HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

三味線・二回目

2010年04月28日 | いろんな楽器
「三味線体験講座」二回目に行きました。
いえ、正確には三回目です。
先日、先生から電話がかかってきて、「三味線が直ったから、都合のいいときに取りにいらっしゃい」とのことで、すぐ取りにうかがったのです。
ヒバリが持っていった古い三味線は、調弦の糸巻きが固く、動かなくなっていたので、先生があずかって直してくれたのです。

三味線の糸は、ちゃんと締めたりゆるめたりできるように、直っていました。
そのうえ、棹(さお)の部分には、勘所(かんどころ)=(ギターなどで言う「フレット」のこと。)の番号が印刷されたシールも貼っておいてくれたのです。

さて、今日は、前回教わった楽器の構え方、撥(ばち)の持ち方や打弦の仕方、楽譜の読み方の復習をして、それから前回やった「数え歌」を弾きました。
それから、新しい曲として、「さくらさくら」と「荒城の月」も習いました。
とても穏やかで気さくな「坂上二郎さん似」のじーちゃん先生は、よく笑い、親切に、丁寧に、教えてくれたので、何にもしらないヒバリでも、なんとか歌を弾くことができました。
先生が「さーくーら~、さーくーら~」と歌いながら、三味線を弾きます。
それにあわせて、ヒバリも、楽譜を見たり、撥(ばち)を見たり、勘所(かんどころ)を見たり、先生を見たり、忙しくキョロキョロしながら、まちがえないよう一生懸命弾きます。
真剣になると、ついヒバリもいっしょに「さーくーら~」と歌ってしまいます。
残念なのは、二人の三味線と、声が、あんまり、というかほとんど合っていないこと、かな。
先生は耳が遠いので、たぶんヒバリの音は、あんまり聞こえてないと思います。
よりよい音になるように リードしてはもらえなさそうな気がしますが、ヘタに弾いても、いちいち「音程が悪い!」と指摘されることはないので気楽です。

1時間弱の 講習が終りました。
「どうしますか?」と先生がききました。
お稽古に入門するかどうか、ということです。
せっかく、ちょびっと教えてもらった三味線なので、入門してみることにしました。
5月から、月2でお稽古してもらうことに決めました。

どうなるかな~

きらきら星

2010年04月28日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
先週、彼女と約束していた「Sちゃんのためにアレンジする『きらきら星』」の楽譜。
今日、約束どおり、最初のテーマ部分を作って、Sちゃんに「ほらっ」と渡しました。
「わあっ、ありがとう!」
Sちゃんは、息をのんで 譜面代に置いた楽譜を見つめました。
「さっそく弾いてみよう! でもその前に、ちょっと説明するね」
先生は、楽譜を示しながら 始めに知っておいてもらいたいことを説明しました。

右手は、記譜よりオクターブ高く弾くこと。そのために、オクターブ記号がついている、ということ。
左手は、いつものヘ音記号ではなくト音記号の位置なので気をつけること。
ところどころ、オクターブ下で弾く記号がついているので、よく見ること。

このアレンジでは、きらきら星らしく 高い音を中心に使用します。
弾く音をそのまま音符にすると、習っていない高い音がたくさん出てきてしまうため、譜面を読むだけで とても難解になってしまいます。
それを防ぐために、オクターブ記号を多用しました。
オクターブ記号で 上の指示さえすれば、使う音符は、今までに知っている範囲だけですみますからね。

さて、楽譜の方ですが、右手は、Sちゃんのよく知っているメロディーですから、1~2箇所に指換えの番号を書けば すぐおぼえられそうです。
左手の伴奏は 少し動きが多く、モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」の出だしを彷彿(ほうふつ)とさせるようなイメージで書きました。
もちろんモーツァルトの通りに書けば パクリになってしまうし弾きにくいし、なので、似てはいるけれでも もっと易しく、雰囲気のみ感じられるような音使いに工夫しました。

易しく、とはいえ、今までにSちゃんがテキストで経験してきた曲に比べれば音域も広く、難しいです。指番号も、たくさん書き込まないと、指がたりなくなってしまいます。
Sちゃんは、真剣に楽譜を見つめながら、いっしょうけんめいに弾いてみています。
「・・・むずかしい?」先生は思わずききました。
Sちゃんは何と言ったでしょう。
「でも、がんばってみる。できると思う!」
こう、はっきりと決意を表明しました。
Sちゃんなら、必ずがんばれると思います。できると思う!
さあ、いよいよ「きらきら星・Sバージョン」の旅の始まりです。