Tちゃん(新3年生):
3年生になったので、今までより30分遅く、レッスンを始めることになりました。
約束の4時・・・Tちゃんはまだ現れません。
10分ほど遅れて、ようやくTちゃんが到着しました。
「何時に家出てきたの?」ときいてみると、
「3時45分ごろなんだけど~」
「じゃ、25分歩いてたってこと・・・?」
「うーん、そういうことだね」
3年生になっても、相変わらずマイペースのTちゃんです。
「トトロの楽譜忘れた・・・」
「な~んだ、今日はがんばろうと思ったのに。じゃしょうがない、『曇りのち、快晴』をやろう!これも大事だからね」
全員合奏『曇りのち、快晴』、Tちゃんはエレクトーンの係りです。
メロディーを弾くよりも、オブリガートや裏メロを弾く方がずっと多いこのパートは、曲をよくとらえて 出番をまちがえないような判断と、瞬発力が要求されます。
エレクトーンの椅子にちょこんと正座したTちゃん、先生の弾く「全体の曲」に、その都度うまい具合にオブリガートを投入しなきゃならないのですが・・・
「今だよっ、今、出てこなきゃ!」
「あ~、今度は早すぎだ」
など、なかなかスパッ!と入れません。
「いくつ待って入るの?」などと聞いていますが、こういうものは、数ではなく 感覚でパッと入ることに慣れた方がいいと思うので、くり返しメロディーを弾いて、耳に覚えてもらう方法をとっています。
何回かやっているうち、おにいちゃんのTくん(新5年生)が来たので、
「ちょうどよかった、Tくんも入って!」と、エレクトーンの左側に、Tくんも座ってもらいました。
Tくんは エレクトーンのコード伴奏係りです。
下鍵盤で、左手のコード伴奏を弾くのです。
Tくんのパートをひととおり練習してもらい、Tちゃんのオブリガート、先生のピアノと合わせて、イントロ部分をやってみました。
T&Tきょうだいは 今年で発表会は5回目ぐらいになるのでしょうか。
こうしてアンサンブルをしてみると、なんだかんだ言っても けっこうアンサンブルセンスが身に付いていて、「ホホゥ・・・」と思わせてくれました。
二人がそれぞれ、自分のレッスンをひととおり終えたところへ、新6年生のM&Mコンビがやってきたので、今度は4人で、「曇りのち、快晴」をやってみることに。
Mちゃんがピアノ、M3ちゃんがキーボードでメロディー、Tちゃんがエレクトーンの高音でオブリガート、Tくんがエレクトーンの低音でコード伴奏です。
「あたしのグリッサンドからだね!」と、Mちゃんは右手に、毎度発表会で誰かしらが使って活躍している「指なし手袋」をはめます。
これで弾くと、手が痛くならないで、ピュ~ン!と 見事なグリッサンドが弾けるんだよね。
「じゃ、いくよ、いい?ワン、ツー、スリー、フオー!」先生がカウントすると、間髪を入れず 絶妙なタイミングでMちゃんのグリッサンドが入ります。
続いてTくんのコードと、M3ちゃんのメロディーが入り、途中からTちゃんのオブリガートが加わります。
「い~じゃん~\(^O^)/ うまくできてるー」
ほんとに、初めて合わせたのに なかなかうまくできてる。
みんな、アンサンブルセンスがいいです。
一人一人は、まだうまく弾けてなかったり覚えてなかったり、の所がいっぱいのはずなんだけど、一緒に弾くときは、ちゃんと合わせて いい感じにやってる。
さすが長年、ヒバリ教室でセンスを磨いた子たちだ。
今日はイントロだけなので、すぐ終わっちゃったけど、これから続きも楽しみです。
「この調子で、よく練習しておいてね~」
「はぁーい」
と T&Tが帰っていった後をみると、エレクトーンの上に「T」と名前を書いた楽譜が忘れられている。
Tちゃん・・・「トトロ」持ってくるの忘れて、帰りには「曇りのち」もって帰るの忘れて、移動するたびに ひとつずつ持ち物がへっていっちゃうんじゃ・・・
ほんにキミは、ウォーリーみたいなヤツだ・・・
ところで、ユニークマイペースキャラのTちゃんと、もう一人 まったりマイペースM3ちゃんとは、学年は違うものの 共通点がたくさんあり、意見も合うようなので、今回、新しいユニットを作って、なにかアンサンブルしたら?!ということになりました。
今日、二人にいくつかの候補曲をプレゼンしてみた結果、二人の演奏曲は 夏のコンサートにふさわしく ハワイアンのゆらゆらした曲「タイニー・バブルス」に決まりました。
この二人の、新ユニットが どんな演奏を展開してくれるのか。
今年のコンサート、またひとつ面白いステージができそうだ。
