HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Aちゃん・「威風堂々」を威風堂々と

2019年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん (小5):
「この曲って、もう合格したんだっけ?」と言いながらも、「威風堂々」の楽譜を広げて弾き始めました。
なんと、先週よりずっと迫力ある音の響き!
先週より、というより 今までのAちゃんのピアノ歴の中で一番の音量だ。
右手のメロディーも、左手の和音も、自信にあふれてビンビン響いてる。
「すごいねー すごく音が響いてた」と先生は拍手。
「ここの所が好き!」とAちゃん。
そうだろうそうだろう。
そこは、これからフィニッシュにかかる、最高に盛り上がる所だからね。
「なんか、ドラムロールが ドロドロドロ〜、ジャーン!て感じだよね」と先生。
「もう一回弾いてよ」と言って、先生は隣で低音パートを弾き始めました。
Aちゃんと二人での連弾になったので、いっそう迫力が増し、弾いてるAちゃんも ますます気持ちよく、力いっぱいピアノを鳴らしています。
そしてクライマックス〜フィニッシュ、先生の低音トレモロで、ドラムロールを再現。
ドロドロドロ〜ジャーン!
やった〜 \(^o^)/
Aちゃんは 楽譜に「大変よくできました」のシールを貼ってもらいました。

これまでずっと、どちらかというと繊細な感じの曲を好んでいたAちゃん。
また、しっかり・ハキハキしてる見かけとは裏腹に、間違いを恐れて気後れしたり、自信がなくて音が小さかったり、という「気にしぃ」的な気質が ずっとついて回っていたAちゃん。
それなのに今日の「威風堂々」は!
「好きな曲」ということと「ちゃんと弾ける」ということ、この両方の自信で、Aちゃんがこんなにも圧巻な音を出せたんだなー、と思うと、感動的でした。
まさに「威風堂々」なAちゃんのピアノでした!

Hちゃん・三丁目の夕日 臨場感ある弾き方で

2019年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん (小5):
「Always三丁目の夕日」をコード伴奏で弾いています。
先週の和音弾きから 今日は分散和音にバージョンアップしての演奏…
和音だけなら余裕で弾けても、伴奏が全部8分音符で動くとなると、右手との合わせが少し難しくなってくるよね。。。
時々つっかえながら最後まで弾いた後、先生がお手本を弾きました。
メロディーも伴奏も Hちゃんのパターンと全く同じなのに、まるでオーケストラ音楽のような起伏があります。
曲が終わり、最後のアルペジオがゆっくり消えていくと、Hちゃんは感じ入ったように「臨場感ある〜」と叫びました。
そう、コードネームが正しく弾けたら、次には情景を思い浮かべて、心を込めて弾いてみましょう。
どうしたら オリジナルのような ゆったり、しみじみした音楽になるのかな。
それには いろんな方法がありますが、

1. 伴奏形を考えて、ゆったりしたアルペジオや分散和音にしてみる
2. 強弱のメリハリをつけ、クライマックスに向かって盛り上がるようにする

などの方法で、ぐっと臨場感ある音楽になるので、ぜひがんばってみてください。

Cちゃん・くもりのち晴れ!

2019年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(小1):
ヒバリ教室では「バーナムのルーレット弾き」というのをやっています。
今習っているバーナムの、1つ前に修了した巻のバーナムを使い、ルーレットで弾く曲を決めて、終わった本も さらに完成度やスピードを高めたり、読譜の練習に役立てたりするのです。
今日、Cちゃんが オレンジのバーナムの番号決めに ルーレットを回したら 4番と出たので、グループ1の4番、グループ2の4番…と 順に弾いていきます。
4番系では、「晴れの日とくもりの日」というキーワードが続けて出てきます。
「晴れの日」はドミソ、Cのコード。
「くもりの日」は ミに♭が付いて ドミ♭ソ、Cm (シーマイナー)のコード。
Cは明るい感じの和音、Cmは暗い感じの和音なので、それぞれ 晴れ・くもりという名前がついているのでしょう。
Cちゃんは CとCmのコードが 、ジャン、ジャン、と和音になったり分散になったり、というパターンを しっかり弾きわけていきます。
最後の曲、グループ5の4番は「晴れの日とくもりの日の側転運動」というタイトルで、CとCmのコードによるアルペジオの課題です。
「側転だから、ペダルも使って弾こうか」と先生が持ちかけました。
「うん、わかった」
Cちゃんはペダルを踏みながら、Cのアルペジオ〜Cmのアルペジオ〜と巧みに弾いていきます。
もう、前に一度修了してる曲だからスイスイ弾けます。
最後の繰り返し記号を忘れずに、もう一度 C〜 Cm …アレ?
Cちゃん、Cmで終わりなのに、またCを弾いちゃってます。
勢いづいて またもう1回弾いちゃったよね、と思っていたら、Cちゃんは言いました。
「私、最後にもう1回『晴れの日』弾いといたよ!」
「そうか。『くもりの日』で終わるんじゃ暗いから?」
Cちゃんはうなずきました。
「そうだね。明るく『晴れの日』で終わった方がいいもんね?!」
「うん!」
弾く前に説明とかはしていなかったけど、Cちゃんは CとCmの響きの違いをしっかり感じたんだね。
その上、それらの響きに対しての自分の感覚を率直に表現してくれたんだね。
「くもり」で終わらせず、もう一つ「晴れ」をつけて解決する。
7歳のCちゃんならではの、ステキな表現!
そう思いませんか?!