HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

美しい音色で♪

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小6):
最近、おどろくほど変化してきたなあ、というのがM3ちゃんです。
ソロの曲「パッヘルベルのカノン」。
いくつものバリエーションを持った変奏曲なので、ひとつずつの変奏をまとめながら、次の変奏に着手していくように、と 先週アドバイスしてありました。
今日のM3ちゃんの左手は、非常にやわらかな美しい動きで、伴奏のアルペジオが弾けています。
ピアノの弾き方が、目に見えて大人らしく美しく洗練されてきているのがわかります。

先生との連弾「ソナチネ」、全員の中で唯一、短調の「ロマンス」を弾くM3ちゃんですが、今現在ただ一人、両手ができあがっています。
連弾で合わせながら、先生は次々と、抽象的で大人っぽい音を要求します。
「フレーズをふっくらと歌わせて!」とか、「ぐぐっと感情を高めて、高めて、高めて、ここで頂点に達して、そしてスッと翳(かげ)りを」とか。
M3ちゃんは、よくこれに応えて、甘く切ないメロディーを歌い上げています。
この「ロマンス」は彼女によく似合って、歌心をじゅうぶんに発揮できると思いますよ~

今日は、3年生のTちゃんと組んでの新ユニット「プリ☆キラ」の曲「タイニーバブルス」も、初めて弾いてみました。
手渡された コード付きメロディー譜を見ながら、先生の後について1フレーズずつ弾いていきます。

先 ミーレドソ~   M3・T ミーレドソ~
先 ファミレ~    M3・T ファミレ~
先 レードシソ~   M3・T レードシソ~
先 ミミレレド~   M3・T ミミレレド~

といった具合です。
二人とも、すぐメロディーを覚えて、リズミカルに弾き始めました。
もう先生が先に弾かなくても、自分だけで弾けそうです。
「M3ちゃんは、コード伴奏もつけてね」
「ウン」
M3ちゃんは、コード譜を見ながら弾いてみます。右手のメロディーに、コードをつけて、丁寧に弾いています。
「できるできる!じゃ、来週は本番に使うキーボードで、パーカッションもつけて弾いてみよう。スラスラできるようにしてきてね」
「来週ね」と言われた後も、M3ちゃんはやめないで、もう一度、またもう一度、伴奏つきの「タイニーバブルス」を弾いています。
M3ちゃんもまた、最近めざましく成長して「ミュージシャン」になってきました。
大きな可能性を感じさせてくれる、M3ちゃんのピアノです。


ミュージシャンに育ってきた

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小6):
ソロの演奏曲「フレディーズ・サンバ」を、着々と、そして楽しく進めています。
レッスンに来るたびに、先週にはなかった新しいアレンジやテクニックが、次々と先生から課せられます。こんなふうに・・・
先:「2回目のときは、ここにスケール入れてね。コードはAだよ」
M:「えーと、♯は・・・ドと、ファと、ソ?」
先:「そうそう!一気に2オクターブいくの」とか、
先:「Bのメロディーは、ぜーんぶオクターブで ばばーんと弾きたいんだ。届くかなあ?」
M:「うわー、きつきつ!」
先:「いけるいける。なんとかやってよ」
M:「うん、なんとかいけそうだ。夏までに、指、伸びるかな」
とか、
先:「次のページのここは、アルペジオで6連符を3連続!」
M:「うわ~」
などという具合に。
それでも、こういった曲はMちゃんにとても似合っていると思うし、よく先生に応えてくれていると思います。
また、M3ちゃんとのアンサンブル「YELL」のピアノパートでは、うって変わった細やかな音色を表現し、またよく練習もしています。
今年に入ったあたりから、大人っぽいミュージシャンに成長してきたというのを実感させてくれるMちゃんです。

「読む」「弾く」どっちが先?

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
「ドラゴンクエスト・序曲」、ファンファーレ部分はほぼ完成レベルになりました。
続いてテーマの部分に入っていますが、Tくんはどちらかというと、「譜面を覚えてから弾く」タイプです。

大人の生徒の中には、「譜面から目を離すと、曲がわからなくなる。譜面を見ないで弾く人はすごいですね」などという人もいますが、子どもの彼としては、「譜面を読みながら たどたどしく弾くなんて。サッと曲を覚えてから弾いた方がずっと楽」と思ってることでしょう。
その通り、覚えてから弾くと、曲に勢いがあり、フレーズ感もあって生き生きとしています。
デメリットは、「覚えた分しか弾けない」ということで、一度に弾ける分量が圧倒的に少ない、ということ。
というわけで、Tくんの「ドラクエ」、耳になじんだメロディーを 1フレーズずつ楽譜の中に発見しては、それを鍵盤で再現して納得していく、というスタイル。
読みながら弾いていけば、ゆっくりでも 確実にメロディーをたどることができるのになあ・・・という外野の思惑は あんまり役に立たないのです。

本当は、譜面をサッと一見しただけで、曲の感じや作曲家の意図をただちに読みとって、「読む」と「弾く」を同時進行で進めていけるように、というのが理想ですが、勉強中の生徒たちは、なかなか両方同時に、とはいかず「読む」か「弾く」かどっちかが優先される、ということが多いです。

ともあれ、Tくんの場合は断然「弾く」が優先。
この方法で、「曇りのち、快晴」のコード演奏も、ごきげんな記憶力でこなしています!(^◇^)

プリ☆キラ

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
「連弾ソナチネ」大分なめらかに弾けるようになってきました。
読譜も、けっこういけてる感じがします。
小さい小さいと思っていても、いつの間にかピアノ力(?)がついているんだなあ、と思える手応えです。

「曇りのち、快晴」のエレクトーン、こちらも「出」のタイミングが危なげなく出られるようになってきたし、6年生のM3ちゃんとの新ユニット「プリ☆キラ」での曲、「タイニーバブルス」を 今日初めて教えてみたんですが、これも快調にやれそうです。

※「プリ☆キラ」というのは、先生が思いついて T&M3に進呈したユニット名です。
 二人とも「プリンがキライ」だからです。
 「タイニーバブルス」練習については、M3ちゃんのコーナーにも書くのでご参照ください。