HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

おにのパンツの絵本だよー

2019年01月19日 | レッスン日記(小中高生)
日が暮れて 夕闇が辺りを包み始めたころ、ヒバリが二階の部屋にいると、閉め切った窓の外、下方の道路から かすかに声が聞こえてきました。
「おにーのパンツは いいパンツ〜」
あっ、アレは確かに Tくんに違いない。
外からよく見えるように 部屋の明かりを点け、カーテンと窓を開けてみると、やっぱり!
道路の向かい側にTくんがいて、二階のヒバリを見上げています。
「ほら!」
片手には 表紙に鬼が描かれた絵本を持っています。
「あっ、おにのパンツの絵本だ!買ってもらったの⁈」
「図書館で借りたの!」
Tくんはニコニコ顔で答えました。
ちなみに、もう片っぽの手に持っているのは「保冷剤」で、部屋が暑かったから保冷剤で涼をとっていたのだそうです。(笑)
「いいなー。今度見せて!」
「うん、あしたね!」
Tくんは 満足したように、おにのパンツの絵本と 保冷剤を持って帰って行きました。
明日のレッスン、また「おにのパンツ」で盛り上がれるぞ。
楽しみだ♪(^◯^)

Nちゃん・譜面を書いてみる

2019年01月19日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(中2):
この頃 耳コピして弾くのが随分板についてきて、それがとても楽しくなっているようです。
「今日は『モンキーマジック』をやってきました」
TV「TEPPEN」を見たら、ミッキー吉野さんが「モンキーマジック」を弾いていて、俄然インスパイアされてしまったそうです。
「モンキーマジック」、いい曲だ。
早速弾いてみるなんて、Nちゃん流石。
「イントロもやりたかったんだけど、よく分からなかった…」
と、メロディー部分からでしたが、曲の感じはよくつかんで弾けていたと思います。
「分からなかった」たいうイントロと、ところどころ曖昧だったコードを補い、冒頭をインパクトある弾き方に整えるのをアドバイスし、その感じで次回まとめてくることにしました。
「『ハートのエースが出てこない』もやってみました」と言うので、モンキーマジックより譜割りが簡単なこの曲を使って、少しずつ楽譜に書く練習を始めることにしました。
大譜表の譜面を作って 1段を4小節ずつに区切ります。
4拍子の曲なので、指で1、2、3、4、と拍を刻みながらメロディーを歌って、拍の中にどのように入れられているかを考え、それに当たる音符を当てはめて書き取っていきます。
ポップスなので、シンプルな曲とはいえ シンコペーション、音符と音符を繋ぐ「タイ」の記号などが、最初から
頻発( ひんぱつ)です。
Nちゃんは 冒頭部分をコーラスのように、音を重ねて弾いていたので、その音も書き加えなければね。
今日は 最初の4小節を書いてみました。
初めての「譜面書き」は大変だったけど、Nちゃんは 自分で書き上げた楽譜を見て「わー、書けた!」と感動していました。
これから たくさんの曲を耳コピしたり 自分でアレンジして弾いていく上で、その音楽を楽譜にして保存できる「採譜」は 是非身につけてもらいたいスキルです。
かなり専門的なワザになるかもしれませんが、がんばってほしいです。

ありのままで・工夫して弾く

2019年01月19日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん (中2):
「たまにはポピュラー曲でのんびり楽しむのもいいよ」と先生から渡してもらった曲集。
どれでも好きなのやってみて、と言われて 「なんとなく知ってるし」と選んだ「ありのままで」ですが…
この楽譜は コードネームは付いていますが、ちゃんと編曲されたピアノ楽譜、それも「上級用」なので 難しい!
「この通り 正確に弾かなくてもいいよ。難しい伴奏はコードの和音のみでも、動きを易しく変えて弾いてもいいんだから、工夫してみて」と言っておいたのですが、「うーん、ここからが意味不明だった。私、この曲 本当は知らないのかも」と 真ん中辺りで行き詰まっているようでした。
この本のアレンジが、華麗な伴奏やら飾りやらが交錯し過ぎて、どれがメインメロディーやらわからなくなっていたようです。
それを整理し、アレンジ譜のスタイルを参考にしながら、伴奏をアルペジオにし、サビの部分に重音を重ねたりして、曲全体のヤマ場となる中間部が 華やかに出来上がってきたので、こんな感じで練習してきてね、ということになりました。
ポピュラー曲や映画音楽、それとかクラシックでも オーケストラ曲などは、もともとピアノのために書かれたものではありません。
ピアノ楽譜があっても、それはアレンジ譜の中のひとつであって、絶対ではないのです。
メロディーはどのパートに入れられているか、伴奏はどんな雰囲気を伝えているのか、などを見つけながら弾いて行くのが大切です。
それらが、やがて自分で1からアレンジしていくようになった時にも役に立つのです。