HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ねこふんじゃった・ピアノ遊び

2009年09月17日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
以前に比べて、指がしっかりしてきたなあ、と思います。
リズムもよく理解して、正確に弾けるようになってきました。

今日は、テキストとテキストの合間に ふとM2ちゃんが弾いた「ねこふんじゃった」のメロディーを捉えて、一緒に遊んでみました。
「『ねこふんじゃった』って、輪唱になるんだよ」と先生。
「輪唱って?」とM2ちゃん。
「輪唱って、『♪かえるのうたが~、かえるのうたが~、』とか、後から追っかけて歌っていく歌だよ」
「ああ~、わかった。」
M2ちゃんは、輪唱の意味がわかったようです。
「じゃ、M2が先に弾くから、先生、あとから弾いて!」
「いいよ♪」

♪ねこふんじゃった、ねこふんじゃった、ねこふんじゃ、ふんじゃ、ふんじゃった

までMちゃんが弾いたら、先生が♪ねこふんじゃった、ねこふんじゃった、と弾き始めます。
二人は、ピッタリ8小節ずれたメロディーを、一緒に並行して進めていきます。
これはかなりの大合奏になりますよ。みなさんもやってみてごらんなさい。

「ね?おもしろいでしょ。二人だけじゃなくて、もっと大勢でも、順々にずらして、一緒に輪唱できるんだよ」
「へえー、すごいね。えーと・・・」
M2ちゃんは ピアノの上の 黒鍵が二つずつ並んでるところ・・・「ねこふんじゃった」の「ねこ」と弾く鍵盤が、何箇所あるか 端からジャン!ジャン!とさわって数えていきました。そして
「四人は一緒に弾けるな!」と結論を出しました。
「じゃ、今度お友だちとやってみてごらん」
「うん」

実際には、手をクロスさせたり、広い音域を使ったりするため 1台のピアノで四人が同時に弾くのはちょっと無理だと思います。
しかし、今そんなことをM2ちゃんに言ってあげるのは、余計なお節介というもの。
まずやってみて、そして「四人じゃ無理だ」と気づいたらいいのです。
そのとき、子どもたちは柔軟な頭で、ダメだった原因を考えたり、次なる手段を編み出したりして、遊びを発展させていくでしょう。
交代に弾く、という工夫をするかもしれないし、片手ずつ分担すれば 大勢で弾けるよ、などとなるかもしれない。
または音楽室なら、何台も楽器をつかって弾くかもしれない。

遊びの原点は"試行錯誤"!\(^O^)/
小さいみんな、たくさん「アレ?ヘンだな」という経験をして、たくさん工夫をして、たくさんワクワクしてね。
遊び心は すごい高度な脳の活動なんだから