HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

新入生も発表会に♪

2017年11月15日 | レッスン日記(小中高生)
Rちゃん(小1):
このブログ 初登場のRちゃん、この秋から ヒバリ教室に入門したばかりです。
中学生の大きいお姉ちゃんがいるというRちゃん、まだまだ甘えん坊さんかな。
毎週、教室に入ると、ソファーに置いてあるぬいぐるみの中から、お気に入りのワンちゃんを抱っこしてから出席シールを貼っています。
そんな「おっとり」のRちゃんですが、入門したとき、教室ではもう発表会の準備が始まっていました。
ヒバリ教室では、発表会は基本的に「みんな一緒に参加しよう!」というコンセプトなので、ドレミのドから習い始めたばかりのRちゃんも、否応なしにいくつもの曲に参加することになりました。
ソロ曲、オープニング、みんなでの合奏…
ソロは先生の伴奏と一緒に。
オープニングや合奏も、Rちゃんの習った範囲の音符、弾ける範囲のメロディーや楽器で、できる限り参加するようにしているので、毎週のレッスンは 1年生の新入生にはずいぶん盛りだくさんな内容です。

そんな中、フィナーレの全員合奏「よろこびの歌」を どうしたもんかなあ…と、先生は考えていました。
コンサートをしめくくる全員合奏だから、できることならRちゃんにも参加させてあげたい。
ところが、この曲はト長調で弾くアレンジにしてあるので、まだド〜ソまでしか習っていないRちゃんにはちんぷんかんぷんなのです。
メロディーは聞いたことあるんじゃないかなあ、と先生は考えました。
そして、まずは Rちゃんの読めるハ長調で楽譜をかいて、それをよーくー練習して覚えてから「今度はこの場所で弾いてごらん」と ト長調のポジションへ移行させてみよう、と計画を立てました。

今日、Rちゃんは ハ長調で書いてあげた「よろこびの歌」を、スラスラと弾けるようになっていました。
ピアノにも大分慣れてきたようです。
これならいけるかも?!
そこで、「この曲、こっちの場所でひいても、おんなじようにひけるんだよ。やってみて?」とト長調エリアへ誘って見たのですが、Rちゃんは少し弾いて見ただけで
「できない。難しい」と、悲しそうに手を止めてしまいました。
「そうか…違う場所だと難しい?」
「うん」
やっぱり「ドレミ」の音符で「ソラシ」の音を弾くのは難しいか…
でも惜しいな。ハ長調でならこんなにスラスラ弾けるのに、ト長調で弾けないだけで不参加なんて。
そこで、ヒバリ先生は強硬手段に出た。
Rちゃん用に 大きな音符でト長調の楽譜を書き、まだRちゃんが習っていない ラシドレ、の高い音の音符をいっぺんに教えてしまったのだ。
わかりやすいように 色エンピツで色分けもして。
その音符を見ながら、Rちゃんはそろそろと ト長調の「よろこびの歌」を弾きました!
できる! できるよ!
きっとすぐに、ト長調で弾けるようになるよ。
みんなと一緒に、フィナーレに出ようね!

Hさん予習の実力

2017年11月15日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
先週は 旅行でお休みだったので、今日は2週間ぶりのレッスンです。
普段「私は自分で勝手にやるとダメなんです。 間違ったまま練習してしまったら もう直りませんから、毎週こちらでチェックしていただかないと」と言っているHさん。しかも今回は、先々週のレッスンで バッハもソナタも、それまでの曲が合格して、両方とも新しい課題をやることになってしまっていたのです。
2週間もの間、アドバイスやチェックなしに一人で新曲を2つも予習できるでしょうか。
しかも旅行にも行くんですから、練習もままならないかもしれません。
「両方 新しくなっちゃいますね。どうしましょう? どちらか1曲だけにしておきましょうか?」と聞いたら、Hさんは
「しょうがないですもんね。どうせいつかは新しくなるんですから」と アッサリ2曲の宿題を持って帰ったのです。
そして今日。
バッハのプレリュードは曲の半分まで、そして ベートーヴェンのソナタ・第2楽章のロンドは2ページも予習してあったのです。
しかも音の取り間違いやリズムの間違いもありません。
「すごい!すごいですねー。お一人でこんなにいっぱい出来るなんて。バッハも曲の半分、それにロンドは 最初のテーマ部分だけかと思ったら2ページも」
「だって、先生さっき、もっと先までページめくろうとなさったじゃありませんか」
「いや、これだけ弾いてるなら、もしや全曲いってしまうのかと」
「それはありませんわよ」
「はいはい。しかもリズムもしっかり出来てましたよ。8分音符の連続とかはいいとして、この、お休みがたくさんある所は 待ちきれなくて先に行ってしまうかとドキドキしたんですが、それもしっかりお休み取れてて」
「それは、音を探して迷ってたからですよ」
「なるほど、迷ってたために ちょうどいいタイミングの休符になったんだ」
「そうですそうです」
いつもながら、褒められ下手なひねくれHさんとのノリツッコミです。
しかしHさん、実力つきました。
もう このくらいの曲は、すべて一緒にレッスンしてあげなくても、予習お任せ出来るのです。
Hさんにそう言ったって、「たまたまこの曲は簡単だったからですよ!」と言うぐらいがオチだろうけどね。