3年生になったので、今までより30分遅く、レッスンを始めることになりました。
約束の4時・・・Tちゃんはまだ現れません。
10分ほど遅れて、ようやくTちゃんが到着しました。
「何時に家出てきたの?」ときいてみると、
「3時45分ごろなんだけど~」
「じゃ、25分歩いてたってこと・・・?」
「うーん、そういうことだね」
3年生になっても、相変わらずマイペースのTちゃんです。
「トトロの楽譜忘れた・・・」
「な~んだ、今日はがんばろうと思ったのに。じゃしょうがない、『曇りのち、快晴』をやろう!これも大事だからね」
全員合奏『曇りのち、快晴』、Tちゃんはエレクトーンの係りです。
メロディーを弾くよりも、オブリガートや裏メロを弾く方がずっと多いこのパートは、曲をよくとらえて 出番をまちがえないような判断と、瞬発力が要求されます。
エレクトーンの椅子にちょこんと正座したTちゃん、先生の弾く「全体の曲」に、その都度うまい具合にオブリガートを投入しなきゃならないのですが・・・
「今だよっ、今、出てこなきゃ!」
「あ~、今度は早すぎだ」
など、なかなかスパッ!と入れません。
「いくつ待って入るの?」などと聞いていますが、こういうものは、数ではなく 感覚でパッと入ることに慣れた方がいいと思うので、くり返しメロディーを弾いて、耳に覚えてもらう方法をとっています。
何回かやっているうち、おにいちゃんのTくん(新5年生)が来たので、
「ちょうどよかった、Tくんも入って!」と、エレクトーンの左側に、Tくんも座ってもらいました。
Tくんは エレクトーンのコード伴奏係りです。
下鍵盤で、左手のコード伴奏を弾くのです。
Tくんのパートをひととおり練習してもらい、Tちゃんのオブリガート、先生のピアノと合わせて、イントロ部分をやってみました。
T&Tきょうだいは 今年で発表会は5回目ぐらいになるのでしょうか。
こうしてアンサンブルをしてみると、なんだかんだ言っても けっこうアンサンブルセンスが身に付いていて、「ホホゥ・・・」と思わせてくれました。
二人がそれぞれ、自分のレッスンをひととおり終えたところへ、新6年生のM&Mコンビがやってきたので、今度は4人で、「曇りのち、快晴」をやってみることに。
Mちゃんがピアノ、M3ちゃんがキーボードでメロディー、Tちゃんがエレクトーンの高音でオブリガート、Tくんがエレクトーンの低音でコード伴奏です。
「あたしのグリッサンドからだね!」と、Mちゃんは右手に、毎度発表会で誰かしらが使って活躍している「指なし手袋」をはめます。
これで弾くと、手が痛くならないで、ピュ~ン!と 見事なグリッサンドが弾けるんだよね。
「じゃ、いくよ、いい?ワン、ツー、スリー、フオー!」先生がカウントすると、間髪を入れず 絶妙なタイミングでMちゃんのグリッサンドが入ります。
続いてTくんのコードと、M3ちゃんのメロディーが入り、途中からTちゃんのオブリガートが加わります。
「い~じゃん~\(^O^)/ うまくできてるー」
ほんとに、初めて合わせたのに なかなかうまくできてる。
みんな、アンサンブルセンスがいいです。
一人一人は、まだうまく弾けてなかったり覚えてなかったり、の所がいっぱいのはずなんだけど、一緒に弾くときは、ちゃんと合わせて いい感じにやってる。
さすが長年、ヒバリ教室でセンスを磨いた子たちだ。
今日はイントロだけなので、すぐ終わっちゃったけど、これから続きも楽しみです。
「この調子で、よく練習しておいてね~」
「はぁーい」
と T&Tが帰っていった後をみると、エレクトーンの上に「T」と名前を書いた楽譜が忘れられている。
Tちゃん・・・「トトロ」持ってくるの忘れて、帰りには「曇りのち」もって帰るの忘れて、移動するたびに ひとつずつ持ち物がへっていっちゃうんじゃ・・・
ほんにキミは、ウォーリーみたいなヤツだ・・・
ところで、ユニークマイペースキャラのTちゃんと、もう一人 まったりマイペースM3ちゃんとは、学年は違うものの 共通点がたくさんあり、意見も合うようなので、今回、新しいユニットを作って、なにかアンサンブルしたら?!ということになりました。
今日、二人にいくつかの候補曲をプレゼンしてみた結果、二人の演奏曲は 夏のコンサートにふさわしく ハワイアンのゆらゆらした曲「タイニー・バブルス」に決まりました。
この二人の、新ユニットが どんな演奏を展開してくれるのか。
今年のコンサート、またひとつ面白いステージができそうだ。