Mちゃん(小5):
「パッヘルベルのカノン」、先週は右手と左手を合わせるのが難しくて、一度タイミングをとりそこなうと なかなかペースを取り戻すのが大変でした。
今日はどうでしょう。
左手は単純な、二分音符の通奏低音。簡単なはずなのに、複雑な右手と一緒に弾くと、つい右手に引きずられて 音を見失ってしまいます。
「左手だけ、先に覚えてごらんよ」先生は言いました。
「ドーソーラーミー、ファードーファーソー。これの繰り返しって、わかってるよね?」
「うん、わかってるんだけど、右手といっしょだとめちゃくちゃになっちゃう・・・」
「気をしっかり持って。負けないようにがんばるんだよ。あと、左手の指番号を、しっかり確実に。適当にやってると、迷子になっちゃうよ」
Mちゃんは、左手の音の流れと指番号とを連携させて、「よし、覚えた!」と しっかり頭に(手に)入れました。
そうして、両手で弾いてみると、不思議なことに 難しくて弾きにくいかなあ、と思っていた右手のバリエーションも、左手に合わせてスラスラと出てくるではありませんか。
もともと、Mちゃんは右手のバリエーションは 楽譜を見ないで口ずさむことができるほどに覚えていたのでした。
それなのに、ちょっとした左手の指使いがあいまいだったため、右手もすんなりと流れなくなっていたのでした。
でも、もうだいじょうぶだね。
来週は きれいに仕上げをして聞かせてもらう約束をしました。
指使いは、とても大事。
ちょっと考えると、とくに単純な音づかいだったりしたときに、「どの指でもいいや。どれでも弾けるし」などと思って 指使いをおろそかにしていると、大きくつまづいたり能率が悪くなったりします。
みんなも、うんとベテランになれば、必ずしも本に書いてある指使いじゃなくても 自分のための、自分に合った指使いを考えて弾くこともできるようになるでしょう。
だけど、学習中の今は、本に書かれている指使いが、たぶん、みなさんに一番使いやすい、ムダのない指使いであるはずです。
なので、よく楽譜の指使いを見て、きちんと守って弾けるように努力しましょう。
「パッヘルベルのカノン」、先週は右手と左手を合わせるのが難しくて、一度タイミングをとりそこなうと なかなかペースを取り戻すのが大変でした。
今日はどうでしょう。
左手は単純な、二分音符の通奏低音。簡単なはずなのに、複雑な右手と一緒に弾くと、つい右手に引きずられて 音を見失ってしまいます。
「左手だけ、先に覚えてごらんよ」先生は言いました。
「ドーソーラーミー、ファードーファーソー。これの繰り返しって、わかってるよね?」
「うん、わかってるんだけど、右手といっしょだとめちゃくちゃになっちゃう・・・」
「気をしっかり持って。負けないようにがんばるんだよ。あと、左手の指番号を、しっかり確実に。適当にやってると、迷子になっちゃうよ」
Mちゃんは、左手の音の流れと指番号とを連携させて、「よし、覚えた!」と しっかり頭に(手に)入れました。
そうして、両手で弾いてみると、不思議なことに 難しくて弾きにくいかなあ、と思っていた右手のバリエーションも、左手に合わせてスラスラと出てくるではありませんか。
もともと、Mちゃんは右手のバリエーションは 楽譜を見ないで口ずさむことができるほどに覚えていたのでした。
それなのに、ちょっとした左手の指使いがあいまいだったため、右手もすんなりと流れなくなっていたのでした。
でも、もうだいじょうぶだね。
来週は きれいに仕上げをして聞かせてもらう約束をしました。
指使いは、とても大事。
ちょっと考えると、とくに単純な音づかいだったりしたときに、「どの指でもいいや。どれでも弾けるし」などと思って 指使いをおろそかにしていると、大きくつまづいたり能率が悪くなったりします。
みんなも、うんとベテランになれば、必ずしも本に書いてある指使いじゃなくても 自分のための、自分に合った指使いを考えて弾くこともできるようになるでしょう。
だけど、学習中の今は、本に書かれている指使いが、たぶん、みなさんに一番使いやすい、ムダのない指使いであるはずです。
なので、よく楽譜の指使いを見て、きちんと守って弾けるように努力しましょう。