ぷら、塩焼き。ああ、楽しみ。
冬は寒いが、いやなことばかりではない。

サラダとは何ぞや。

2012-11-23 | 酒風景
昨夜の晩酌、付き出しはこれ。


大根とツナの和え物。サラダともいう。
これにはとある由縁がある。


昔むかし、あるところに女と男がおったと。

ある日、彼女(昔の)がサラダを作るねと言って、小鉢でぽんと出してくれたのがこれだった。

え、これがサラダ?と男。

サラダでしょと女。

男の考えはこうだ。サラダとは複数の生野菜をモリモリと盛ってドレッシングやマヨが惜しげもなくかけ回されたもの。

対して女はこう言った。生野菜を美味しく食べることがサラダであって、つまりスタイルのことで料理そのもののことじゃない。

男はあっさりと納得。誠に道理であった。


その後、様々なシーンで食事をいただく機会を得るにつけ、様々なサラダと出合う。
懐石では、前掲の画像のうよに、小鉢のようなものにしんみりと盛ったものでもサラダと称する店もあったし、近年は茹で野菜を使ってもサラダという。

思えば、我がサラダのイメージは、ステーキと言えばあの大きな大きな、トムとジェリーの中でブルおじさんがバーベキューで焼いていたアレしか思いつかないのと同じくらい情報に乏しいものであった。


それにしても大根が美味しい。夏のそれも良いがこれからのものは甘みがまろやかで良い。画像の「サラダ」も上出来であった。

魚肉ナポリタン

2012-11-22 | こしらえた話。
というメニューを見たのは、あれはVシネマなんだろか。チャンネルNECOで興味本位で見た「極道の食卓」の劇中。
松平健さん演じる組長を中心に展開するすったもんだのストーリーで、タイトルのとおり、料理にまつわるネタが多い。もちろん組長も料理に明るいのだが、このメニューはたしか、とあるチンピラの、子どもの頃の懐かしい味という話。

で、やってみた。


まず魚肉ソーセージに焼き色をつけて別に取り、残りの油で野菜を炒める。しんなりしたら再びソーセージを混ぜケチャップで調味するというもの。
野菜はテレビを見た感じ、ピーマン、玉ネギあたり。自分はちょうど余っていたニンジンを足したが、実際には簡素なものだったような気が。
さらに自分は砂糖をひとつまみ。

印象。こういうものには「懐かしい味」なんて言葉がよく使われるが、実際そんな気になったのが不思議。
我が母はトマトケチャップをあまり好まなかったようで、小さな頃の食卓を思い返せば、ケチャップで炒めた焼き飯や俗にいうナポリタンスパゲッティの記憶は薄い。
だがそんな気になったのは、昔はこういう甘くどい味のものが多かったからではないかと思うのだった。
言ってみれば、昔、確かにあったな、という味。そんな感じ。

それにしても、トマトケチャップって美味しいものなんだなと改めて思う。
今まで無造作に使っておりましたわ。
スイマセン。カゴメさん、ハインツさん。

卵かけご飯について知った新しいこと

2012-11-21 | こしらえた話。
いつだったか、何だったかで鰹節についてふれたところ、ブロ友様より卵かけご飯に鰹節を使うと美味しい的な話をコメントでいただいた。

驚くほどのことでもないが、ふと思えばやったことがない(ちなみに、味付け海苔をもんで散らしたことはある)。
想像するに、アリな話でもあり、美味しいなら人生のプラスになることなので、これはやってみなければ。

とはいえ、鰹節。卵を溶く時に加えるのか、ご飯に卵をかけてから加えるのか?


ということで、リスクの少ない方を選択。
ちなみに我が卵かけご飯。溶いた卵のみをご飯に混ぜてから、醤油をポタポタと垂らすという食べ方。こうすることで、卵の風味が引き立ち、かつ醤油も直接舌に触れるので味を感じやすい、すなわち醤油が少なくて済むという訳だ(貧乏だからじゃないよ。減塩対策ってことで)。

さて試食。

あ、美味しいかも。鰹節の風味がほんのり。もちろん旨味もある。いつもの卵かけご飯に滋味が増した感じだ。
これはリピートもの。ふわりとかけただけの鰹節にどれだけの量の養分があるか分からないが、栄養も増す気がする。おまけにネコになった気分も味わえるのだった。


それにしてもすごい雪となった。がんがん積もっておる。
初雪が遅かった、その帳尻を合わせようとしているのか。