M&Mコンビ(小6):
今年は、7月の発表会で いきものがかりの「YELL」をデュエットで弾くことになっています。
小学校の合唱団に入っている二人なので、去年の発表会に初めて二人で弾いた「手紙・拝啓、十五の君へ」も、今回の「YELL」も、合唱の課題曲として知った曲、というのもうなずけます。
さて、今回の「YELL」は、Mちゃんにピアノ、そしてM3ちゃんにはエレクトーンを弾いてもらうことにしました。
ピアノの美しい分散和音と、しっとりとしたエレクトーンの旋律を合わせたら、すてきだろうな、と思ったのです。
実をいうと、このアレンジでは、「子どもだから、弾きやすいような音を使ってあげよう」とか「あまり難しくならないように」とかは考えずに楽譜を書きました。
普通に、「この曲が引き立つように」ということだけ考えて、ピアノ譜もエレクトーン譜も書いたので、小学生の二人にとっては、けっこう高いハードルだと思いつつ。。。
ま、難しいから時間かかるかもしれないけど、レッスンで引っ張っていくことに、などと思っていたのです。
ところが、驚いたことに、M&Mは二人とも 自主的に一生懸命練習を重ねたらしく、現在までに渡してある2ページ分を、自力でクリアしてきているではありませんか。
Mちゃん「あたし、今日は『YELL』に力いれて練習してきたんだ」
M3ちゃん「もらってる楽譜の分は全部弾けるよ」
えっ、ほんと?じゃ、さっそく一緒に弾いてみようじゃないか。
二人合わせて弾いてみると、ほんとだ!
難しい掛け合いも、分散和音も、ちゃんと練習して弾けるようにしてありました。
しかも、お互いをちゃんと感じながら、テンポも合わせています。
「すごい!できてるね~」
「あたしたちね、学校で、休み時間とかに練習してるんだよねっ?!」
「うん!」
そうか、そこまで、自分たちでやったか。えらいぞ。ならば・・・
先生は言いました。
「まず、M3ちゃんのエレクトーンを、先生が一回弾いてみるね。M3ちゃんは、先生の弾き方をよーく見てて。エレクトーンは、右足のペダルで、音の強弱を全部つけなくちゃいけないの。それも、ただフォルテやピアノ、ってつけるだけじゃなく、まるで声で歌っているかのように、ふっくらとした表情を、右足のコントロールで表現していくの。じゃ弾くよ。」
M3ちゃんは、先生が弾くのを、まじめな顔で見つめています。
「じゃ、M3ちゃん、弾いてごらん」
先生と代わって、エレクトーンを弾いたM3ちゃん。
なんと、さっきとは打って変わって 柔らかな艶のあるメロディーが流れたではありませんか。
具体的に、右足をどう使うか、などということはひとつも教えなかったのに、M3ちゃんは、耳でメロディーを聴いただけで、ちゃんと右足を上手に使って、美しい旋律を表現したのです
「それじゃ次は、Mちゃんのピアノを先生が弾いてみるよ」
先生は、今度はMちゃんのピアノパートの模範演奏をしました。
「右手は、はっきり浮き立つように弾いてね。でも決して、騒々しくなく。左手は、右手を邪魔しないように、しかし丁寧にふっくらと・・・アルペジオは一息で、ふんわりと弾いて。最初の部分は、オルゴールのように・・・ここのアルペジオは、次に始まるメロディーを導くように期待を込めて・・・2回目のメロディーに入ったら、さらに盛り上げて・・・」などなど、要求をゴマンとつけて。
「じゃ、二人でやってみて」
そうして、M&M二人で、もう一度会わせてみた「YELL」は、とてもとても美しい音楽となって輝き始めました。
M&M、去年より~ずっと~ きれいに~なった~
今後の仕上がりに期待できます!
今年は、7月の発表会で いきものがかりの「YELL」をデュエットで弾くことになっています。
小学校の合唱団に入っている二人なので、去年の発表会に初めて二人で弾いた「手紙・拝啓、十五の君へ」も、今回の「YELL」も、合唱の課題曲として知った曲、というのもうなずけます。
さて、今回の「YELL」は、Mちゃんにピアノ、そしてM3ちゃんにはエレクトーンを弾いてもらうことにしました。
ピアノの美しい分散和音と、しっとりとしたエレクトーンの旋律を合わせたら、すてきだろうな、と思ったのです。
実をいうと、このアレンジでは、「子どもだから、弾きやすいような音を使ってあげよう」とか「あまり難しくならないように」とかは考えずに楽譜を書きました。
普通に、「この曲が引き立つように」ということだけ考えて、ピアノ譜もエレクトーン譜も書いたので、小学生の二人にとっては、けっこう高いハードルだと思いつつ。。。
ま、難しいから時間かかるかもしれないけど、レッスンで引っ張っていくことに、などと思っていたのです。
ところが、驚いたことに、M&Mは二人とも 自主的に一生懸命練習を重ねたらしく、現在までに渡してある2ページ分を、自力でクリアしてきているではありませんか。
Mちゃん「あたし、今日は『YELL』に力いれて練習してきたんだ」
M3ちゃん「もらってる楽譜の分は全部弾けるよ」
えっ、ほんと?じゃ、さっそく一緒に弾いてみようじゃないか。
二人合わせて弾いてみると、ほんとだ!
難しい掛け合いも、分散和音も、ちゃんと練習して弾けるようにしてありました。
しかも、お互いをちゃんと感じながら、テンポも合わせています。
「すごい!できてるね~」
「あたしたちね、学校で、休み時間とかに練習してるんだよねっ?!」
「うん!」
そうか、そこまで、自分たちでやったか。えらいぞ。ならば・・・
先生は言いました。
「まず、M3ちゃんのエレクトーンを、先生が一回弾いてみるね。M3ちゃんは、先生の弾き方をよーく見てて。エレクトーンは、右足のペダルで、音の強弱を全部つけなくちゃいけないの。それも、ただフォルテやピアノ、ってつけるだけじゃなく、まるで声で歌っているかのように、ふっくらとした表情を、右足のコントロールで表現していくの。じゃ弾くよ。」
M3ちゃんは、先生が弾くのを、まじめな顔で見つめています。
「じゃ、M3ちゃん、弾いてごらん」
先生と代わって、エレクトーンを弾いたM3ちゃん。
なんと、さっきとは打って変わって 柔らかな艶のあるメロディーが流れたではありませんか。
具体的に、右足をどう使うか、などということはひとつも教えなかったのに、M3ちゃんは、耳でメロディーを聴いただけで、ちゃんと右足を上手に使って、美しい旋律を表現したのです
「それじゃ次は、Mちゃんのピアノを先生が弾いてみるよ」
先生は、今度はMちゃんのピアノパートの模範演奏をしました。
「右手は、はっきり浮き立つように弾いてね。でも決して、騒々しくなく。左手は、右手を邪魔しないように、しかし丁寧にふっくらと・・・アルペジオは一息で、ふんわりと弾いて。最初の部分は、オルゴールのように・・・ここのアルペジオは、次に始まるメロディーを導くように期待を込めて・・・2回目のメロディーに入ったら、さらに盛り上げて・・・」などなど、要求をゴマンとつけて。
「じゃ、二人でやってみて」
そうして、M&M二人で、もう一度会わせてみた「YELL」は、とてもとても美しい音楽となって輝き始めました。
M&M、去年より~ずっと~ きれいに~なった~
今後の仕上がりに期待できます!