HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ブラームス作曲「間奏曲」

2017年11月12日 | クラシック曲
Tさん(大人)がレッスンに来ました。
今年の発表会では、ブラームスの「間奏曲118-2」という曲を弾きます。

ロマン派時代の作曲家ブラームス。
バッハ、ベートーヴェンと共に「ドイツ三大B」と言われている、偉大な作曲家です。
ルックスもよくって、若いころはとってもかっこよかったみたいです。

ブラームスは、音楽家ロベルト・シューマンを大変尊敬し、慕っていました。
師であるシューマンだけではなく、彼の家族ぐるみで親しくしてもらっていました。
ところが 恩師シューマンは若くして精神を病んで亡くなってしまい、あとには8人の子どもたちとクララ夫人が残されました。
クララは少女時代から活躍していた 名高いピアニストです。
夫ロベルト・シューマンの作曲した曲を、クララが演奏して世に広めたのです。

シューマン亡き後、ブラームスは、このクララ夫人と子どもたちを支え、生涯にわたって親交を続けました。
多くの文献が、彼らの間には深い愛情が通っていたと伝えています。
それが恋愛であったかどうかは定かではありませんが、若いブラームスが 年上のクララ夫人を愛し、慕っていたというのは事実のようです。
ブラームスは生涯 独身を通しました。
14歳年上のクララが76歳で亡くなると ブラームスの体調も一気に悪化し、翌年亡くなりました。63歳でした。

ブラームス晩年の作品で、クララに捧げた「6つの小品」というピアノ曲。
その中の、とてもロマンチックな「間奏曲」には、ブラームスとクララの睦まじい姿が浮かんでくるような甘やかな旋律、せつない旋律、神への祈りを思わせるような和声が交錯します。

今回、Tさんが心を込めて弾き込んできたこの曲を、発表会ではソロ演奏の「トリ」で演奏します。
先日の「くじ引き」で たまたま当たった「トリ」ですが(笑)、私はトリに最もふさわしい人選だと思います。
みなさま、大トリ「ブラームス・間奏曲」お楽しみに。

キラキラシールでがんばってる

2017年11月12日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2)のママからLINEが届きました。
見たら、Lちゃんがピアノに向かって 発表会の曲「メヌエット」を弾いてる動画が。
Lちゃん、元気いっぱいに弾いています。

昨日、あり合わせの紙に ☆の形をたくさん書いて、「『メヌエット』を1回弾いたら、この星のトンガリひとつに シールを1枚貼ってね。たくさんシールが貼れるようにがんばって」と言って、キラキラのシールもあげたのでした。
Lちゃん、昨日ピアノから帰って、すぐに2回弾いてシールを2つ貼りました、と、ママが写メを送ってくれていました。
今日も 動画を送ってくれたすぐ後には、キラキラシールが2つ目の星の4つまで貼れた写メも送ってくれました。
「まだまだですが、燃えてます!」というメッセージも添えてくれました。
すごい!Lちゃん、がんばってるね!

Lちゃんは、去年の秋からピアノを始めて、今回が初めての発表会です。
Lちゃんのママは、「まだまだ間違いだらけなのに、少ししか練習しないんです。大丈夫でしょうか・・・」と心配されていました。

Lちゃんに限らず、低学年の子どもたちは 漠然と練習することが苦手です。
そこで、昨日「キラキラシール作戦」を実行に移し、ママには「うんと応援してあげてくださいね」とお願いしておきました。
そして今日。
この張り切りようです。「燃えてます!」なんですから。
ママから
「褒め方を変えたらすぐに調子に乗りました」とのこと。
すごい!いったいどんな褒め方をしたら、この燃え燃えになったんでしょうか。
ききたいですよね。
Lちゃんのママ、ぜひ教えてください。