キノパパ:
今週から、ベートーヴェンの「メヌエット」が課題曲になりました。
聴けば誰もが、「ああ、聴いたことがある・・・」と思う、親しみやすいメロディーです。
深刻な大曲が多いベートーヴェンの曲としては、大変優しい感じの小品です。
ところが、聴くと弾くとは大違い。
優しいメロディーの影には、難しい指使いが潜んでいたのでした・・・
冒頭のフレーズ「シード、レード♯、レード♯、レード♯、レー、 ミーシドー、レーラシー」のところは三度の音程での重音になっていて、右手だけで そのダブルの音を弾いていくことになっています。
これが、楽譜に指定されている指使いで正しく弾こうとすると けっこう指がひきつったりよじれたりすることに。
メロディーこそ 小さな子どもたちでも容易に覚えられる簡単なものなのですが、さすがは大ベートーヴェンの曲。
気楽に鼻歌で歌えるこのメロディーは、正しく弾くとなると とても気楽とはいかないのです。
なので、ヒバリ教室では これまであんまり子どもたちに与えることのない曲でありました。
また、弾かせることになった場合は、メロディーのなめらかさに多少目をつぶり、楽譜通りでなく子どもにも弾ける指使いで代用させることが多かったのです。
今日、キノパパと 正しい指使いを練習してみて、ヒバリ先生は言いました。
「これが正しい指使いなんですけど、そしてこの指使いで弾けば、大変ピアニスティックで美しい旋律になるんですけど、でも、違う指でもいいですよ。とても大変ですから」
そして、代用案も示しました。
するとキノパパは何と言ったでしょう。
「がんばって、この通り練習します。指が柔らかくなるように、やってみます」
えらい!
それでは、一緒に頑張りましょう。
それでなくても、大人の人は子どもに比べて 指の柔軟性が劣るものです。
いくら手が大きくても、指が柔らかに拡がったり柔軟に動いたりしないと、広い範囲の和音やアルペジオが弾きづらいものです。
「私は指がうまく動かないので、早い曲は苦手です」とか「和音やアルペジオが弾きこなせません」という大人の人が多いのに、キノパパは敢えてその弱点を克服すべく挑戦しようというのです。
ヒバリ教室では今までめったに弾かれることのなかった「ト長調のメヌエット」が、ついにキノパパによって弾いてもらえることになりました。
楽しみです
今週から、ベートーヴェンの「メヌエット」が課題曲になりました。
聴けば誰もが、「ああ、聴いたことがある・・・」と思う、親しみやすいメロディーです。
深刻な大曲が多いベートーヴェンの曲としては、大変優しい感じの小品です。
ところが、聴くと弾くとは大違い。
優しいメロディーの影には、難しい指使いが潜んでいたのでした・・・
冒頭のフレーズ「シード、レード♯、レード♯、レード♯、レー、 ミーシドー、レーラシー」のところは三度の音程での重音になっていて、右手だけで そのダブルの音を弾いていくことになっています。
これが、楽譜に指定されている指使いで正しく弾こうとすると けっこう指がひきつったりよじれたりすることに。
メロディーこそ 小さな子どもたちでも容易に覚えられる簡単なものなのですが、さすがは大ベートーヴェンの曲。
気楽に鼻歌で歌えるこのメロディーは、正しく弾くとなると とても気楽とはいかないのです。
なので、ヒバリ教室では これまであんまり子どもたちに与えることのない曲でありました。
また、弾かせることになった場合は、メロディーのなめらかさに多少目をつぶり、楽譜通りでなく子どもにも弾ける指使いで代用させることが多かったのです。
今日、キノパパと 正しい指使いを練習してみて、ヒバリ先生は言いました。
「これが正しい指使いなんですけど、そしてこの指使いで弾けば、大変ピアニスティックで美しい旋律になるんですけど、でも、違う指でもいいですよ。とても大変ですから」
そして、代用案も示しました。
するとキノパパは何と言ったでしょう。
「がんばって、この通り練習します。指が柔らかくなるように、やってみます」
えらい!
それでは、一緒に頑張りましょう。
それでなくても、大人の人は子どもに比べて 指の柔軟性が劣るものです。
いくら手が大きくても、指が柔らかに拡がったり柔軟に動いたりしないと、広い範囲の和音やアルペジオが弾きづらいものです。
「私は指がうまく動かないので、早い曲は苦手です」とか「和音やアルペジオが弾きこなせません」という大人の人が多いのに、キノパパは敢えてその弱点を克服すべく挑戦しようというのです。
ヒバリ教室では今までめったに弾かれることのなかった「ト長調のメヌエット」が、ついにキノパパによって弾いてもらえることになりました。
楽しみです