HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

SUMMERのがくふ

2010年11月17日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
先週あげた「いとまきまき」。うたいながら、元気よく弾いています。
8分音符が連続するところも、指がよくコントロールできるようになりました。
音符もよく見て弾いてるしね。
メロディーがじょうずに弾けたので、「左手で『ソ』の音を一緒に合わせながら弾ける?」と提案し、簡単な伴奏をつけるようにしてみました。
「いとまきまき」の歌が、ずいぶんにぎやかに盛り上がってきました。

先週弾いてきかせてくれた「SUMMER」、今日もはじめの方を弾いてくれました。
 ソドレミレードドー ソドレミレードレーミミー
「ミファソーソソーソ ソーミドー ミファソーソソーソ ソーミドー」
先生が、続きのメロディーを1フレーズずつ歌ってあげました。Nちゃんは、それを聞きながら、後について弾きました。
ほら、ちゃんと「SUMMER」になった!
先週、ママと約束していたので、大人むきに やさしい1段の楽譜を作って、コードネームをつけたのを用意しておきました。
模範演奏をし、簡単にコードネームの説明をして、「弾いてみてくださいね」と 楽譜をあげました。
「うわあ、すてき!がんばります。パパが、これ大好きなので・・・」
「そうでしたよね。Nちゃんも、パパに弾いてあげてね。喜ぶよ。そうだ、Nちゃんも、楽譜書いてみようか」
Nちゃんは五線ノートをひらいて、色とりどりの色鉛筆で はじめの「ソドレミレードドー ソドレミレードレソーミー」を書きました。
「じゃ、これ、パパへのおみやげね。パパに『この楽譜みて弾いて』って渡してね」
Nちゃんち、全員が「SUMMER」の冒頭弾けるようになったら・・・なんかすごいな。

ばんそうむずかしいな

2010年11月17日 | レッスン日記(幼児)
M4ちゃん(年長):
「もりのこみち(らったった)」を、両手でちゃんと練習してきたはずなのですが、なんだかんだと言って弾きたがりません。
ソファーで見ているママは、「せっかく練習してきたのに。弾けるでしょ」と 不思議そう。
いつもしっかりしていて、なんでもよくできるM4ちゃんですが、その彼女にとっても、この「三拍子の伴奏をつけて両手で弾く」課題は重荷のようです。
1回、はじめからおわりまで通して弾くと かなりエネルギーも神経も使うんだろうし、それがしんどい、と感じているのがわかります。
無理ないね。まだ6才なんだもん。
でも、一旦「宿題」になって、そして自分でも練習をしてきた曲なのですから、「ちゃんとやりとげた」という手応えと達成感を体感しなければ、苦労したことがムダになってしまいます。
また、「グズグズしていれば、先生は許してくれる」と思ってしまうのもよくないことです。
今日は、M4ちゃんのグズグズを許さず、ビシッと弾かせました。
M4ちゃんは びっくりしたように、途端にシャキッとして、がんばって両手で全部弾きました。
よし。よくがんばったね。
ごほうびに、やさしくて楽しい「いとまきまき」の楽譜をあげました。
小人たちが靴を作っている絵も描いてあります。
「『できたできた、○○ちゃんのおくつ』のところには、好きな言葉を入れてね。だれのおくつにする?」
「うさぎちゃんにする!」M4ちゃんはたちまち生き生きして、楽譜に色鉛筆で、かわいいうさぎの絵を描きました。
「これ、ひけるかもしれない!」
すぐに右手を弾いてみました。細かいところはすぐにはできないけど、練習すればすぐにじょうずになりそうです。
「来週は、これを練習してきてね」
「うん!」
M4ちゃん、今週はリラックスして、ピアノ楽しんできてね。

スポーツ>芸術の秋

2010年11月17日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん:
10月を1ヶ月お休みして、先週からレッスンを再開しました。
今日は 先週に引き続き、バロック小曲集の「ソナタ」とクーラウの「ロンド」が課題曲です。
どちらの曲も、忙しいのにいつ練習するんだろうと思うほど、よく練習してあって、またHさんのすごい所は、「練習した=暗譜した」ということなのです
小さい子どもで、すぐ覚えてしまうというのは普通ですが、Hさんのような大人で(リタイヤした後の)こんなに覚えてしまうというのは、子どもみたいに(?)すごいと思います。

ところが、ちゃんと弾けてはいるのですが、なんとなくびみょ~な感じが 全体にもや~っと漂っています。
「あの~、なーんとなくびみょ~なんですよね・・・なんというか、テンポとかリズムとか・・・」と言うと
「やっぱり。」とHさんも、身に覚えありという反応です。
「リズムが、自信もって弾いていないのでキレがいまいちで 甘いですね。それから、フォルテとピアノのダイナミクスも、堂々とできていなくて、なーんとなくユルい、というか自信なげなんですけど」
Hさんは、「やっぱりねー。 ずっとお休みしてたので、どうもレッスンモードになかなか戻れないんですの。それに」
こう言ったとき、Hさんの目がキラリと輝きました。
「バレーボールとか、フィギュアスケートとか、始まってますでしょ」
そうだ!忘れてた。Hさんは、スジガネ入りの「元祖・スポ鑑ギャル(^O^)/」なんだった
どうりで練習に身が入らないわけだ!
「そうだ、そうでしたね!お相撲もあるしね?」
「そーうそうそう」
Hさんは、このときばかりは自信たっぷりにうなずいたのでした。

「元祖・スポ鑑ギャル」のHさんにとって、この季節は「スポーツの秋」>「芸術の秋」なのでした。