HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

キラキラシールいっぱい☆

2017年11月16日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2):
先週、「メヌエットを1回弾くたびにシールを貼ってね」と言って、きれいな薄紫色の紙に ☆の形をたくさん書いて渡してありました。
ピアノを習い始めてから やっと1年経ったばかりのLちゃんにとって、発表会で弾くバッハの「メヌエット」は とても難しい曲です。
それまでテキストでたくさん弾いてきた「知っている歌に、左手の伴奏がついている」というパターンのものとは大きく異なる、バロック時代のポリフォニー音楽。
普段は物覚えの早いLちゃんですが、この曲は なかなか覚えられず、手間取っていました。
それでも、自分で「メヌエットが弾きたい」と、初めての発表会に 憧れの曲を選んだのです。
どんなにしんどくても、一度もイヤと言ったことはありませんでした。
そして先週、とうとう、つっかえながらも最後まで弾けるようになったのです。
それから1週間。
今日、星に貼ったキラキラシールが1列、ズラリと並んだのを見せてくれながら、Lちゃんが弾いた「メヌエット」は、迷うこともなくスラスラと流れ、見違えるように生き生きと 自信にあふれたものになっていました。
Lちゃん、がんばったんだね。
これなら発表会で 上手に弾けそうだね。
でもLちゃんは、
「もっともっと、シールいっぱい貼りたい!」と流れまだまだやる気満々です。追加のシールをもらって、張り切って帰っていったLちゃん。
来週は どんなに上手になってるかなあ。
星は どんなにキラキラになってるかなあ。


本当はアカデミックで真面目なの。

2017年11月16日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小2):
「ねえ、教科書やろうよ。このごろやってないよ。バーナムも…」
教室に入ると、カバンに何冊も入ってる きれいなテキストやワークブックを取り出して、抱きしめています。
「そうだねえ。じゃ、最初に発表会の曲、サッと弾いちゃおか。それから教科書やバーナムやろうよ」
と先生。
発表会が近いんですから、その曲をベスト状態に保っておかなければなりません。
「うん、そうだね!」
ソッコー先生に誘導されて、発表会で弾く「2番目の星を右へ」を真剣に弾き始めます。
前に指導した「中間部は ペダルの残響を利用しながらのスタッカート奏法で」ということを忘れず、ちゃんと丁寧に弾いてる。
「ちゃんと、短く切って弾けたね。それじゃあ約束通り、教科書をやろう」
「わーい、やったー」
まだ7歳という年齢では、集中して1回弾けば上等かな。
今日は少し教室に来るのが遅かったので、残り時間が短く「それじゃあ簡単に弾けるバーナムにしよう」ということになりました。
嬉しそうに、的確に音符を読んで練習曲を次々弾いていきます。
マルを3つもらって、次のLちゃんが来たのでレッスンを終わりました。
小学校に入学する前、「Mは真面目に練習しないと思うから、ピアノを習わせるのは無理」とお家で言われていたMちゃん。
でも、こんなにしっかり、アカデミックな練習を、しかも喜んで進んでやっているのです。
Mちゃんがピアノ習えるようになって、本当に良かったと思います。