HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ベテランだね

2010年04月17日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
今年のコンサートに向け、初めてのラテンミュージックにチャレンジしています。
曲は「ティコティコ」。ラテン音楽の古典ともいうべき名曲です。
ラテン特有の 前ノリ連続のシンコペーションリズムをベースに、いくつかの部分に分かれた大規模な構成となっています。

今回は先生のアレンジで曲を弾くのですが、コードの弾き方を勉強しているY子ちゃんなので、伴奏の方はいちいち事細かに書き込まず、コードネームのみ記しておいて、弾き方はその都度 実践で伝えたり工夫したりしながら レッスンを進めています。

途中 何度も転調があったり、コードが何種類も出てきたり、けっこう大変かもしれませんが、Y子ちゃんはがんばってマスターしていってくれてるので、この調子で行けるところまで、アレンジを加えながら進めていきたいと思っています。

みんなで弾く曲「曇りのち、快晴」では、ピアノでベースの役をやってもらうのですが、ヘ音記号 1段分だけを見ながら弾くというのは、けっこう錯覚を起こしてしまうものです。
普段は ト音記号・ヘ音記号2段いっぺんに書かれた「大譜表」を見慣れているので、合奏のスコアで ヘ音記号の部分だけ見ていくことになると、ついト音記号読みになってしまい、「レじゃないよ、ファだよ!」とか「ミじゃなくてソ!」とか しょっちゅう先生から突っ込まれることになります。
ま、これも経験のひとつなので、がんばって克服してもらいたいです。
Y子ちゃんは もうすっかりベテランなので、こうして「伴奏係り」とかの出番が多くなっています。
わかりにくいリズムとか、込み入った和音とか、新人には頼めないようなパートをいっぱいやってもらってる・・・
「悪いね・・・」「大丈夫です」と答えてくれるY子ちゃん。
あー、大人になったね~・・・頼りにしてるよ。


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先生が引き出しから探し出した「古い消しゴムたち」を、Y子ちゃんが「全部積み上げ」に成功した証拠の写真。

ロマン派ブラームスの♪

2010年04月17日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパ:
「大人のためのピアノ教本3」が、いよいよ最後の曲となっています。
最後を締めるのは ブラームスの「交響曲3番」より、第三楽章をアレンジしたものです。
ピアノ曲ではないので、オーケストラの重厚さを彷彿とさせる音色が たいへんリッチです。
これまでに いろんな曲のレッスンを通じて、「伴奏を和音としてとらえるように」「1つのフレーズは1つのモーションで弾くように」ということを実践してきたキノパパです。
今日はそれを踏まえて、最初の部分から 一つずつのフレーズを徹底的に美しく、そして自然なムーブメントで完全に弾けるように、というレッスンをしてみました。
たった1小節の1フレーズを、何度も何度も練習し、納得できる音が得られるまでくり返します。
それができるまで、先には進まない。
実は、これは大変高度なレッスンといえるのですが、キノパパは大人なので大丈夫だと思いました。
こうして練習したフレーズは、たった1小節でも本当に美しく響きます。
次回は、こうやってお家でも、1つずつフレーズを仕上げて、できあがったら次のフレーズを仕上げる・・・という風にやってきてもらうことにしました。
バイエルやチェルニーみたいな、機械的な練習曲ではないので、全体をゆっくり合わせるよりも、完成したフレーズを、数は少なくても大切につないできてください、と。

いつも隔週レッスンなのですが、今回はキノパパのスケジュールの都合もあり、来週またレッスン、ということになってしまいました。
1週間しかないんで、たくさんやらなくてもかまいません。
その分、少なくても大切に仕上げたフレーズを聞かせてもらえるのを、楽しみにしています。